【感想・ネタバレ】「六男二組」の太平洋戦争 日本の教育がきらきら輝いていた日!(小学館文庫)のレビュー

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

知育・徳育・体育。この3つが子供の教育に必要な要素だ。たった3つ、だけどこのたった3つをきちんと教え得る教師が今どれだけいるだろうか。 / そもそも、自分にはこの伊藤先生ほど「恩師」と呼べるような教師との出会いが無かったと思う。小学校時代の担任を全員思い出すのに苦労する始末。 / 卒業後50年以上経...続きを読むっても、生徒達が集まろうとするような教師、そんな教師や同級生に会えた佐々さんが羨ましい。 / それにしても、物を書くような人ってのは記憶の化け物か。山田風太郎もそうだけど、50年以上前の出来事を良くもまあここまで克明に覚えているもんだ。自分がどれだけボーッと生きているかを思い知らされる。 / 妹を失う場面では、涙が止められなかった。兄として妹を失った少年と、自分の娘を失った両親それぞれに感情移入をしてしまう。 / 戦時中、終戦直後の生活の描写も素晴らしく、またまた興味深く読めた。 / それにしても1クラス59人って、とんでもないな。金八なんて今25人しか生徒いないのに。 / 俺も伊藤先生に出会いたかった。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

いや、伊藤先生かっこいい。

戦時下の東京で「六男二組」の仲間たちと伊藤先生を中心にどんな青春を送ったかが、とても分かりやすく、そしてとても生き生きとした人生だったと感じさせてくれる作品です。
伊丹監督も映画化希望していたらしいですね。
映画化してたら、すごくいい青春映画になったんじゃないかな。

...続きを読む著者が佐々淳行さんだってということに、読んでてしばらく気付かなかった。
なんとなく読んでいて、著者の家柄や生活レベルが高めだと思っていたけれど、
やっぱり違いってあったんでしょうかね。

当時の作品のどれにも感じるのは、
とても毅然とした核となる「大和魂」の深い存在。
良し悪しはさておき、こうした「芯」のある考えや姿勢は素敵です。
みんな実に逞しいんだなぁ。
そして戦時下にあっても、子どもって基本的なところはかわらないんだなと。
人間の適応力ってスゴイなぁ。

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