【感想・ネタバレ】ヘビィ・ゲージのレビュー

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Posted by ブクログ 2020年08月04日

2020年、26冊目は、完全初読みの花村萬月の短編集。六編収録。

歓喜の歌:引退を決意したバイクレーサーの話。

ドランカー:ボクサーとキャバ嬢の恋の物語。

狐の秋:北海道をバイクでツーリングしている男の話。

せいじ:ある夫婦の夜の営みの物語。

さよなら三十分:理屈っぽい高校生の話。

ナッ...続きを読むシング・バット・ザ・ブルース:渡米した邦人、ブルース・ギタリストの物語。

『ヘビィ・ゲージ』と言うタイトル作はありません。ただ、「ナッシング・バット・ザ・ブルース」に登場する黒人ブルース・ギタリスト、ジョニー・Oのリバース・ファイア・バードに張られている弦のこと。太くて張力の強い弦。しかし、なかなかマニアック。ソレ以外に、全六編中、三編にバイクが登場したり、ボクサーの物語だったりと、男心くすぐる要素が多分に含まれる。情交シーンもしかり。

個人的趣味&好みで、『ナッシング・バット・ザ・ブルース』と『ドランカー』の二本で、★★★★☆評価は決まり。

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Posted by ブクログ 2014年06月01日

彼の人と違う感覚には驚かせられながらも、共感できる。ドラッカーはよかった。
食べ物の比喩がグロテスクでいい。
女のひとの描きかたが余りにも男目線過ぎやしないか、いや、この人の話に出てくる女が男の目線によって育ったタイプの女なのかも。いずれにしろ北斗のけん的な楽しみかたもできなくもない。
定石じゃない...続きを読む言葉、雨の日に、傘などさせるか
理性じゃない方を選択し続ける、かえって人間的だ。
ドラッカーは星5個、せいじとナッシングバットザブルースは4個、それ以外は突き抜けてなくて面白くなかった。
ブルースは悪くないけど、もう少し書き方を考えてほしい。
ただ、ドラッカーは、すごーくよかった。こんな風も小説を、書けるなら、おれにもできるかも!

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Posted by ブクログ 2012年11月20日

マイナスすぎて逆にプラスです。
負の部分がめちゃめちゃ描かれているのですが、なぜか前向きな気分になります。

ブルースだぜ~

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Posted by ブクログ 2009年11月29日

6つの短編からなる本

どれにも花村さん得意の性描写がこれでもかというほど出てくるが
きちんと文学になってるところがいつもながらすごいと感じる

特に最後の“ナッシング・バット・ザ・ブルース”はそれにドラッグ、人種、ブルースが足され圧倒される

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