あらすじ
顧客から、上司から、部下から「相談される」プロになるための教科書。
戦略コンサルティングファームのトップが、プロフェッショナルが身につけるべき「10の力」について伝授する。
聞く力:相談されることから仕事は始まる
先見力:常にクライアントの利益を第一に考える
献身力:正しい方向にクライアントを導けるか
突破力:自分の限界を超えるまで考えて考え抜く
巻き込み力:志とコミュニケーションで人を動かす
共創力:共にプロジェクトを創っていく
好奇心:常に新しいことを学び続ける
歴史観:歴史ぬきにブランドは語れない
忘れる力:ストレスは上手にコントロールする
恋愛力:個人と個人で惹かれ合う関係を築けるか
常に「最初に相談される人」であれ。
ロジカルであるだけでなくクリエイティブであれ。
ストレスは上手にコントロールせよ。
論理や分析に長けていることも大事だが、問題解決さえすればクライアントから信頼されるわけではない。
大事な恋人との未来を考えるのと同じように、クライアントとの未来を考え、大きなビジョンを実現させるために解決すべき課題を見つけることができるか。
若手のコンサルタントはもちろんのこと、顧客や上司、部下という「クライアント」に助言をする立場のビジネスパーソンすべてが身につけるべき極意がここにある。
クライアントから信頼が得られれば、「コンペなし」で選ばれる関係になれる。
【主な内容】
第1章 聞く力~相談されることから仕事は始まる
第2章 献身力~常にクライアントの利益を第一に考える
第3章 先見力~正しい方向にクライアントを導けるか
第4章 突破力~自分の限界を超えるまで考えて考え抜く
第5章 巻き込み力~志とコミュニケーション力で人を動かす
第6章 共創力~共にプロジェクトを創っていく
第7章 好奇心~常に新しいことを学び続ける
第8章 歴史観~歴史ぬきにブランドは語れない
第9章 忘れる力~ストレスは上手にコントロールする
第10章 恋愛力~個人と個人で惹かれ合う関係を築けるか
Column コンサルティングの歴史を振り返り、未来を考える
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
私自身SEからコンサルタントに転職して8年。仕事上、自分が大切にしている価値観や考え方が、適切な言葉で表現されている箇所が多々あり、うなづきなから、ときには、なるほどと感心しながら読みきりました。
コンサルタントを目指している人、コンサルタントになって数年の若い方には是非読んでもらいたいです。
Posted by ブクログ
『インテグリティ』に引き続き、著者の方にご紹介いただいた本。こちらの方が前の著作、かつ、タイトルの通り、よりコンサルタントとしての心構えに特化した本となっている。
トップコンサルタントとはクライアントのためにそこまでやるのかと身が引き締まる。クライアントのことを調べ、話を聞き、果ては自分が行きもしない飲み会のセッティングまで。。
コンサルタントと言えば、キレキレで話し上手なイメージだが、まず聞くことが大事という点は励みになった。
Posted by ブクログ
現在コンサルタントの方からこれから目指す方まで、コンサルタントとしての心構えや考え方を学べる本だと思います。ちなみに私は入社2年目の時にこの本に出会い、コンサルとしての考え方の基盤となった本のひとつになりました。今でも読み返すことがあるくらい心に響いています。
Posted by ブクログ
ATカーニー代表の岸田雅裕さんの自分語り本。パートナーの頭の中を垣間見れておもろい。内容はシンプル且つ特別なことはないけど、わかりやすい表現でライトに語られている感じが読みやすくもあり、信条的なものも感じやすかった。
Posted by ブクログ
コンサルティングというよりは、ビジネスマンとしての極意という印象かな。
まぁ、なんちゃって卒業生からやたらロジカルさばかりを強調した本がだされているので、そうしたことが本質ではないよということなんだと思う。
カーニーとして出して入るが、紹介されているのは、ブーズやローランド・ベルガーの仕事であろう。
面白かったのはブランドに関するくだりである
日本人・アメリカ人とヨーロッパ人とのブランドに対する意識の違いは興味深かった。
歴史観や美的センスに対する違いとでも言えばよいか。
アメリカはともかく、日本は歴史もあるし、似たような感覚を持てても良いような気はするが。