あらすじ
どう考えても「社外秘」レベル!大ヒット商品はいかにして生まれるのか?その秘密をホンモノの企画書と担当者の肉声から徹底的に読み解く本!商品やサービスだけでなく、事業戦略から販促まで広範な企画書を掲載。【本書にナマ企画書を掲載したヒット商品】Jagabee[じゃがビー](カルビー)消臭力(エステー)プラス糀(マルコメ)ポメラ(キングジム)ウィメンズパーク(ベネッセ)∞プチプチ(バンダイ)サンシャイン水族館(サンシャインエンタプライズ)フィットカットカーブ(プラス)ぶっかけ!おかずラー油(エスビー)ルクエ(コラムジャパン)ピグチャンネル(サイバーエージェント)etc.etc.......★★厳選20商品の企画書170枚を一挙掲載!★★~~~~~~~~~~~~~~~~~~「当然ながら企業秘密ともいえる企画書を見せてくださる会社など滅多にありません。依頼を受けてもらえる打率は1割にも満たないでしょう。たとえ取材OKとなっても、機密書類を見せるのはやはり無理だと後から断られることも少なくありません。さらに、順調に取材が進んだとしても安心は禁物。どうしても公開できない部分に関するギリギリの交渉が待っています。筆者は拝見した企画書はすべて掲載したいと考えます。当然そこには、社外秘や原価表など普通なら絶対に出せない情報も含まれます。あとは無理を承知で「なんとかお願いします!」と懇願していくわけです。こうしたプロセスを経て、ようやく20本の企画書掲載が実現しました。いずれも独特の魅力に満ちたものです。是非とも選りすぐりのナマ企画書をじっくりご覧いただき、企画担当者の話をお読み下さい。必ずや皆様の企画立案に役立つことをお約束します。」(「はじめに」より)~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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Posted by ブクログ
ヒット作の裏には魅力ある企画書アリの一言に尽きました。
自分に足りない点としてはアイデアを集めたはいいが精査、応用、組み合わせができてない点です。
よく、「真似も4回掛け合わせればオリジナル」と言われますが、僕の場合は真似が足らないのだということとストックしてる知識量が足りないです。
Posted by ブクログ
Webやアプリだけではなく、様々な商品の企画書が見れて面白いです。
Entreに挑戦する方にオススメです。
リアルの商品企画などに関する知識が全く無かったのですが、アプローチとしてはEntreで学んだ調査や見積もりの手法などが活かせるなと思いました。
Posted by ブクログ
最近では転職も珍しくなくなったが、私のような古典的ジャパニーズビジネスマンにとって、他社がどのように仕事を進めているかには非常に興味がある。そういう意味で、本書はナマの企画書の一部が取り上げられており、大変貴重な資料となった。総じて感じたのは、企画書自体はオーソドックスなつくりのものが多くて逆に驚いた。(当たり前といえば当たり前だが。)
それにしても社外秘レベルのこのような企画を露出させた企業の度量に拍手を送りたい。
Posted by ブクログ
本著の最大の魅力はナマ企画書が見れることにあらず。あらゆるジャンルのヒット商品に絞り、その企画が生まれた背景がきちんと取材されており、そのどれもが持つ生みの苦しみやアイディアが生まれた瞬間、一度ボツになったものの復活ストーリー等を実にバラエティ豊かに見知れることにこそ価値がある。
本著を読むと改めて思う。タイトルとは逆行するが、企画書なんて本当に、どうでもいいのである。実際に、取り上げられているもののなかには、企画書の体裁でなく原案になったテキストデータや、社内向けのメールだけというものも存在し、企画書やフォーマットにとらわれず色々と紹介してくれる内容に好感が持てる。
実にアタリマエの話だが、素晴らしい企画、ヒットする企画の根底にあるのは、どれだけ思考を積み重ねられたか、深められたか、広げられたか、どれだけ考えぬくことができたかに全て集約できる。取り上げられている企画を発案した人たち全てにそれは共通している。
そして素晴らしい企画、商品であれば必ずヒットさせることが可能なのだ。もちろん、ヒットさせるために必要なマーケティングは存在し、その努力なくしてヒットにはなりえない。だが素晴らしい企画、商品であることが前提だ。
本著の最後で取り上げられる、ミゲルくんの歌う消臭力のCM企画に至っては、読んで思わず涙した。企画の背景を初めて知り、同時に強く印象に残るあのCMのことを思い出すうちに涙無くしては読めない程、企画者の誠実で熱い気持ちが伝わり、この項を読むためだけでも是非手にとって欲しいくらい、企画マンシップを学ぶには必読書といいたい。
企画書作成のヒントをもらうのではなく、企画を考えるヒントとして読まれたし。
Posted by ブクログ
面白かったというより、大変ためになったという感想。
やはり生の企画書は、”思い”が違う。
必死さというかその人の熱意が伝わる。
どうすれば周りを説得できるか。
どうすれば製造までもっていけるか。
どうすればお客の手元まで届けられるか。
自分の状況ともリンクする。
SWOT分析、クロス分析の実例も掲載されていたので、
大変参考になった。
本当に出会えて良かった本。
ただ、後半の実例のインパクトが薄かったので☆-1
Posted by ブクログ
様々なヒット商品の実際の企画書とその作成や展開における説明を詳細に紹介した本。
企画をするためには参考書のような本。
どの企画も実際に商品化されヒットしただけあり秀逸。
大切なのは
・ポイントを絞る
・一見してわかるアイデア
・詳細な検討がすんでいる
こと。
これから企画書を書く際の参考書とする予定。
Posted by ブクログ
内容もさることながら、普通は社外に出ることのない企画書を白日のもとにさらそうとした本書の企画自体が面白い。20の事例が紹介されているが、抑えるべきポイントは共通しており、ビジネスの基本は分野を問わず同じであることを実感。しかし、個々の企画に込められた人の想いはそれぞれ。本書は作り手の想いを一般消費者に伝える役割も果たしている。普通ならば社外秘のものをあえて公開した企業の狙いもここにあるのだろう。きっと本書の企画書(取材の依頼書)にもそういった効果を全面にPRしていたに違いない。
Posted by ブクログ
日々何気なく使っている商品の裏には開発や企画者の思いやアイデア、様々な苦労があり、こうしてヒット商品が誕生していくのかと分かります。
ですので、ヒット商品の裏側を知りたい方にお薦めできる一冊です。ただし、この著書はそれだけを言いたいのではないという事も分かります。
現在企画や提案に携わっている方でアイデア出しに悩んでいる、対外を説得できるような資料作りに悩んでいる方も読まれるといいと思います。この著書の中に何かヒントが隠されているかもしれません。
オマケとして各企業の社風なども垣間見る事ができますのでそれはそれで面白いと思いました。
Posted by ブクログ
皆いろいろと考えることによって商品を生み出している。企業は消費者目線を持ち、消費者は企業目線を持ったそのバランスがうまく釣り合った時に爆発的な売り上げが起こるということを信じたい。
Posted by ブクログ
課題は解決できるか?
解決する為のアイデアは何か?
解決するとお客様にどのような良いことがあるのか?
解決することで利益はどれくらいあがるのか?
企画者はプレゼンでついつい苦労して考えた
解決のアイデアについて力を入れて話がちですが
そもそもなぜ実施するのか?想いを胸に
単純明快に平易な言葉で伝えること。
アンケート調査を含むお客様の観察
解決する為のアイデアや発明
SWOT分析
特許明細書の構成を平易な言葉で
説明できると良さそうです。
Posted by ブクログ
直近でヒットした商品やサービスがいかにして世に生み出されたか。その過程で作られる企画書に注目して取材をされた本。タイトル通りナマ企画書が20社分登場します。普段ほかの企業のナマ企画書を見る機会など、当然ありえないので、非常に興味深く読むことが出来ました!
インパクトあったのは、サイバーエージェントの社内企画を上げる仕組み。全社員が新規事業の提案のチャンスがあるのだが、その一時選考は「その事業を25文字で説明せよ」というもの。また一次選考がクリアした事業案は役員プレゼンに臨むが、ここの持ち時間もわずか3分のみ。25文字にすべてを凝縮する作業にせよ、3分で役員プレゼンをするにせよ、当然余分な枝葉はそぎ落として、本質の部分のみを浮かび上がらせる効果があるのが面白いと思います。聞く側もそのくらいシンプルな情報で一次判断をし、良いものは更に深堀させる方が、スピードはあがるだろうな。