【感想・ネタバレ】才能とは続けられること 強さの原点のレビュー

あらすじ

各界一流のプロの半生をインタビューで解き明かす人物ドキュメント、NHK BSプレミアムで放送中の「100年インタビュー」。番組で語られた珠玉の言葉の単行本化、第5弾。今回は、将棋棋士の羽生善治さん。小学校1年生のときに、友達との遊びのひとつとして出合った将棋。初めは弱く、しかし、いくらやってもコツがつかめないところが面白いと夢中になり、小学校6年生でプロ棋士の養成機関「奨励会」に入会。中学生のとき4段となりプロデビュー。規定年齢までにプロになれずに去ってゆく先輩たちを見て子どもながら「真面目にやらないといけない」と誓ったという。19歳で竜王を獲得。1996年前人未到の7大タイトル全てを独占。そこに至るまでのエピソードや、それ以降の心境から、最強の棋士の「将棋への向き合い方」、集中の仕方、プレッシャー克服法、「勝つ頭脳」の養い方、情報化時代を生き抜く知恵、そして未来へのメッセージを語る。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 平成8年(1996年)25歳で前人未到の七冠(竜王、名人、棋聖、王位、王座、棋王、王将)を制覇した羽生善治さんの「才能とは続けられること」、2012.2発行。羽生さん、すごいですね! 2015年、44歳の現在も四冠(名人、棋聖、王位、王座)を保持されています。残りのタイトルは、渡辺明竜王・棋王と郷田真隆王将です。「継続は力なり」ですね!到達点の高低はあるでしょうけど、何事でも継続すれば、必ず何かを掴むことができますよね(^-^)
 退職してからは入ってくる情報が少なくなりました。自らアンテナを絞っていることも大きいとは思いますが。沢山の情報の渦の中で暮らしている羽生善治さん、情報は「選ぶ」より「捨てる」ほうが難しいと。「才能とは続けられること 強さの原点」(2012.2)、再読です。小学5年生で二上達也師匠に入門。6年生から3年間、最も将棋に打ち込んだ奨励会(6級で入会、中学3年生で四段)入会同期生(昭和57年組)に、森内俊之、佐藤康光、郷田真隆ら。19歳(1989年)に初タイトル竜王。1996年七冠。2017年永世七冠。

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2015年12月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2012年9冊目。
125頁。


三省堂神保町店で購入。




≪本文引用≫
p.42
 私の場合、集中するために、対局前は必ず頭を休ませます。人によっては、将棋の研究をして将棋づけになっている人もいますが、私は頭の中を空っぽにし、ボーッとできる空白の時間をつくるように心掛けています。

p.47
 将棋に限らず勉強でもスポーツでも仕事でも、大切なことは「継続すること」だと思っています。

p.60
 米長先生は「釣った鯛」にたとえてこんな話をしてくださいました。
 「目の前においてじっと見ていても、すぐには何も変わらない。だから大事にもってようとするでしょう。だけど、そのうち間違いなく腐ってしまう。どうしして腐るかというと、ときが経つからです。ときが経つと、状況も変わってしまう。今は最善だけれど、それは今の時点の最善であって、今はすでに過去なのです」

p.119
 膨大な情報から自分に役立つ、あるいは必要な情報を得るには、「選ぶ」より、むしろ「いかに捨てるか」のほうが、重要だろうと思います。

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2012年03月18日

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