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Posted by ブクログ
漫画家の三田紀房氏の本。この手のビジネス書をいくつか書いていて、これも含めてとても刺激になる。このジャンル自己基準最高の星四つ。
漫画家としてマンガを書く事を介して分かったことを、プレゼンと絡めて語っている。なるほど納得の内容で、すごくわかりやすい。
以下付箋を貼った個所の要約をしるす:
100-101:アイデアは天から降ってこない。そこにある物同士の掛け算。王道に何を掛けるか。
102:一番大事なのは王道を学ぶこと。
132:バスの来た道を示したくなるが、読者は(聴衆は)バスの行き先を早く示してもらいたいもの。
146-149:歌舞伎の見得やたんかを切るとか、分かりやすい表現は聴衆に対するサービス。冷静に見ればダサくてくどい。しかしこれはわかりやすいファンへのサービス。
たとえオーバーでダサいと感じても、それだけわかりやすいのが、ベタで大げさな説明。これを堂々とやる事を躊躇すると、ダサくなる。
158:観光コースにはビューポイントが適度に示されている。分かりやすいビューポイントを示す事。多すぎてもダメ、分かりにくくてもダメ。
169:引き算で削る必要。あれもこれもと盛り込むのは、物事を分かりにくくする。
192-193:キーワードはセリフにする。説明は人が見えないが、セリフは人から人へのメッセージになる。
203:登場人物の履歴書を作ると、あれもこれもと初心者は詰め込みすぎるきらいがある。100用意し10だけ出すつもりで。
また読者は登場人物について説明がなされていない部分は、勝手に推測し勝手に深く考えてくれる。
209:プレゼンに負けの気持ちを出してはいけない。常に挑戦する人を、聴衆は応援したくなる。負けの気持ちは同情し共感するかも知れないが、それだけ。その場の教官よりも応援する気持ちは、聴衆自身も元気にする。