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Posted by ブクログ
ギデオン・オリヴァーのシリーズ第9弾
今度は彼はフランスへ向かう。
新しい著作のための調査も兼ねて、ヨーロッパへ旅する計画を立てていたオリヴァー夫妻に、知り合いのフランスの警部から電話がかかる。
フランスはドルドーニュ地方で古い骨が見つかった。その骨がちょっと興味深いので、ぜひギデオンに来てほしい。
骨と聞けばいてもたってもいられなくなるギデオンは、スケジュールを変更してドルドーニュへ向かう。
かの地はあのネアンダルタール人やクロマニョン人の遺跡が数多く残る地域であり、そこで過去、遺品が捏造された事件が起こった(捏造事件は架空の事件である)。
遺跡の中で発見された古い骨は、いったい誰の骨か。
過去の捏造事件の真相はいかに。
日本でも遺跡の捏造事件が起こったたけに、意外に笑えない身近なこととして読めるかもしれませんね。
時事ネタとしてどうでしょうか?
Posted by ブクログ
キャラクターに魅力があるとそれだけで作者の勝ちは決まったものである。私の場合はそれに文体が加わってくるのだがこのギデオン・オリヴァーシリーズ、いやアーロン・エルキンズ一連の作品群の醸し出す独特のユーモアとウィットに溢れた作品は本当に毎回心地よく愉しませてくれる。
またミステリを読む楽しみの1つに自分の知識を増やしてくれる事というのがあるが、この骨の専門家のお話にはその辺が横溢しており、かつ全体のユーモアのスパイスとして十分に活かされているのが良い。
眠気のせいで物語に没入できなかったこともあったが、今回も十分満足できた。
Posted by ブクログ
舞台はフランス。ジョリ警部再登場。
ヨーロッパ旅行の直前にフランスから電話。骨につられてプラン変更したギデオンと嫁はネアンデルタールとクロマニヨンの論争渦巻くフランスのレゼジーへ。
ちょっとマンネリ気味なのは仕方ないのか、ミステリ部分は目新しさはなかった。
でもガイドブック的な面白さはやっぱり健在。
なんだかんだと一気に読んでしまいます。