【感想・ネタバレ】青空感傷ツアーのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2017年12月10日

ページをめくる手が止まらない、それくらい面白かった!柴崎さんの作品って内容自体は何てことはないのに何故だか面白い。大阪弁の会話の心地よさも抜群。そしてリアリティ。この子たち絶対知ってる子やわ…って思ってしまうねんなぁ。

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Posted by ブクログ 2012年07月28日

芽衣と音生のお気楽な旅行な話。
読んでて力が抜ける。脱力系小説。
なんとなく自分も旅行してるような、擬似的にそんな雰囲気を味わうことが出来る本だと思う。
長嶋有さんの解説もオススメ。

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Posted by ブクログ 2010年02月26日

トルコから帰ってきてすぐと言う事もあって、
カッパドキアやグランドバザールの様子が蘇った。
芽衣と自分が重なって、不思議な気持ちになった。

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Posted by ブクログ 2014年02月04日

2014年2月4日再読

いいなー

はじめてこれを読んだのは10年近く前なのかな。
やっぱりおもしろかった。
あのころから自分は全然変わってないのかな。

自分のダメなところはわかってるけど、そんなに簡単に変われないって気持ちは歳とともに強くなっていってしまうんだろうか。
そんな自分を許すことって...続きを読む、甘えなのかな。それとも利口なのか。

青空感傷ツアーって名前がいいな。

沖縄に行きたい。



2009年1月26日レビュー

この本を読んだのは何度目かわからないけど、はじめて実は「きょうのできごと」よりおもしろいのではないかと思った。こういうのは読んでる自分のその時々の気分、状況の問題かな。
勝手で奔放な音生を、ここまで嫌味なく魅力的に描ける柴崎さんはやっぱりすごい。
会話の合間に挟まれるきれいな風景描写が、さまざまな旅行先でいかんなく発揮されて、こんな作品が生み出せたら本当に楽しいだろうなぁ。
俺も、誰も乗ってないバスって好きだぁ。
失恋って悪くないって思わせてくれる。いい息抜き。

長嶋さんの解説も秀逸。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

柴崎さんは会話のリズムがうまいと思う。特に関西弁ね、その肝は。だからとても入り込みやすい。何が面白いかって聞かれるとわかんない。何か大仰なことが起こったりするわけではないから。けど、読んでて気持ちよいのです。保坂さんも大のお気に入りらしいね、「きょうのできごと」で解説書いたり、あとはたしか何かの文芸...続きを読む誌で対談してたのも読んだことある。(06/2/5)

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Posted by ブクログ 2022年12月26日

柴崎友香「青空感傷ツアー」
河出の文庫版。
素晴らしいクライマックス。なにより海なのがいい。クライマックスの海、言えば浅学の私は脊髄反射で保坂和志!「プレーンソング」!と言うだろう、ラストが海なのはいい。「陽の名残り」の海もいい。

これは全体を通して言える事だが、地の文でその景色の奥にある土地の営...続きを読むみを予感しながらも、次の行で始まるそれらと一切関係のない会話。これが良い。

そこで交わされた会話は後に感傷を生むのかもしれないと言うと大げさだけれど、その感傷の目の前には営みをたたえた風景もあるよね、と自然に思った。そりゃ素晴らしいやんけ。
ツアーとは移動で、感傷とは後ろへ消えていった景色に覚える感情の事だ。

解説を読む。またしても長嶋有が、柴崎友香の前作「きょうのできごと」の解説を書いた保坂が〜と言っている。この人も保坂好きすぎんだろと思う。

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Posted by ブクログ 2022年04月22日

『失恋したら、この本持って旅に出よう』
 この紹介文で、私はこれを手にした。まあでも、旅って言ったって、失恋した相手くらいしか一緒に行く人がいないんだけど。……って、どんだけ寂しい人間なんだ自分は。別に寂しいと思ったことはないけれど。なんて思いつつ、ページを捲る。
 果たしてこの本に、大きな意味があ...続きを読むるのだろうか。恐らく、何か重要すぎるメッセージなんてどこにもない。ゆるゆると、時に激しく時間が過ぎていくような本だ。それが良いなと感じた。
 これが本当の失恋旅行なのかはわからない。そもそも、失恋しているらしいのは語り手ではなく、その友人……美しすぎる、ネオという名前の少女だけだ。だが、この世に「本当の」と冠せるものがいくつあるのかは甚だ謎だから、これもまた一種の失恋旅行であるには違いない。
 主人公の芽依は、様々なもの……景色でも人物でも、美しいものに惹かれている。その時の描写はとても綺麗でいて、しかも緻密だ。景色もさながら、特にこの作者は、恐らく、人が好きなのではと思う。人のこと……特に身体をよく観察している目だ。
 私はこの本を、綿あめのようなものだと思った。一色ではなく、様々に色のついた、レインボーの綿あめ。甘いのだけれど、色によっては別の味になる。辛味もあれば苦味もある。塩味もある。そんな具合の綿あめだ。しかも、ふわりとしていて、どことなく輪郭がぼやけている。
 失恋したとき、この本を旅行に持って行けば、何かしら変わるのかも知れない。読後にそう感じた。主人公たちの関西弁が、心地よく響いてくると確信できるからだ。失恋した相手以外に、本という相棒があるとすれば、私は最強かもしれない。もっとも、自分が寂しい人間という事実は容易く動かないが。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年12月18日

私の好みから言うと、こういうゆるふわガーリーな筋はむしろ苦手だ。
が、柴崎友香に限定して、惹かれてしまうものがある。なぜだろう。

一見、音生という奇矯なキャラクターや、旅先のきれいな風景、が読みどころに感じられるかもしれない。
そういう表面的な読み方で満足することもできる、のだろう。
が、私は柴崎...続きを読む友香が何気なく書き記す、視覚描写の的確さ、に惹かれているのだと感じながら読み進めた。(つまりは保坂和志と長嶋有の解説の通りなのだが。)

例のごとく読書感想をネットで漁っていて、膝を打つ記事があった。
(以下引用)
いわゆる“行きて帰りし物語”的な、旅を通しての成長、変化が描かれる小説ではない。
けれどかといって、音生の強烈なキャラクターを描くためだけに芽衣が語り手になっているわけではなくて、
一言で言ってしまうと、“芽衣がとにかくいろんなものを見る”という小説
(以上引用)

永井くんにトルコで見たものを話す場面があるが、見るという行為、それを他者に話すという行為、の間に時間的な間隙がある。
それはもちろん当たり前なのだけれど、この柴崎友香は間隙のせいで生じるズレの間隔を、「なかったことにしない」。
するとそこに「記憶」という要素が加わるので、描写も会話も多層的になる。
この「多層性」こそが、「確かに今ここに誰それがいる」という感覚をもたらす。
登場人物の関係性でいえば、今ここにわたしとあなたが確かにいる、読者の読み方でいえば、すべての登場人物が確かな時間を積み重ねた上でいま本の中に開かれていく、という感覚が得られる。
柴崎友香の作家性というか魅力はそのあたりにあるのではないだろうか。

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Posted by ブクログ 2013年11月06日

とっても自然な関西弁で描かれた女の子2人の物語。
特に何かが起こるわけでもないのに、彼女たちの目線を通して癒されるような気持ちになるのが不思議。
登場人物に決して無理をさせない優しさが、柴崎氏の持ち味なんだろうと思う。

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Posted by ブクログ 2012年07月01日

妻の書棚にあった柴崎友香もの2冊目はこれでした。
『その街の今は』と本書は語り手が1人。『きょうのできごと』は語り手が交互に入れ替わる。『その街の今は』はタイトル通り基本的に場所は移動せず,主人公の日常的な範囲内で収まっている。『きょうのできごと』は大阪に住む人々が京都に引っ越した友人を訪ねる設定。...続きを読むどこか明示はされていないが動物園なども出てきて,関西圏にいくつか舞台を持つ。それに対し,本作は主人公ともう一人の女性の活動範囲が広い。冒頭では東京発新大阪行きの新幹線で,主人公の芽衣と音生(ねお)の2人旅が始まる。3年勤めた会社を辞めた芽衣と,東京で恋人の二股が発覚して別れてきた音生の感傷ツアーってことだ。突然トルコに出かけることになった2人。旅の途中で仲違いしてしまうのに,帰ってくるとその足で徳島の温泉に移動し,そこで長期滞在をする。そして,また急に思い立って石垣島まで辿り着く。
まあ,それだけでも柴崎氏の作品としては大きな出来事の連続なのだが,ある意味では相変わらずドラマティックな展開はなく,淡々と物語は進む。ある意味で,これら3作品で作品中舞台の空間スケールが異なっているのは,地理学を専攻していたという作者のこだわりだろうか。トルコ旅行における主人公の視点も単なる観光客目線とは違ったものを感じます。
そして,今回も文庫版なので,解説文がついています。今度は長嶋 有という人物の解説だが,『きょうのできごと』の保坂和志氏の解説文が気に入ったらしく,勝手に続編にしていて,タイトルは「ジャームッシュ以降の作家・その2」と題された。そして,長嶋氏は次の人にもバトンをつなげたいとこの文章を結ぶ。この解説文でも非常に的を射たことが書かれていた。それは,私の『きょうのできごと』の読書日記とも相通じるし,私の研究活動の意義にも類似している。というのは,作者が解説者とのインタビューでの一言を引用して次のように書いていることだ。「これから世界がどんどん(閉塞した)管理社会になっていくとか,そういうことを(私は)信じていない」という発言だ。そして,長嶋氏もそれにひどく同意する。簡単にいうと社会に対する楽観主義だが,驚くべきことに文学の世界でもそうした楽観主義はあまり受け入れられないと長嶋氏は主張している。同じことは学問でも,特に私が属していると考える人文・社会科学で特に似たような風潮を感じるのだ。近年顕著になっている政治的な問題や社会的な問題を取り上げ,ユーモアなど排除して,文彩も排除して論文を書くのが研究者だと,そんな風潮があるように思う。でも,実はそれは間違いで,ヨーロッパの難民を研究している人や日本の日雇い労働者の研究をしている人は私と同様に,なかなか就職できないでいる。結局,大学側が要求しているのはなににつけても社会に波風立てないような知的刺激がほとんどないような研究者なのだろうか。まあ,それにしても読む人が読めば上の例は具体的な地理学者のことを書いているのがバレバレなのだが,彼らは少なくとも出版界からはある程度必要とされている。それに対して,私のような研究は全く必要とされているように思われない。メディアを研究していても最新のものでもないし,思想ぶった文章を書いていても,それは1970年代くらいの思想家で最新でもない。自分では政治的な批判を込めているつもりだが,それは決して分かりやすいものではない。むしろ,何気なくやりすごしてしまうようなもののなかに,批判すべき社会の本質が潜んでいるのではないかと,しかも一方ではそういう作品は地味に楽しむことができるような。
なんか,書いていて自分だけにしか分からないような内容になってきたので,この辺にしましょう。

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Posted by ブクログ 2011年02月20日

タイトルからして好きでした。芽衣ちゃんの感傷のふけった時のことばづかいがきれいで、いっぱいメモしました。

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Posted by ブクログ 2010年10月27日

何このデタラメな2人。イライラさせる。
なのに、どっか可愛いやないか!

26歳にしてこんなじゃダメだよ、音生もいつまでもそんなんじゃ生きてけないよ。
つーか、いい加減にしろ〜
っていう2人やのに、なんて可愛いんだろう。なんでいとおしいんだろう。

結局、正しい生き方なんてないんだ。
どんなにダメで...続きを読むも、それはそれで生きていくだけなんだ。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

芽衣と音生の、行き当たりばったり旅行物語。
思いつきでトルコ行くとかすげーと思う。
最後もいきなり沖縄いるし。
ケンカしても気まずくなっても、自分の事見ててくれて幸せを願ってくれる音生みたいな友達がいたらな、と思う。
あそこまでわがままなのは考えものだけど。
普段からわがままで言いたい放題だけど、だ...続きを読むからこそふっと自分に優しくしてくれると心を掴まれてしまう。
音生って、そんな子だと思います。
最後の方のシーンは、芽衣に自分を重ねてしまって、自分が音生に引き込まれていくのが分かった。
透明感のある文体も相変わらず。
柴崎さん独特の、綺麗な情景描写が読めます。
読んでて楽しい本でした。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

3/6 おもしろかった。今日のできごとに続くこの流れ。この人のおもしろさは場所が流されていく中にあるのかもーと思った。小説らしい不自然さがないところもいい。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

音生というとっても美人で自由なコに連れまわされる主人公のお話?でも
十分この主人公も勝手な気がするんだが(笑)
よんだらトルコに行きたくなりました。

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Posted by ブクログ 2023年06月06日

物々交換の本棚で手に取ったもの。

わたしは芽衣パターン。きれいな顔に弱くてなかなか行動に移せない。
音生みたいな強烈な子、好きか嫌いかの両極端だろうな。次へ次はぐんぐんやりたいように進んでくのははたから見てたら気持ちいい。
なんの計画もなくあっちこっち旅するのいいな、と思いながら音生みたいな子が隣...続きを読むにいないと出来なさそうだな。

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Posted by ブクログ 2018年09月30日

超美人、なだけにゴーマンな音生と音生に振り回されるのにこりごりにもかかわらず、その可愛さにやられてしまうっている私、芽衣。音生の失恋と私の失職をきっかけになぜかトルコ、四国、石垣島と旅することになる。

突拍子もないストーリー展開に思えるが、旅行先と旅行から旅行への繋ぎがそう思える部分。それぞれの旅...続きを読む先では違った意味での我がまま二人組珍道中という感じ。

あえて共感ポイントを探すとすると、もしかしてこれが親友?というアプローチかな。

最後には見た目じゃない、言うこと聞くやつでもないという、本質的な人との付き合い方を示唆したような感じもするけど、たぶん改まってそんな大上段に構えているわけじゃないしー、といった主張も聞こえてくる。

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Posted by ブクログ 2015年04月07日

ストーリーはともかくね、会話が、しかも女の子たちの会話が続いてくことほどいいことは他にないってくらいたのしかった。最初は嫌やったけど最後はたのしかった。

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Posted by ブクログ 2014年08月24日

【本の内容】
超美人でゴーマンな女ともだち音生と、彼女に言いなりな私。

音生にひきずられるように、大阪→トルコ→四国→石垣島と続く、女二人の凸凹感傷旅行はどこへ行く?

抱腹絶倒、やがてせつない旅の空。

映画「きょうのできごと」原作者による、各紙誌で絶賛された、ウルトラ・キュートな話題作。

...続きを読む 目次 ]


[ POP ]
外見で人を判断する芽衣(めい)と、超キレイであけすけな性格の音生(ねお)。

大阪からトルコ、徳島、石垣島と無計画な旅を続ける二人は、互いに欠点だらけなのに、なぜか対等な関係になっている。

わがままな友だちに振り回されないコツは、自分をしっかり持つこと!

美人だが性格の悪い女の子、音生と、優柔不断で(男女を問わず)きれいな子に弱い芽衣が旅をする物語。

トルコから四国、石垣島まで、行く先々でケンカになりながらも結局、ふたりは周りの男たちを巻き添え(?)にしながら旅を続けていく。

「感傷旅行」とタイトルにはあるが、別にふたりが失恋したから旅行に行くというわけではなく、ただなりゆきで出かけていくという力の抜け具合がなんともいえない。

細かいことが気になりながらもなかなかそのことが口にできず、怒りを腹にためながらも、結局は音生の可愛らしさにすべてを許してしまう主人公、芽衣。

話の前半は新幹線の中で延々と大声でしゃべっていたり、昔つきあっていた男を突然呼び出したりしていた傍若無人な音生に注目していたのですが、読み進めるうちに、周りの景色や音生の美しさや四国の旅館の息子、永井君の可愛らしさに見とれて、それまでの怒りや悲しみを忘れてしまう芽衣の心変わりの速さの方が気になってしまった。

二人の旅は面白いけど、一緒に巻き込まれるのはしんどそうです。

[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2014年04月10日

行き当たりばったりすぎるけれど、そして淡々とした話だけれど、とても懐かしい感じがして、私は好きです。

わがままな主人公に対するお説教が、強烈で苦笑い。

…1人で寂しいばあさんになって金魚に話し掛けるのよ…

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Posted by ブクログ 2013年08月16日

若さととびきりの美貌があれば怖いものなし!

一瞬で周りの人を虜にできる美貌の持ち主 音生 と並の容貌ながら根っからの面食いの 芽衣。
2人の行き当たりばったりの旅と、男性観…「きょうのできごと」と同じく気取らない関西弁が生き生きした、リアル女子トークが楽しい。

そうそう、美人より並の見た目の子の...続きを読む方が面食いだったりするんだよね。

最初は美人だけどあまりにも強引で傲慢な音生に反発を覚えたけど、芽衣のちゃらんぽらんさもなかなか。でも憎めない2人組です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年11月26日

まあ。。。良くある話と言うか。。。かわいい女の子とそれに憧れる普通の女の子のどたばた旅劇。

主人公の子の面食いは分かる。でもしつこくないかい?顔ばっか気にするから行き当たりばったりで自分を磨こうともしない。

とか。面食いなだけでそんなに言われる?またかわいい子もそんなしょっちゅう浮気される?こん...続きを読むなにかわいいのに?

良く理解出来ない話でした。。。何かに似てると思ったら。。。絲山 秋子さんの「逃亡くそたわけ」 だった。なんだかなーーーーって感想の読後は一緒でした。。。はい。。。。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年08月19日

わがままで、ゴーマンな美人な音生と、綺麗なモノ好きで、音生の顔を見ているとどうしても言いなりになってしまう芽衣の物語。

男にフラれて、遠くに行きたいと言い出した音生。大阪→トルコ→四国→石垣島と旅をしていきます。

はじめは、「芽衣が音生に振り回されて大変だな」くらいに思っていたのに、途中から芽衣...続きを読むも大概わがまま何だということに気がついた。
わがままな女子二人が、わがまま気ままに旅をしているのを読んでいると、自分の二人旅を思い出します。

どうしても、喧嘩になってしまうし、「あぁ、今怒ってんだろうな」って思うこともあり、気まずい思いもするのに、また、二人で出掛けてしまう。
気持ちよくわかります(笑)

私は芽衣タイプ。
外見なんて、中の下なのにイケメンが好き。
後で、ウジウジ悩んで後悔して、それを誰かに聞いてもらって共感してほしい。
意見言われたら、むくれてしまう。

・・・・自分が情けなくなる。

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Posted by ブクログ 2010年04月26日

主人公の振りまわされ感が絶妙ではある。
音生みたいなタイプは絶対にお友達にはならないので
良く分からないけど、作者はきっとこういう知り合いがいるんだろうなあ・・・。
解説では、作者=音生という推測をしていたけど、もし自分という
想定だったらこんなにウザくキャラとして書けるのだろうかがちと疑問。

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Posted by ブクログ 2009年11月29日

超美人でゴーマンな女とその彼女に言いなりなもう一人があてもなく旅してく話。

まず題名に惹かれたけど、よく考えたら普通「傷心」って書いてありそうなところを「感傷」って書いてある。
この物語をよく表してると思った。

結局いろんなとこに旅しても成長するには自分を受け入れなきゃいけない。
直さな...続きを読むきゃいけないとこゎ、そこゎ自分だからと開き直らないで向き合わなきゃいけない。
たいていみんなわかってるんだけどなかなかできないんだけども。。。

文がきれぃ。
全体的に軽く読みやすぃ。
非日常だけど日常っぽい。
ふわふわしててこの世界観好きかもしれない。

あてもなくお金がなくなるまで旅したいと思った。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

昨年末に衝動買いーーー読んだことはあった!
音生かわいいよ音生
いろいろ考えさせられるけど、読後感はすっきり!

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Posted by ブクログ 2011年09月15日

大阪トルコ四国石垣島この旅のチョイスと女子ふたりの旅とはどんなものだろうと面白そうなので読んだ。女子が女子に憧れるというところがやはりよくわからなかったのでボクは読者として失格でありつくづく男子である。石垣島は曇っている。この曇りぐあいがイイ。晴れた日もいいが低い雲が垂れてポツリ雨が降り出した浜辺が...続きを読むいい。海が雨で濡れて見えるのはこの島だけ。男子の感傷ツアーはいたって寡黙である。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

完璧な美少女とその子に振り回される女の人の話です。
いろいろなところに旅に出ます。
本当に旅行に出かけると自分の知らなかった自分を知ったりします。
これはそんな話でした。
自分ばかりではなく、一緒に行った人の新たな部分を知ることができます。
友だちとちょっと旅行に行きたいなぁと思う本です。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

『きょうのできごと』の作者。

超美人で傲慢な年下の彼女と、
それに振り回されっぱなしな『私』による、
女二人のなりゆき感傷旅行−…というコトだったけれど。
読んでてちょっとイライラ。

読み終えた後、
中学の修学旅行で行った沖縄の海を思い出した。
どこまでも透明な海に触れた生温い感触...続きを読むを、
何だかすごく懐かしく思った。
表現というかモノに対する言葉選びはすごく素敵だと思います。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

この小説の語り手の主人公、なんかいらつくなあと思ったら、中盤あたりでまさにこれだ!という一文発見。「あんまり考えずに行動するわりには、あとから文句ばっかり言って、努力は嫌いだけど僻みっぽくて、しかも自分のことを棚にあげて超面食い」。この手のタイプの女性、私が最も苦手とするタイプ。でもいじけてても、ち...続きを読むょっと抜けてても、愛嬌があって前向き(ただし、4歩進んで3歩下がるの繰り返し)。こういうキャラ、変にスキがない人よりは魅力的かなあ、という気もした。

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