【感想・ネタバレ】ヒットの教科書 プロジェクトを成功させた「挑戦者」に学ぶのレビュー

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Posted by ブクログ

普段何気なく見る商品が、どのような背景で開発されたのか書かれていて面白かった。その時の市場や社内の動向、そして消費者の意見などが合わさって商品というのは生み出されているのだということを改めて感じた。また、CMもヒット商品には欠かせない要素で、そこにはあまり触れられていなかったが広告の側面からもヒット商品をほっていくと面白そうだと思った。
よく「主婦の意見をモニタリング」などあって、当たり前だけど世に出す前にいろんな試行錯誤が繰り広げられてちゃんと消費者の意見も聞いているんだって思った。
鍋キューブや、キリンフリー、ふちこ、太陽のマテ茶などが印象的。

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2021年08月12日

Posted by ブクログ

日経トレンディの連載がベースになっているが、それぞれの企業とブランドの置かれているところから「こうあってほしい」ということを消費者視点で見出して、地道にアプローチする事例が列挙されている。基本的なプロセスは同一で、どの会社でも社内を通すのに苦労しているが、大切なのは社内でも競合でもなく、ユーザのメリットなんだ、ということを改めて思い知らされる。
もっとも、後講釈的な面も否めないが、後日談としても「ストーリーとしての戦略」として読めるということは要素が満たされているからだろう。
消費財が多いのは当然だが、マーケティングに携わる場合には一読しておきたいものである。

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2014年11月11日

Posted by ブクログ

2020/2/15
共通するのは、徹底したお客さま視点。

・味の素 ギョーザ
 開発陣は、たびたび「消費者が気づかせてくれた」と繰り返した。正確に言えば、彼らが行ったのは、消費者すら気づいていない潜在的願望に対して「答え」を提示したことだ。それを可能にしたのは、トップメーカーの座に安住することなく、自らを疑い、常識を疑い、ひたすら「おいしさ」と「手軽さ」というシンプルな目標に向かった姿勢だ。それは一か八かの賭けではなく、揺るぎない自信と消費者視点を忘れない慎重さに裏打ちされた、新たな高みへの挑戦だった。

・ロッテ フィッツ
「キシリトール以降のガムは、機能性を強調したまじめな商品が主流でした。でも菓子は本来、楽しくて夢があり、そしてコミュニケーションのきっかけになるもの。フィッツは、その原点に立ち返った商品でもあります。」と森は言う。フィッツの開発は、掟破りの連続のように見えて、その実、「楽しさ」という菓子づくりの王道を貫いていた。それゆえ、潜在的な顧客を発掘できたのだった。

・キリン フリー
 実は社内でも、アルコールを含まない飲料をキリンビールが出す意義があるのか、と疑問の声が上がったこともある。その都度、梶原は「会社の革新的なイメージは、きっと消費者にも届くはず」と訴えた。伝統あるビール会社が、ビール好きの悩みに本気で応えた。そのメッセージが消費者に響いたとき、アルコールゼロのビール風味飲料という新しい市場の門が開いた。

・昭和産業 レンジでチンするから揚げ粉
 伝統を重んじるのはもちろん大切だ。しかし時には社是を裏切るに近いくらいの冒険がヒット商品を生むこともある。

・キリン メッツコーラ
 気まぐれな時代の空気と消費者感覚を読み切り、当初のコンセプトに固執せず、戦略を大胆に見直す。その柔軟な姿勢こそ、巨大ブランドが君臨する市場に挑む新商品の見事な健闘を呼び込んだ。

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2020年02月15日

Posted by ブクログ

伊右衛門特保のお茶
フィットカットカーブ プラスのハサミ
やさしいお酢(ミツカン)
レンジでチンするから揚げ粉(昭和産業)
ハリナックス(針のないホチキス)
鍋キューブ
ルックのおふろの防カビ燻煙剤
太陽のマテ茶
メッツコーラ

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2015年02月03日

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