【感想・ネタバレ】華日記 昭和生け花戦国史(小学館文庫)のレビュー

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Posted by ブクログ 2011年01月04日

素晴らしく面白い!
放送作家早坂暁が一時「生け花新聞」の編集長であり生け花評論を書いていたとはまったく知らなかった。しかし放送作家として売れっ子になったからこそ華道界についてここまで書けたのであろう。前述の海野氏、三頭谷(みずたに)氏では営業的にとても書けない世界だ。
本書は草月流、小原流、安達挿花...続きを読む、池坊について、終戦直後から跡継ぎ騒動までをきっちりと書く。草月流の脱税摘発から霞の出奔と妻子ある男性との結婚、池坊のお家騒動、安達瞳子の家出、実に面白い現代史だ。われらより5-10年上の世代の女性にとってこんなに面白い読み物はないのではないか。
小学館文庫(760円)でまだ入手可能である。ぜひご一読をお勧めする。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

勅使河原一族をはじめとする華道界の人々を描いた
小説仕立てのノンフィクション。
とりわけ、家元制度に背を向けて、どこまでも花と対峙し
アヴァンギャルドな地平を切り開き続ける
中川幸夫の壮絶な姿には、鳥肌が立つ。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

戦後のいけばな「業界」をスリリングに活写していて、習い事したことのない私にも面白い。
中川幸夫の花に対する思い入れの熱さには感動。

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Posted by ブクログ 2017年12月17日

この本を読んだおかげで、現代いけばなの世界を知ったつもりになる事が出来た。前衛いけばなにも興味がわいた。いけばなにめぐる人々の姿がドラマチックに描かれている。
☆補足・2017年12月に早坂暁さん死去☆

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