あらすじ
そもそも人間にとって、動くものの速度や距離の見積もりは苦手である。その上、心理や生理、環境によっても対応が違ってくる。だから、車の安全性能は年々進歩しても、ドライバーは相変わらずあれこれ間違え続ける。初心者とベテランの視線の違い、加齢によるミスマッチ、個人差のあるリスク敢行性――どうすればヒューマンエラーを防ぎ、安全レベルの高い運転ができるのか、交通心理学の知見をもとに徹底解説。
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Posted by ブクログ
潜在事故、ニア事故 ヒヤリハット ハインリッヒの法則 選択反応 呼気アルコール濃度 速度順応 サーカディアンリズム フリッカー値 クロソイド曲線 ボーリング「嫁と義母」 ラスムッセン(ルール、知識、スキルベースに人間の問題解決行動は分けられる) ハザード知覚 リスクテイキング ワイルド、リスク・ホメオスタシス説 デリニエータ(視線誘導物) ダークフレーム効果 視覚低下グレア キャッツアイ(道路の反射板) ハンプ(路面を凸型に盛り上げる舗装) サンデルス「10歳以下の子供は近代的な交通にうまく対処する感覚、認知能力を持っていない」 サンキュー事故 ポップアウト現象 ニート舗装(滑り止めが施された舗装) ACC(adaptive cruise control)装置 名古屋空港ニアバス機事故 日本交通心理学会
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たまにはこういうのを読んで、自分のリスク感性と知識を再確認するのは良い。自分では安全運転をしているつもりでも、無くて七癖、どんなリスク呼び込み習慣が身についてしまっているかわからない。さらに、自分が歩行者である時も、どんなリスクがあるのかを沁み込ませておくことが大事だ・・と嫁/子供に言いたいのだが、彼女らはめんどくさがってこういう本を自分から読もうとはしないのだな、これが。
Posted by ブクログ
車のドライバー向けの内容でした
いろいろな内容でよかったかと思いました
運転中はつねに気を付けていないといけないです
それは当たり前ですが、ちょっとしたわき見
でも車はかなりの距離進んでしまうし
確認した時の状況が大丈夫でも状況はすぐ変化が
あるし信号だけ守っていればいいというものでないと
さらに歩行者、自転車、バイクなど様々なものが
絡んできます
改めて気を付けようと思いました
Posted by ブクログ
人間の認知の限界、判断の誤りからくる行動の失敗。
書籍中で紹介される交通事故のケーススタディを読んでいると、そういった些細なエラーが重大な事故を引き起こすという事実に気づかされる。
運転することが怖くなってしまうが、こういった内容はあまねく運転者へ教育してしかるべきだ。
Posted by ブクログ
事故の起こる理由を様々な要因から調査・研究した事故学。運転が苦手なので、何か参考になるかと思ったが、どうすればいいかという点では聞いたことのある内容でしかなかった。まあこういった研究から出た結論を普段講習とかで聞いている訳だから当然か。
Posted by ブクログ
交通事故の体系について、運転免許センターでのビデオを分析しているようなものかと思いきや、人間の感覚や車の構造など各方向から記載している。
しかし、購入する際に自分が思い描いていた内容と少しずれていた印象が残った。
Posted by ブクログ
≪目次≫
はじめに
第1章 自分の感覚は疑わしい
第2章 避けられるはずの事故要因
第3章 自分はどんなタイプの運転者か
第4章 変わり続ける運転環境への対処法
第5章 危険な場所での心理特性
第6章 歩行者事故を防ぐための基礎知識
第7章 車の構造がもたらすエラー
第8章 カーコミュニケーションとマナー
第9章 運転中の認知能力を向上させる方法
第10章 ヒューマンエラーと交通心理学
≪内容≫
交通事故をめぐる様々な事柄を心理学方面から分析した本。教科書的で面白みに欠けた(ちょっと失礼な表現かもしれないけど…)。おそらく具体例が少ない(一般化した具体例はあるけど、交通事故そのものの例がない)からだと思う。