あらすじ
資産価値の高い町の選び方は、震災、地盤沈下、液状化、水害、火災などの自然災害リスクを回避することで発展した「軍需産業史」とそれに付随する「鉄道の歴史」を読み解くことでわかる! 臨海部の液状化を見事的中させた話題の不動産コンサルタントが、全国主要都市の住宅選びを解説。東京以外にも北海道、宮城、愛知、大阪、兵庫、京都、福岡、沖縄など、各地の地価や都市情報のデータも収録。マイホームの資産価値を守る、安全・安心な町選び、家選びの知識と情報をわかりやすく説く。
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Posted by ブクログ
縄文時代までは高台や丘陵地に住んでいた。弥生時代になって農耕を始めると、豊富な水を確保できる低地に住むようになった。鉄道が普及して陸上輸送が可能になると、再び高台や内陸部に町が形成されるようになり、低地には大量の工業用水を必要とする工場が作られた。工場が海外移転すると、空いた土地には高層マンションが建てられたが、低湿地や埋め立て地なので、地震や津波の被害を受けやすい。
不動産の評価方法には、積算価格、比準価格、限定価格、収益価格の4つがある。積算価格はコストの総額、比準価格は周辺の取引事例を参考にして評価される価格、限定価格は実家が近くにあるために好まれるなど特定の理由がある場合の価格、収益価格は賃貸にした場合に取れる賃料を基準に算定された価格で、年間の賃料を期待収益率(5%が一般的)で割り戻して計算される。
京都で賃料相場が低いのは、阪急の大山崎、長岡天神、嵐山、京阪の伏見稲荷など。