感情タグBEST3
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いせひでこの子育て奮闘記。
仕事を持つ母なら誰もが経験するだろうことを素敵な絵を入れてスケッチする。この小さな嬢ちゃんももう仕事を持っている。
自分を飾らず見ているところが好き。
学校バザーに絵を出すところがあるが、ほしかった。
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1987年に講談社から出た本を増補・改編した新編。マキちゃんのがんばり・わがまま・成長に涙がうるうるします。「マキちゃんとチェロ」なんて「大きくなったのねー」と親戚のおばさん気分に。でも、マエちゃん(お姉ちゃん)は? マエちゃんの本はないのかしら? 自分がマエちゃんだったら……ちょっと淋しいかなぁ。
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マキちゃんの子どもらしい考えに
癒されたり、いろんなことに気付かされたりしました。
マキちゃんは
おかあさんをやっているよりも
仕事をやっているほうが多い。
と言います。
普通、仕事をやる(する)とは言いますが、
おかあさんを「やる」とは言いませんよね。
でも、マキちゃんはおかあさんを「やる」と言いました。
その時のマキちゃんの気持ちを想像すると悲しくなりました。
本の中には挿絵もたくさん描かれていて、
可愛いマキちゃんの成長も見ることができます。
大きくなったマキちゃんは写真家になったようですね。
写真=写心「心を映す」
なるほど。
増補の「マキちゃんとチェロ」では、
チェロのケースに入ったまま昼寝してしまった
マキちゃんが可愛らしいです。
「チェロになりたい」
ここからもマキちゃんの寂しさがわかる気がします。
Posted by ブクログ
本編の「マキちゃん」の考え方や行動は、現実のお子さんを自由研究しているような感じで、フィクション感の全くないリアルさがすごいと思いました。
そのリアルさは、序盤のマキちゃんの幼いながらの、おもらしの気の遣い方にも現れていて、切ない絵柄と共に思わず笑ってしまいました。
でも、それもそのはず。実際にお母さんが娘さんを見ていて絵日記にしたのだから、それもそうかと思ったのですが、それでもマキちゃんの心の中を見透かしたかのような、そうだよねと共感できるような文章には、娘さんへの理解が込められており、いせひでこさんの麻木さんへの愛情の深さを感じました。
また、「いせひでこ」さんの「新編に寄せて」のすぐ後のページに、「石井麻木」さんの「おおきくなったマキちゃんからのてがみ」が載っている構成には、心動かされるものがあって、
お母さんは娘さんを、
「風のように通り過ぎていって、とおいむかしの残り香が漂っていた」
と表現し、娘さんはお母さんの、
「絵筆と紙をにぎりしめ、風を追いかけ雲を追いかけ雪を追いかけ夕焼けを追いかけ どこまでも飛んでいってしまう背中を」
不思議に思い、自らもカメラをにぎりしめ、光と影を追いかけ、飛び続けていると表現し、そんな二人の思いは、とてもよく似ていると感じました。