感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最強なのは自分をきちんと愛せる人間だと思う。それさえ出来ればどこでも逞しく生きていける。
しかしこれは痛々しい人の話。心にヒリつく負の感情は他人に向けなければ、自虐に向かう。でもそれさえも生の実感を得るために必要な行為だ。生きたいと思う程に自分を痛めつける。汚濁の中に安らぎを覚える。だけど救いはあるのだ。それは"愛"と言ってしまって良いのだ。
なんだか突き刺さります。
Posted by ブクログ
久しぶりにマンガで泣いた。
BLかと思いきや違ったらしいと気付き、後回しにしていた一冊。
男女恋愛モノなんか読みたくないのだが、まったくの杞憂であった。
愛しているけど、愛し方が分からないってことはあるのよ。
こういうハッピーエンドが描けるなら、吉田さんは大丈夫だと思った。
Posted by ブクログ
新人さん?と思いきやBL出身の作家さんでしたか。ルネッサンス吉田さん初読みです。
ガツンと喰らいました。
性の間で揺れながらもがき、生きる彼女達。
主人公の百花(ももか)は父親から受けた虐待の記憶によって自分を死なさないために、男性を憎んで憎んで、それを支えにするようにして生きている。と、同時に誰からも本当には求められない自分は無価値だと思っている。闇深く落ちることでかろうじて自分の居場所を作っていた彼女に、細い光(青年・内田)が射し込んで、少しずつ彼女を照らし出す。照らしだされた彼女は、彼女が自分の中から排除しようとしていたはずの「女性」だった。
「自分の足で」
「行って」
「取り戻せ」
なぜ「トラウマ」を持つ者が繰り返し繰り返しそれを思い出すのか。
わざと傷を開いてみせるような事をするのか。
思い出さなければいいだろう、と思う人もいるかもしれない。
そのこたえは、すでに冒頭のある一行の引用に示されている。
読んでみてください。
ぜひ絵柄にめげずに読んでほしい
数年前は「中村明日美子推薦」で買わざるを得ない私。読んでよかった。「最初からクライマックス」です。重い、暗い、でも珍しくない、女なら。昔でも絵柄はこの暴力的な心理の表現だとわかっていて読み続けられた。とか言って、百花と内田は以外と仲良くなって微笑ましかった。男嫌いでも面倒見のいい百花さん。そして彼女の、家族の因縁を経て、いっぱい傷つけられてもいろんなものを失っても、最後には自分を取り戻せられる。第六、七話の「愛をくらえ」は今でも大切に心にしまっているんです。その初出情報で「始」がついてたの今更気づいた。うわぁー、はめられた!
Posted by ブクログ
ほもかなと思って買った。ほもではなかった。
あたまおかしいサブカル系漫画だと思ってたけど読んでみたら予想の3倍ぐらいマトモでびっくりした。
ここまで負の感情を文字にしてる漫画初めて読んだ。なんだろうな、なんかむしろスカッとする。
Posted by ブクログ
BL以外を初めて読んだ。思ったより重たくなかったと思う(当社比)
お気に入りは他人のものが好きな女のとこ
あの二人の表情が、ああ、、、って感じでw
Posted by ブクログ
201312/表紙にひかれ初読み。絵柄も書き文字もクセがあるけど痛々しいこの物語にマッチしてる。曲タイトルと絡めたり私信といった書き下ろしやあとがきから、作者自身と作者が好きなものが駄々漏れなように思わせられるけど、それらを含めての業と救済の物語にしてる。