あらすじ
この本は、早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)において「世界をちょっとでもよくしたい」とボランティア活動に取り組んでいる早大生たちの物語である。
「ストリートチルドレンを助けたい」と訪れたマレーシア。そこにはかわいそうなはずの子どもたちは居なかった。特別だと思っていたドメスティック・バイオレンスの被害。それは私たちの問題だった。悲しみに満ちていると思っていた中国のハンセン病回復村。そこにあったのは村人の笑顔だった。そんな世界の現実を丸ごと体験する大学生たちが紡ぐ躍動感溢れるボランティア物語。困難があってもあきらめない、新しいことに果敢に挑戦する、つらいことにもうれしいことにも涙も流す。そんな等身大の若者たちの成長の軌跡。彼らを支える教員によって描かれている一冊。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今回読むのは二回目。
胸に響く箇所や言葉が前回よりも違うように感じた。
ボルネオに行って家族や縁(仕合わせ)の大切さを感じる一方で日本で自分の家族との時間が持てない矛盾に苦しむ岩井先生の言葉にとても共感できた。
私がインドでみたのは
物もなく、質素な暮らしをしているけど
日本よりも幸せそうな村人たち。
とても自分と重なった。
物に溢れて、忙殺される毎日。
幸せってなんなんでしょうかと、
また幸せについて考える日が復活しそう。