【感想・ネタバレ】シェア神話の崩壊(小学館文庫)のレビュー

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Posted by ブクログ

この本は、疑問に思っていたことに、かなり的確に答えている。
「企業の目標とすべきことはなにか?」
という大きなテーマに対して、充分な切り込みがしてある。

<ビールと自動車>について
キリンビ-ルのシェアーが、60%近くあったものが、
スーパードライが出ることによって、
40%になった。そして、スーパードライの快進撃。

「スーパードライ」神話を作り上げた。
アサヒビールは、代々住友銀行の出向者によって、経営されていた。
ところが、樋口廣太郎の出現によって、大きな展開が行われた。

「キレ」のある酵母
それにむけての強力な宣伝
ビールは、同じという状況の中で、頭が抜け出した。

発泡酒
サントリー 1994年10月発売 ホップス 麦芽比率 65%
サッポロ  1995年      ドラフティ
キリン   1998年 2月   キリン 淡麗<生>

225円のレギュラー缶 34.5% 税金 77.7円
ホップス  税金 53.4円 希望価格 180円
ドラフティ 税金 29円        160円

80年代前半 9%台 アサヒビール
86年3月 樋口廣太郎 社長に就任
87年 9.6%
88年 8.8% スーパードライ発表
96年年間  29.5% アサヒ  45.2% キリン

問題は、アサヒビールの過剰投資。
97年6月時点で、有利子負債 5600億円。
ビール事業が、これまでの成長が見込めなくなったときにおこる問題。減価償却 220億円。

サントリーは、なぜバドワイザーと提携をやめたのか?
バドワイザーが、独立して、経営したいとした。
サントリーは、50:50としたがったが、
キリンは、90:10で受諾した。

自動車 
トヨタは、50%のシェアーを目標にする。
「シェア40%死守」
それを「日産」が追いかける。
トヨタのバーゲンセール。
自社の新車を自社で登録し、それを中古車市場に流す。
「値下げ販売」

日産 座間工場の閉鎖
「高効率職場の構築を目指す戦略的プロジェクトチーム」
リボルーションから、リフォームへ

松下電器「経営構造革新プラン」;脱シェアー至上主義の挫折。
「製品の独自性よりも業界1の販売力を
武器にひたすらシェアを拡大する。
製造コストを引き下げることで
コストダウンを進め、
それをテコにさらにシェアをのばす。」

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2016年07月17日

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