感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2019年03月22日
私は兵庫で幼い頃育って、学校とお仕事は東京という育ちである。そして母は東京に越してからもう長い間経っても、やっぱり関西弁で喋り、関西文化圏の女の子として、日常の躾をし、お勉強については東京流で育てた。
言葉は何故か、幼い頃から私だけ関西にいる頃から標準語であった。母とは関西弁を話すが、それ以外は標...続きを読む準語という状況である。
文化としては、関西女として育ったから、わかぎさんのおっしゃる、季節の行事やお付き合いを大事にとか、お行儀とか、勉強以外の嗜みもないのはダメだとか、言葉のキャッチボールをする言語としての関西弁というのは、すごくわかる。彼女の文章を読みながら、まるで里帰りした気分になっていた。アタマの中の相槌はもちろん関西弁になっているw
「そうそう、そうなんよねぇ。わかるわ」
と。面白い本だから読んでご覧と勧められて手にとったが、気軽に読めて面白く、関西人が読めば、上記の相槌が連発され、そうじゃない方がお読みになると目からウロコの1冊である。
自分で名乗らないと関西人とはわからないことの方が多くなっている今も読めばやはり、関西のエッセンスが自分にもあるのねと納得させられる。
楽しい本なので、軽く笑って読めるものをお求めの時にどうぞ(笑)
Posted by ブクログ 2010年06月05日
今回のは「大阪でもこんなん特殊だろ!」と思うようなのが少ないので落ち着いて読めました。受け狙いの大げささが薄れていて好感触。そんな駅名言われてもよくわからんな駅の話がかえってリアルで読み応えあり。大阪移住の方に餞別で渡してもいいかも。
Posted by ブクログ 2022年09月09日
大阪人は少し変わっている。この本を読めばそう思われる。だが、東京人も相当変わっている。
ちょっと大阪の方が濃ゆいだけなのだ。
ほんのちょっと、多分。
Posted by ブクログ 2017年05月10日
劇団リリパットアーミーIIの主宰者わかぎ ゑふ。あちこちで彼女の書いたものを読む機会はあっても、著書を買うのは初めて。“大阪人”シリーズの5冊目だそうで、4冊目までは未読。
「大阪地獄」、「東京砂漠」、「大阪人の作り方」の3章で構成。そこそこ面白いですが、大阪人であればどれも当たり前っちゃ当たり前...続きを読むの話であるため、笑いころげるというところまでは行きません。初版が6年前だから、今となっては“ケンミンショー”ですでに取り上げられていそうなネタも多く、それぐらい当たり前のことばかり。そんななか、当たり前だけどやっぱり好きだよ大阪人のこういうとこ、と思える話は、串カツ屋で隣りのオッサンから「兄ちゃん、これ食うか。頼みすぎたわ」と声をかけられ、とまどう東京出身の男性の話。東京ではあり得ないことだと驚いて目が点になっていると、「そんなに見つめるなよ、わし、その気ないで」と言われたという話は、さもありなん。また、大阪にはよくいるオッサンみたいな物言いの子ども。風呂上がりの父親が「母さん、ビール取ってくれんかい」という横で、子どもが「わしにもジュース取ってくれんかい」とか、おるおるそんな子どもと嬉しくなります。シュルッと読めるので、疲れているときには軽く流せる1冊。
Posted by ブクログ 2015年07月18日
ぜひとも、大阪人の方にも、大阪人でない方にも読んでいただきたい一冊。大阪人である作者の愛のある客観的観察眼の鋭さが光る!この本を読んでいる間の脳内BGMは、もちろんウルフルズの名曲「大阪ストラット」だ。あぁ、もうネタバレしてしまいたい話のオンパレード。やはり大阪は「独立国家」にしてもいいくらいだ。い...続きを読むっそのこと独自の貨幣も流通させよう。しかし、無法地帯になる可能性が高いので危険すぎる気もするが、どこまで「大阪国」の文化が発展するか怖い物見たさの好奇心が自分の中で勝手に高まる。
Posted by ブクログ 2013年12月29日
正しい大阪人は、世界を少し明るく、楽しくするでしょう。
大阪人は、いつも過剰の期待と誤解を持たれ、しかもその期待に応えようとしてしまう。それが大阪人のいいところで、大阪人のパワーだと思う。そのおせっかいな大阪人らしさは、今ちょっと必要とされているものだとも思う。
バカではいけない、大阪の女の子は...続きを読む確かにアホだ。それがいい。