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◆中村明日美子推薦!
「尖ってつっけんどんで痛々しい。
臆病で繊細であたたかくてやさしい。
それが吉田さんの漫画(ことば)。」
――男が嫌いだ、心の底から。
◆男が嫌い。家族が憎い。自分自身を傷つけたい。でも心の底では、愛したいと願っている。
この物語は、古い花街で風俗店の店長として生きる女・百花の傷と恢復の軌跡である。男に身体を犯され、性の対象とされることに憎悪を抱く彼女は、男を男に売ることに歪んだ悦びを覚えている。女三代を絡めとる深い業に、終わりはあるのか。
画面を埋め尽くすモノローグと、執拗に繰り返される強迫的な会話――マンガ界の異端児・ルネッサンス吉田が過剰な言葉をもって描き出す、絶望とロマンス、そして救済のすべて。
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Posted by ブクログ
新人さん?と思いきやBL出身の作家さんでしたか。ルネッサンス吉田さん初読みです。
ガツンと喰らいました。
性の間で揺れながらもがき、生きる彼女達。
主人公の百花(ももか)は父親から受けた虐待の記憶によって自分を死なさないために、男性を憎んで憎んで、それを支えにするようにして生きている。と、同時に誰からも本当には求められない自分は無価値だと思っている。闇深く落ちることでかろうじて自分の居場所を作っていた彼女に、細い光(青年・内田)が射し込んで、少しずつ彼女を照らし出す。照らしだされた彼女は、彼女が自分の中から排除しようとしていたはずの「女性」だった。
「自分の足で」
「行って」
「取り戻せ」
なぜ「トラウマ」を持つ者が繰り返し繰り返しそれを思い出すのか。
わざと傷を開いてみせるような事をするのか。
思い出さなければいいだろう、と思う人もいるかもしれない。
そのこたえは、すでに冒頭のある一行の引用に示されている。
読んでみてください。
ぜひ絵柄にめげずに読んでほしい
数年前は「中村明日美子推薦」で買わざるを得ない私。読んでよかった。「最初からクライマックス」です。重い、暗い、でも珍しくない、女なら。昔でも絵柄はこの暴力的な心理の表現だとわかっていて読み続けられた。とか言って、百花と内田は以外と仲良くなって微笑ましかった。男嫌いでも面倒見のいい百花さん。そして彼女の、家族の因縁を経て、いっぱい傷つけられてもいろんなものを失っても、最後には自分を取り戻せられる。第六、七話の「愛をくらえ」は今でも大切に心にしまっているんです。その初出情報で「始」がついてたの今更気づいた。うわぁー、はめられた!
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