【感想・ネタバレ】衛星を使い、私にのレビュー

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Posted by ブクログ 2020年10月08日

機動捜査隊に入る前、女性警察官のクロハの自動車警邏隊での活動を淡々と描くように見せて、最後の裁判の公判に向けて非常な熱を持って盛り上げていく。これはクロハ自身が内に持つ熱なのだ。死んだ父親への不信感や周りからの圧力などに翻弄されても、自分を曲げずに突き進んでいくクロハの不器用な生き方は光を放つ。警察...続きを読むのことは詳しくは知らないが、警察の活動の描写にはリアル感があるし、人間の強さも弱さも如実に感じることができるのだ。

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Posted by ブクログ 2016年06月30日

クロハシリーズの原点。

6つの短編というか事件というか?短編集のような感じですが、つながっている部分もあり。
『プラ・バロック』以前のクロハということで、少しイメージが変わった気がします。
別の人物から見たクロハが描かれているのも楽しめました。

パーキングエリアで発見される人の指先。
薬物取引に...続きを読むうずまく人間関係。
警察組織におけるSの存在。

重たいテーマも多いですが、まっすぐに正義感を持って立ち向かうクロハは魅力的だと思いました。

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Posted by ブクログ 2024年01月21日

シリーズ第三弾だが、前2作品以前、自動車警ら隊時代のクロハが描かれている。交通事故と思われる現場で殺人事件を解明、切断された指先だけから殺人事件に到達と、クロハ凄すぎ。6つの短編が連作短編の形で収録されており、前2作より読みやすかった。

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Posted by ブクログ 2020年04月18日

クロハシリーズ3冊目も面白かったです。
短編集、と思いきや、「雨が降る頃」「衛星を使い、私に」「Sは瞼をとじた」「計算による報酬」は繋がった事件でした。
書名にもなってる表題作のタイトル美しい。でも衛星を使い私に…伝えた人は錘をつけられて海の底。。
「プラ・バロック」より前のクロハなので、今よりもま...続きを読むだまだ侮られてるのがモヤモヤします。若い女性の警察官だからと。警察組織って体面と縦社会で面倒くさい。昇進するためには何でもするのね、、
孤高だけど、誰もが彼女を意識しないことはできない、黒葉佑。これからも読みます。

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Posted by ブクログ 2016年04月09日

これも前作を読んですぐ読み始めた。これが一番面白かったかもしれない。自動車警邏隊のときのクロハの短編集。クロハの心の動きや戸惑いが伝わってくる。今回が一番、クロハを身近に感じられたかも。スギさんとの関係もいいなあ。あとやっぱり、クロハって何だろう、洞察力に長けてるのかな。推理力というか、ただの偶然に...続きを読むしては出来すぎてるところもあるけど。表題作の「衛星を使い、私に」は最後まで読んだときの、ああなるほどだからそういうタイトルなのかって納得いった感じ、好きです。今回もちょっと、まわりくどくて分からないところ、伏線が深すぎて分からないところがあったけど、全体的にどのお話も引き込まれたし、統一感があって良かった。またどこかで、クロハに会えたらいいな。

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Posted by ブクログ 2014年06月30日

クロハシリーズの短篇集。
ということをずっと知らなくて読み逃していたのを、ふとしたきっかけで知ることになり歓喜しながら読んだ。短編も巧みに書く作家さんですね。どれも良かったけど他者から見たクロハが書かれた作が良かったなあ。そして表題作。最後の最後でタイトルの意味が分かり、視界がひらけたような鮮やかな...続きを読む感覚に飲み込まれる。
長編でも短編でもいいから、もっとクロハを!

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Posted by ブクログ 2013年09月18日

他の作品もそうだが独特の雰囲気を醸し出すよなあ。文章がそうなんだろうけど、それも技術というやつなんだろう。今後が楽しみだ。

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Posted by ブクログ 2023年10月07日

本作『衛星を使い、私に』の概要と感想になります。

『プラ・バロック』で一気にクロハの世界観に引き込まれた私ですが、前作『エコイック・メモリ』で挫折しそうになりつつも本作『衛星を使い、私に』で次回作への読書欲を取り戻しました。

本作は6編からなる連作短編集ですが、いずれもクロハが機動捜査隊に入隊す...続きを読むる以前の話であり、自動車警邏隊のスギが上司であった時期を描いています。

警察官であったクロハの父と同僚であったスギは、クロハの正義感の強さと父親と似た刑事の勘の鋭さに期待と不安を抱えながら、クロハの上司でありつつ父親代わりとしても事件に同行する日々は、なんとも言い難い気持ちだなと同調します。

次回作の『アルゴリズム・キル』では、どのような気持ちにさせられるのか楽しみです♪

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Posted by ブクログ 2020年05月24日

クロハシリーズの原点となる短編集。確かに短編集なのだが、全体でひとつの物語を形作っている。時系列的に読むのであればクロハシリーズの最初に読むべきなのかもしれない。ところで物語の中にイルマを連想させる人物が登場していた。なにかこの後の展開に繋がるのだろうか?

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Posted by ブクログ 2015年11月26日

「プラバロック」
「エコイックメモリ」に続く3作目です。
時系列では、「プラバロック」の前に当たりますが、前2作を読んでこその3作目。

私的には、3作目が一番面白かったかも。

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Posted by ブクログ 2015年07月14日

好きな作家さんの作品だが、ようやく書店で見つけて買うことができた。前2巻と違って連作短編の形だが、すべての短編を読むことで事件の流れと結末が明らかになるようになっている。
評価としては、部分部分で見れば面白い点があるものの、全体として淡々とした進行(特に最終話の印象が大きいが)のためそこまでのめり込...続きを読むむほどではなかった。

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Posted by ブクログ 2015年06月27日

クロハ・シリーズ3作目だが、時間が戻って自動車警邏隊時代の連作短編。そうかテレビで杏がやってたなあ・・・

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Posted by ブクログ 2015年06月22日

クロハシリーズということで読んでみましたが短編集でした。それでもそれぞれの話に繋がりがあるところはよかったかも。前半はちょっと淡々としていた感じが残念。

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Posted by ブクログ 2014年02月23日

はじめて読む作家さんの警察小説。慣れない言葉が多く、また自動車工学も混ざってきて、色々難しい作品だった。ただ、主人公クロハを題材にした作品が他にもあるようだから、是非読んでみたい。

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