【感想・ネタバレ】壊れても仏像 : 文化財修復のはなしのレビュー

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Posted by ブクログ 2018年04月18日

NPOで仏像・文化財修復に携わる筆者が、仏像の基本や修復の実際について綴る。初心者にも分かりやすくおもしろい。

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Posted by ブクログ 2012年08月22日

仏像修復師の作者さん(下の名前は「としたか」と読むらしい)のこぼれ話集なんだけど、かなり面白かった!
仏像素人さんでも仏像それなりさんでも楽しく読めると思います。
今残っている仏像さんの多くは修復をされているわけだから、この本を読んでこれから仏像さんをより深く鑑賞する心構えができたよ。
良書です。

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Posted by ブクログ 2011年12月13日

めっちゃおもしろかった!
本屋でタイトルに惹かれて読んだが、仏像そのもののことから補修、保存のことについて、今まで考えてみなかった視点で書いてあり楽しい。仏像修復の過程で見つかる、技師たちの悪知恵の話とか。人が作るものなんだなあって気がします。イラストも可愛いんだ。

すごく取っ付きやすいし、文...続きを読む化財修復について意識するきっかけにもなるのでは?いろんな人に薦めてみたい本です。

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Posted by ブクログ 2010年12月03日

実は、目に見えないものを扱うからこそ、形がとことん重要になる。
だが永久保存のために、広隆寺の弥勒菩薩を宇宙空間にとばしたところで、もはや意味があるようには感じられない。
時間は時代区分ごとに分断されて流れているわけではないのだ。延々と途切れずつながっている。
「重要文化財」のなかでも、特に世界文化...続きを読むの見地から見て価値が高いものが「国宝」。宇宙人に対して地球の文化や芸術を伝えなければならないというシチュエーションになったときに、ミロのヴィーナスやミケランジェロのダヴィデ像などと並んで、日本の代表選手になるのがこのクラス

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Posted by ブクログ 2011年07月15日

仏像修復の話がこんなにもおもしろいとは思わなかった。予想外のうれしい驚きをくれた1冊。著者は(財)美術院国宝修理所(そんな施設があるんですねぇ)に勤めた後、独立して仏像や文化財の修復に携わっている人。名前は「いいずみ・としたか」と読むのだそうで(唐の太宗を思い出してしまった)。仏像の基本・修理の裏側...続きを読む・文化財保存と地域のつながりなどについて、数ページの短いエッセイが40編収められている。平安時代の仏像より江戸時代の仏像の方が壊れやすいとか、阿弥陀様だったはずなのに手をすげ替えられてお釈迦様に変身してしまった仏像があるとか、びっくりするような話が語られる。なかには、「一目見たら目がつぶれる」と伝承されていたため、寺の住職ですら見たこともない=盗まれたのにどんなものだったのか誰にもわからず探せない仏像の話があったりして、笑っちゃいけないと思いつつ笑ってしまった。著者はおじいさんかと思ったら30代半ばのまだ若い人。ガンダムのプラモデルと仏像を対比させたりして、固くなりがちな題材を素人にもわかりやすく料理している。著者自身のものと思われるイラスト・図解も飄々として秀逸。

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Posted by ブクログ 2009年10月10日

仏像修復を手がける著者ならではの仏像や、
修復作業の苦労や楽しいお話が読めて面白い。
これを読めばいつも観光ぽくなってしまいがちな、
お寺や神社での仏像を見る目が変るかも。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

修復師の方ならではの、仏像の丁寧な解説と裏話が満載でした。
仏像もお肌に乾燥は大敵なのか!

挿絵もたっぷりでイメージしやすいです。
文化財や骨董好きにはたまらんですね。

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Posted by ブクログ 2014年07月07日

親しみやすくてすいすい読める~。
多様な修理に感心し、御霊抜きと開眼供養に目からウロコが落ち、もし仏師がガンダムを作ったらって例え話に笑いました。
何より「壊れても仏像」ってタイトルがすてき。

維持する修理はともかく、新品同様に修理すると価値が下がる場合もあって(重要文化財から外れるなんてことがあ...続きを読むるとは思いませんでした)保存が目的でもどこまで修理するかは微妙な問題か…。
仏像にはいつも「よく残ってたね」と声をかけるのですが、同時に「よく残してくれましたね」と残してくれた人にも感謝します。
彼らのお陰でものは残っていくからね。

いい読書をしました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年04月09日

思ったよりは仏像修復の話ではなかった。半分ほどは仏像とは何か、そして仏像が壊れることについて。
ある程度基本を分かってもらった上で修復の話をすることでわかりやすくするという狙いか?
ある程度知った上でこの本を手に入れるだろうから、いきなり修復の話でも良かったけどなぁ。
まあでも、著者が比較的若いこと...続きを読むもあり、プラモとかガンダムとかの例を挙げながらの話でなかなか引きこまれてしまった。

仏像の中にネズミが巣食うとか、腐ってしまうとか、ヘタすると罰当たりとか言われそうな内容を知ることができる結構貴重な本だと感じた。

一番おもしろかったことは、どの仏像も、作成されたときそのままの姿ではないってことかな。そう言われればそうですね、と。今後は仏像を見るときはそういう視点からも見るようになるかもしれない。

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Posted by ブクログ 2011年09月17日

仏像を修復する方のホントに??みたいないろいろな経験談を交えながら楽しく仏像を知ることができる本かな(笑)見たら目がつぶれると言われて誰も見たことがない仏像が盗まれて、どんなものか誰も知らない…なんて笑えない実話もあったり実に興味深かった。ホコリまで全てお返しするという真摯な姿勢にはアタマが下がる。...続きを読む…にしてもどうもたとえ話が「ガンダム」だのと若いなあ…と思いながら読んでいたら大体同年代だった。なんか仏像修復なんて聞くとすごく高齢の方のような先入観があったんだけど☆こうやって技術や伝統が受け継がれていくのは素敵です。

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Posted by ブクログ 2011年09月20日

どんなに細かくなっても仏像はとっておくべきなんだなぁとでも本当に市役所の人とか専門じゃないのに 大変だなぁ

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