【感想・ネタバレ】2014年~ 世界の真実のレビュー

あらすじ

「アベノミクス」の狙いは、日本経済を長期間覆ってきた「デフレ」から抜け出す経済政策を成功させようというものだ。同時に、戦後の「システム」を見直し、「制度改革」を全面的に実施しようというものであり、それには極めて強い決意が要求される。特に注意すべきは、日本を取り巻く国際環境の激変である。あまり遠くない時期に中国は解体、崩壊し、東アジアでの「冷戦」は終結する。そして、超大国アメリカが完全復活し、EUは経済でドイツに支配される。「アベノミクス」の後、日本は何をすべきなのか。激変する世界の底流を読み解き、日本の生き残る道を提言する!

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Posted by ブクログ

中国は政治と軍が分離している。

日本は決して悲観するような未来があるわけではない。ニュースや報道の表面からは見えてこないリアルな真実。
マスコミは国民の自信を喪失するような扇動的な報道を慎むべきだと改めて認識させられる。

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2015年06月19日

Posted by ブクログ

レールとパイプラインから資源政策を分析する論は非常に興味深かった。さらに、中国の軍閥の分析も説得力がある。また、重電や炭素繊維から将来の日本経済を見るという発想も勉強になった。

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2014年12月02日

Posted by ブクログ

将来の日本の活路は?
■結論
日本が今後も世界の中での地位を向上させていけるかは、日本の技術を輸出し、世界のインフラ事業を担えるかどうかに掛かっている。
■背景
日本は技術貿易では圧倒的な黒字を計上しており、「ものづくり」を支えるノウハウは他の追随を許さない。自動車や家電等、これまで日本を支えてきた産業の一部は海外の企業に逆転されたものも少なくないが、重電については、設備投資に多大なコストが掛ることから海外の有力企業も手を出せない状況にある。さらに、メタンハイドレートが商用化されれば、国内で資源を賄うことができるので、世界各国との交渉力も高まる。
今後、アメリカはシェールガス革命により、さらに世界の中でイニシアチブを強めることが予想されるが、技術力に関しては、日本に頼らざるを得ない面もある。また、中国はかつてのソ連のように自然崩壊することが目に見えている。
このような世界情勢の中で、日本はその技術力によって世界経済を支える存在になり得る。
■求められていること
競争力のある分野にいかに人財を結集できるかが最大のキーとなる。
そのためにも、国が各種法規の整備を通して労使慣行の見直しを図り、企業がリストラを断行できる状態を作ることが望まれる。これにより、本来の意味での「リストラ」=「リストラクチュアリング:再構造化」を叶えることが必要である。
また、教育の重要性はますます増していく。「ものづくり」を直接的に担う優秀な理系の学生を育てることはもちろん、技術者に成果を出してもらうための環境作りや日本の技術力が世界の中で活きる仕組み作りを果たせる文系の学生を育てることの大切さも忘れてはならない。

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2013年11月23日

Posted by ブクログ

1. シェールガス、メタンハイドレート
2. 中国の内乱による崩壊
読みやすく、筆者が目で確かめた情報であり信頼感がある。

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2013年09月30日

Posted by ブクログ

日本、中国、アメリカの今後の展開を語った本。中国崩壊するいわれ続けて数年経つけど、今度こそ信じたい。

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2013年07月21日

Posted by ブクログ

国際エコノミスト長谷川慶太郎による、2013年7月時点で出版された2014年の予想。
予想を裏切る大胆な予測はないような、今だからそう思うのか。
年末に読み返すと、今後の参考になるかもしれない。

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2014年01月01日

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