【感想・ネタバレ】努力論のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

「何をしても人はよい。一生瓜を作っても、馬の蹄鉄を作っても、また一生杉箸を削って暮らしても差し支えない。何によらずそのことが最善に達したなら、その人も幸福だしまた世にも幾許かの貢献を為す。」
最近の自己啓発書の「俺が、俺が」の暑苦しさと比べると、清清しい滋味が心に染みる。

0
2014年01月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

努力した人が全て報われるわけではない。だが成功した人はすべからく努力している…。

この本にそう書いているわけではないが、とにかく努力はしないと。

明治末、大正初めのころ、
みずからを不幸と思い込み、悩み苦しみ、陰鬱なおもいに沈んでいる人があまりに多く、
それを見かねた氏はこの本を執筆した。

の持ちよう次第で人はいかにも明るくのびやかに生きられる。
努力論ではなく幸福論なほうが、題名としてはよいかも。
純東洋思想から説いているから、受け入れやすい。
厳しくも温かい、現代にも通じる幸福論。

0
2013年12月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

明治時代に、尾形紅葉とともに、紅露時代と呼ばれる一時代を作った幸田露伴の代表作。

運命と人力
着手の処
自己の革新
3つの福(惜福、分福、植福)
努力の堆積
修学の4標的
凡庸の資質と卓越せる事功
接物宜従厚
四季と一身と
静光動光
進潮退潮
山下語

以上の章から構成されている。

1912年に発表された評論で、難度の高い文章であるものの、著者の凛とした人生観、自己への厳しさ、人としての温かさ、宗教観、精神論、様々なものを盛り込んだ名著だとは思います。

論説は当然とはいえ、立派な人でないと説けない内容ではないでしょうか。

0
2014年06月02日

「学術・語学」ランキング