【感想・ネタバレ】ヴィジュアル系の時代 ロック・化粧・ジェンダーのレビュー

あらすじ

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鮮烈で華麗な独自の美的パフォーマンスと、退廃のなかに愛と永遠を求める情熱的な音楽で新しいバンドスタイルを築きあげて若者文化に強烈なインパクトを与えたヴィジュアル・ロックを、ロック史や化粧、ジェンダー理論から縦横に解読して同時代を探求する。

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Posted by ブクログ

「というのも、当時の社会学者が少女たちを生産性のない消費主義者として糾弾したことに対し、ルイスはコスプレというパフォーマンスへの少女たちの意味付与の重要性を強調して反論を加えているからである」 ー 226ページ

コスプレと少女(女性)という問題系はこれまであんまり考えてこなかったけど、魔女研究をする上でこのあたりは真面目に読むべきなのではないかと思って手にとった次第。

宗教とサブカル、もっと突き詰めれば宗教とコスプレという問題系は意外や意外奥が深いのではないかという気がしてきている。ファンタジーにいかに関わるかという倫理の問題があって、コスプレはその一つの現れなのだとしたら、やはりこれはポストモダンの時代にいかに宗教に関わるかということにも大いに関係があるだろう。

あと、スピリチュアルにしろ魔女にしろ、女性優位な文化に関心を持つ傾向が僕にはあるらしくて、そのへんは家族が女系だからとか、通っていた小学校が女子大の附属だったからとかそういう影響があるのかもしれないなとふと思う。いやまあどうでもいいことではあるけれど。

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2013年06月27日

Posted by ブクログ

ヴィジュアル系バンドの成り立ちやら
少女マンガとの関連やら
コス集団のエスノグラフィーやら。
論集なのであくまで真面目にヴィジュアル系を論じてるが
参考資料:MALICE MIZER 写真が1ページにドーン!
とか急に出てくるとやけに可笑しかったり。

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2011年01月31日

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