【感想・ネタバレ】「ポイント・会員制サービス」入門―会員組織の構築と改善、成功のポイントと未来戦略のレビュー

あらすじ

ポイント・会員制サービスの運営コンサルの第一人者による、初の入門書。
成熟社会になって、ポイント・会員制サービスの運用の成否がビジネスの成否を決める時代のノウハウを紹介する。
大企業のポイントや会員制サービスを紹介するだけでなく、これまで消費者向けのビジネスを行っていたが顧客情報を取得していなかった業種(例:出版業)や、中小企業(例:街の飲食店)が新たに会員制サービス(例:メルマガ配信)を行う場合の手順や方法論を詳しく解説する。
また、既に会員制サービスを提供している企業においては、会員情報の「ビッグデータ」の山から、データ分析ノウハウ・技術によって、”プラチナデータ”を抜き出すことで、会員をセグメント化し、ある層にターゲティングすることで、次の施策を効率的に打つ方法を紹介する。


【主な内容】
第1章 ポイント・会員制サービスの魅力
第2章 ポイントプログラムの特徴と最新事情
第3章 会員制サービスの特徴と最新事情
第4章 会員制サービスを新たに始める場合はどうする?
第5章 会員制サービスをすでに提供している場合はどうする?
第6章 ポイント・会員制サービスの課題と新たなビジネスの可能性

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

2014年のものですが、2022年の今でも、基本的な部分は大変参考になりました。

ということは、消費者行動の本質と、企業が顧客に対して提供すべきものは変わらないってことですね、この8年、だいぶ時代は変わっているはずですが。

0
2022年06月20日

Posted by ブクログ

「会員制サービスは、顧客のロイヤリティを向上させ、中長期的に自社の収益を高めていく有効な手段である。…
 会員制サービスのひとつとしてよく導入されるポイントプログラムは極めて有効な方法ではあるが、すでに広く普及しているため、単にポイントだけで差別化するのは難しい時代でもある。ポイントを単なる『お得感を与えるサービス』で終わらせず、顧客のロイヤリティ向上に結びつける一歩進んだ施策が必要だ。」
「会員組織を構築すれば、会員情報という”ビッグデータ”の山を入手でき、そこから会員に紐づく”プラチナデータ”を抽出し、戦略・施策へ展開することができる。顧客情報の活用によって、売上拡大や顧客数の増加に6〜7割の効果が得られるが、さらに分析すると効果は7〜8割に上がる。」
会員制サービスを設けることとポイントプログラムを導入することはステージが異なることを改めて認識した。顧客情報の取得・活用はもちろん重要だが、ポイントはポイント額以上に発行にコストがかかるから、顧客情報が取得できるなら、同額の原資を投入するなら、ポイントよりも値引きの方が顧客にとってもサプライヤーにとってもお互いメリットがあるように思われた。ポイントプログラムは離脱防止の手段であり、冷静に考えればサプライヤー都合の発想だと思うと、ポイントプログラムに嫌気がさしてきた。

0
2021年08月08日

Posted by ブクログ

コンサルタントがポイント・会員制サービスを提案するにはいい本。これ一冊で経営者は納得させられるだろう。
ただ、今のトレンドの分析が中心で、未来志向は弱い。
果たして2020年まで、今のTポイントやPontaのようなポイントが続くのだろうか?
ファミマで「Tポイントカード持ってますか?」と言われるたび「(持ってるけど)持ってません」と言ってしまう僕には疑問だ。

0
2014年06月29日

「ビジネス・経済」ランキング