あらすじ
貧困や争い、自分探し、私欲の暴走、家庭や共同体の崩壊……現在の困難に、老子ならどう答えるか。「『ない』方が『ある』」「無限小の力」とは何か。古典思想家の言葉が、現代に甦る。
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Posted by ブクログ
「老子」
という古典を読んだことはないが、どうやら非常に難解で、捉えどころがなくて、答えの用意されていなくて、というか答えなどないというスタンスで、私たちに考えさせる一方で、そんな行為に意味はないんだ、と揶揄ってくるようなそんなものなのだろう。
と、この本を読んで感じた。いや、大変面白く、そしてわけがわからなかった。
ただ、輝くような言葉が本書の中に出てくる。
「老子」を理解することができなかったが、自分も老子に会えたような気がする。(あくまでも気がする。)
Posted by ブクログ
とりあえず読み終わったけど、まだもやもやしている。
現代の少女が老子に出会って、問答するという形態。
水、無、道という、老子の思想の三大キーワードを扱っている。
とても読み口は軽いけれど、縦横無尽な語り口もあってか、これこれの内容でした、とうまく要約ができない。
こちらの理解力が及ばないからではあるけれど。
筆者は中哲の専門家。
哲学の人tって、対話形式の仕立てを好んで使うイメージがある。
老子と少女でなく、どちらが導き手とか、オリジナルっぽいものという形でなく、対等な二人の問答だったら・・・と思わないではない。
Posted by ブクログ
会話形式で読みやすいかなと思ったけれど、読みやすさとは別にやっぱり老子は難しかった……。「無」の章、「水」の章、「道」の章とあるけれど、水はなんとなく理解できる感じがした。無と道はもうなにがなんだか……。もう一度読み返そうと思います。
余談ですが、マンガ封神演義を読みたくなりました。老子つながりで。