【感想・ネタバレ】新装版 Nobody Knowsのレビュー

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Posted by ブクログ

SHOOWA作品は美しい。
絶妙な距離感と、切ない独白。
そして唯一無二のかけがえのない存在。
一本の映画を見ているようなマンガです。

作品によってはギャグになったり、振れ幅は大きいから苦手な方もいると思いますが、読んでおくべき作品です。
ちなみに新装版ではない方も持ってますが、新装版の方が内容がガッツリ増えてますので、SHOOWAファンは必ずこっちも買っておくことをオススメします。

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2014年08月31日

Posted by ブクログ

shoowaさんの作品は、どこか映画的でそれもミニシアター系の派手じゃないけど心に染みるような切ない感じがする。確か向日性〜とかジン猫も同じ匂いがする近未来ものだが、これも凄い好き。
そもそも男同士というだけで禁断なのに、アンドロイドと人間の恋って究極じゃないのかな。ビタースイートなエンディングだけどサラッとした描き方が下手に抒情を煽られるより心にグッとくる。
後半のコメディは笑ったwwシリアスの後にこういうおバカなコメディ持ってくるあたり流石。ネコ修行を真面目に頑張る受け君の姿にエロさも萌えも吹っ飛びました(笑)いや、いい意味で。
セクスシーンのフィニッシュと体操の回転を重ねるあたりshoowaさんの笑いのセンス光りまくり。チンしてバターに反応してしまう攻め君とか楽しい言葉遊びも満載!久しぶりにBLで声を出して笑ってしまった(≧∇≦)
こういうシリアスとコメディの加減は確実にイベリコ〜に繋がっていると思う。何度も読み返したくなる一冊です。

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2013年02月20日

Posted by ブクログ

より人間に似せて作られた人形が、人口知能を頭に積まれる事で、人間社会に溶け込んで存在し、人間社会で動くことによって学習を重ねて行くのを考えるのは容易な発想だと思う。
人口知能を備えたパソコンが人間を地球の害虫と判断し排除しようとする、と言う発想よりも現実的じゃないだろうかなぁ、と私は思う。古い自分の数少なくなってしまった(処分を重ねた為、どうしても捨てられないもの以外は手元に残ってない)
蔵書の中から20数年前に読んでいたであろう大原まり子の
『銀河郵便は‘愛’を運ぶ』と『イル&クラムジー物語』が私が人間と、人間似て非なるものとの間に育まれる「愛に近いもの」に非常に惹かれる人間だ、と言うのを思い出させてくれて、清水玲子の『竜の眠る星』『ミルキーウェイ』と思い出し、そしてBLには『Nobody Knows』がある!!と思い到った時点で、「愛に近いもの」が幻じゃないと言う、あのどうしようもなく切ない感じは、一般的には許容されていない同性同士の恋愛ものであるBLを好む部分に通じるものを自分が強く感じているからに他ならないんだ、と言う事を改めて自覚させられた気がする。

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2013年01月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

SHOOWAさんの作品は、独特のテンポが好き。
表題作とそのほかの作品とでは、ギャップが激しいけれど温度差があるようには感じません。

ヒロのおとうさん気分でいる、テルがかわいい。そんなことするおとうさんいませんよ!(笑)
「Everybody Knows」は読んでいて、こういう流れだと振られたあとはヒロとテルで落ち着くのかしら、と思ったらそうじゃないのが面白かった。

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2014年10月26日

Posted by ブクログ

ボーイズラブはむり。

死んだじーさんの遺言なんですよ、いやほんとこればっかりには足を突っ込むなよと。深淵なるかな。ハーレクインとこれだけはだめだと。あれ?ジャニーズとヅカだったっけ?

‥まあそのええと、とにかく、この世界は帰って来れなくなる、ちみもーりょーの世界であると。
だから避けてました。やたらと切れ長の目のキラキラした悪っぽいイケメンと、胸の膨らみを凝視してチェックしないとジェンダーさえわからない、なよっとした小柄で華奢なおめめパチクリ萌え系ダンシ。ページ開くたびにからみまくりなんだろう、ああもお、いいです神様、おなかいっぱいー!

ただね、そんな自分だって、そういった描写をひゃくぱーとおらなかったわけじゃないんです。バナナフィッシュだったかパタリロだったか秋里和国だったかで(なんだ、かなり耐性あんじゃんニヤリ、ってしましたね?)、子供のできない男性同士のそれをスポーツとして楽しむうんぬん、と聞いて、ああそうなんだなんて思ったこともそう遠い記憶ではない。

何が違ったのかなー、ひいてはこの作品、なんでバカにせず読めたんだろ。かんがえてふと、こんな考えにたどり着いちゃいました。

いわゆるあたしの嫌ってりボーイズラブ系との大きな違いは、はじめにストーリーありきの点でした。ちゃんと男性同士であることに必然性があって、がゆえに悩むシーンもあって、つまり登場人物たちがそれぞれ、自らを異常なんじゃないか、って意識して行動してるんですね。だから内面にも踏み込むし、悩むし、葛藤もする。

だから面白かったんだーけたけたけた。
と、終わってもいいんだけど実は少し、続きもある。
ちょっと変な想像もしてしまった。

あたしが嫌がっていたのは実は、ノーマルではないことに葛藤しないボーイズラブの登場人物たちであり、つまりは、ヘテロを当然の正義とした金科玉条の世界を存在しないがごとく否定する、その表象する価値観だったりしないのだろうか、って。
だとしたら、構図は逆転して、あたしこそが軽蔑されるべき愚か者って可能性もある。
すなわち、そもそもがあたしの立ち位置が、ヘテロ至上主義の一元論である危険性ね。

なーんても言えるのだ。
ただあたしはね、あたしに甘いですからね、まあ、そう考えついているだけいい方だよ、完全無敵の一元論者じゃないって証明だよそのこと自体、っていっちゃうけどね。

そしてやっぱり、出会ったびびっときたやったやったやりまくった!
ってのはやっぱ、価値観うんぬんじゃない、あたしは嫌なんだ、そんな展開のないマンガ。そんだけ!

ってことで、反省3秒。
そしてこのマンガ、男性とかあたしみたいなふつーの人にも、オススメです。

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2013年11月27日

Posted by ブクログ

作品集ということらしいが、いい作品がたくさん。中でも気に入ったのが「樋野山修一の教育実習」かな?作品中にはこの中に収録されているほかのキャラクターも出てくる。

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2013年03月02日

Posted by ブクログ

アンドロイドが発展しありふれた存在となった世界が舞台のSFぽい話。
アンドロイドのメンテナンス会社で働く二人が、恋におちる。

『Non Tea Room』と登場人物が錯綜した連作短編、なのかな?二冊そろえて、何度も読むと味わいが変わると思う。ので、またレビュー書き換えます。

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2013年02月04日

Posted by ブクログ

SHOOWAさんの漫画にハズレはない。本当に。
新装版っていうからどんなに絵が違うんだろうと思ったら全然今と変わらないじゃないですか…(悪い意味でなく) むしろ昔の方がタッチが大人しいというか、繊細というか、まーほんと今も昔もお上手だわ表情とか。
表題作はアンドロイド云々のアンハッピーエンドかと思い込んでたけど、普通に幸せでよかったー、切ない末に報われないのはつらいやっぱ。
実は人形でしたーの在り来たりな話で終わらせないのがSHOOWAさんだよなあ。もうちょっと話広げてくれたらもっと嬉しいけど。ススムの元の男のこととか。
SHOOWAさんの受けって健気かわんこかアホの子受けが多いような気がするから、モドルみたいな無口で大人しくて受け受けしい(←重要)子はなんか新鮮な気がする。あ、黒髪受けが新鮮なだけかもしんない。
ペンギンの着ぐるみの話好きだなー!(笑)
ただそれ以降のハイテンションなお話は好みじゃなかったなあ…面白いんだけど。確かに何度も笑ったけど。萌えたかといえばそうでもない。好みの問題。
ヒロの男前っぷりはすごい。うさぎの着ぐるみやばい。これはやばい。
多分自分はかっこいい攻めが好きなので、ヒノヤマさんみたいなヘタレ攻めタイプはあんまり好きじゃないんだなあ…
でも面白かった。この方なんでシリアスもギャグもずば抜けて上手いんだろう。
ススムとモドルの話の続きがどうのこうのっていうのは2007年の時点での話だよなあ、どっかに入ってるのかしら。あと引継ぎ係の二人ってどの二人のことなんだろ。次の新装版にいるんかな。

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2012年12月03日

Posted by ブクログ

表題の「nobodyknows」良かった~せつなかった;;ススムがアンドロイドだなんて信じられない…!ずっと穏やかな日が続けばいいのに。でも次のお話で登場してた2人は、せつなさを全く感じなくって、あっちの話は嘘なんじゃ…とか思ったり(笑)「Every bodyknows」の2人はなんかピュアというか微笑ましくて可愛かった~。ヒゲがない樋野山さん別人!w

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2013年06月07日

Posted by ブクログ

全般的に、ハッピーエンドなお話ばかりで少し拍子抜けしました。表題作が、続かずに表題作のみで完結していたらとても私の好みだったな…と思いました。余韻の残る切なさ、がショーワさんの素晴らしいところだと感じているので。

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2012年12月22日

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