あらすじ
「運のいい脳」に変えてみませんか?
「日本一優秀な頭脳の持ち主」の称号を得た
美人脳科学者が教える、強運になる方法!
運がいい人と悪い人って絶対いますよね。
では「運がいい人」というのはいったいどんな人なのでしょう?
そのことを優秀な脳科学者である著者が科学的に語ってくれました。
実は「運がいい」人も「運が悪い」人も、遭遇している事象はそれほど変わらない場合が多いようです。
しかし、その事象に対するとらえ方、考え方が違う。対処の方法も違う。
長い年月を積み重ねれば、おのずと結果は大きく変わってくるのです。
では、運のいい人に共通する「行動パターン」「考え方」「物事のとらえ方」とは何なのでしょうか?
本書を読めばわかります。
あなたも運がよくなること間違い無し!
【目次より】
運のいい人はいまの自分を生かす
運のいい人はいい加減に生きる
運のいい人は積極的に運のいい人とかかわる
運のいい人はあえてリスクのある道を選ぶ
運のいい人はひとり勝ちしようとしない
運のいい人はライバルの成長も祈る
運のいい人は他人のよさを素直にほめる
運のいい人は具体的な目的をもつ
運のいい人はゲームをおりない
運のいい人は自分の脳を「運のいい脳」に変える
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
1. 運のいい人は世界の中心に自分を据える
「運のいい人は、みな、自分を大切にしている」
自分を大切にする = 自分に心を配ること
・身だしなみに気をつける
・健康に配慮した食事を心がける
・身の回りを整理整頓する
自分のことが嫌いな人は自分を大切にできない。
まずは自分を好きになることが大事。
◉運がいい人とは?
自分なりの「しあわせのものさし」を持っている→しあわせの状態を積極的につくりだす努力をしている→自己一致の状態(自分を好きな状態)になる→常に快の状態でいるので安心感を与える→人に好かれる
その人の運の善し悪しは周囲の人といかに良好な人間関係を築けるかということに大きく左右される。
「自分で自分を好きになれるように自分に心を配る」 by.ナディール・ロスチャイルド
◉新奇探索性
いつもの日常には飽きたらないで新しいことを知りたいと思う、新しいことを知る喜びを感じる性質。遺伝的に決まっている。
新奇探索性が弱い人は一度正いと信じた社会のルールや常識を守り続ける傾向あり。自分より社会のルールや常識を優先しがち。
◆運のいい人は自分の好みを大事にする
自分の「好み」を大事にする=自分を大切にすることにつながる
2. 運のいい人は「自分は運がいい」と決め込む
◉運を良くするコツ
「自分は運がいい人間だ」と決め込む
何の根拠もなくてよい
◆運のいい人はプラスの自己イメージをもつ
何かに取り組むとき何かに挑戦するときには、マイナスの自己イメージはできるだけ排除する努力をして、できるだけプラスの自己イメージをもつようにする。+「自分は運がいい」という思い込みとセットにすると良いサイクルが回る。
◆運のいい人は「運がいい!ツイている!」と声に出していう
人間が何かを記憶するときには大脳深部の海馬が働く→視覚・聴覚・嗅覚などの感覚器官から海馬へ情報が伝わる→より多くの感覚器官をつかった方が記憶に残りやすい
人間の脳に新しい回路ができるようになるには少なくとも3週間はかかるので継続が必要
◆運のいい人は積極的に運のいい人とかかわる
◉ミラーニューロン
他人の運動を見たときも活発化する脳内神経細胞。鏡に映る自分の動きのように感じて活性化。他人の行動意図や目的を理解して反応する。
運のいい人とできるだけ一緒にいるようにして、その行動をよく観察すると自分のミラーニューロンが活性化→自分も同じような行動パターンをとるようになる→「自分は運がいい」と思えてくる
◆運のいい人は早寝早起きをする
◉セロトニン
しあわせを感じるホルモン。運を良くするには必須の物質。
・規則正しい生活
・適度な運動
・トリプトファン(必須アミノ酸)を含んだ食事
◆運のいい人は良い妄想をする
考えるだけでよい気分になる→ドーパミンが分泌
元手はかからない!いつでもどこでも!効果絶大!
◆運のいい人は自分のストレスレベルを上げる
◉ヤーキーズ・ドットソンの法則
心理学者のヤーキーズとドットソンが行なった実験。学習の成果がピークになるのは適度にストレスがあるとき。ストレスが高すぎても低すぎてもせの成果は下がる。人は平穏無事・安心安全な状態にいるときよりも適度なストレスがかかっている時の方が力を発揮できる。
3. 運のいい人は他人と「共に生きること」をめざす
◆運のいい人は利他行動をとる
内側前頭前野 … 自分の行動を評価する部位
「よくやった!すばらしい!」と自分の行動を評価すると、たとえ他人から褒められなくても大きな快感を得られる。
「他人に配慮できる人は運がよい」by.藤井聡(京都大学教授)
◆運のいい人は不安と上手につきあう
不安を感じてしまったら…
①セロトニンの分泌量が増えるような生活習慣にする
早寝早起、適度な運動、お風呂でリラックス
②不安は生理現象と割りきる
お腹がすくのと同じと考える
③不安の捉え方を変えてみる
不安は人が生きていくうえで必要な機能
不安があるからこそ備え工夫し努力できる
④不安を箱にしまってしまう
不安を感じている自分を客観視する
不安をひとつのモノとして自分から切り離す
◆運のいい人は誰かを助けた時こそ「ありがとう」を言う
互報性の原理 … もともと人間にはお互いに報酬を与え合うという性質が備わっている。人は誰かから報酬を与えられるとお返しをしたくなる。
4. 運のいい人は目標や夢を「自分なりのしあわせのものさし」で決める
◆運のいい人は具体的な目的をもつ
セレンディピティー … 思わぬものを偶然に発見する能力、幸運を招き寄せる力。偶然の幸運をキャッチする能力。
セレンディピティーを発揮した人の共通点
「もし幸運の神様がいるとしたら、その神様が放った幸運の矢をとらえる準備ができている」
→ 明確な目的をもち常に忘れない。自分はこれをやりたい、達成したいという思いを強くもつ。
◆運のいい人はマイナスの出来事も引き受けてみる
けっして自暴自棄にならないこと。やけっぱちにならない。ふてくされたり何もかも投げ出したりはしない。マイナスの状況をいったん引き受け、そして「では、どうするか」と切り替える。
5. 運のいい人は祈る
◆運のいい人はポジティブな祈りをする
自分のことだけではなく、自分以外のだれかの幸福も願うポジティブな祈りが心と体にプラスに働く。
前頭前野内側部が祈りの内容の善し悪しをジャッジ
良い祈りと判断した場合
脳内快感物質(ベータエンドルフィン・ドーパミン・オキシトシン)が脳内に分泌される → 脳の活性化、免疫力を高め病気を予防、記憶力・集中力を高める作用
悪い祈りと判断した場合
ストレス物質(コルチゾール)が分泌される → 脳の海馬が萎縮してしまう=記憶力の低下
どうしたら「運のいい脳」にするとこができる?
◉祈りを習慣化させる
朝と晩の一日2回のお祈りを3週間以上つづける
(人間の細胞が入れ替わるには約3週間かかる)
【朝】前向きな気持ちになりやすいので未来に目を向けた「将来なりたい自分・成し遂げたい目標」などについて集中して祈る
【夜】その日一日を振り返り反省する。「将来なりたい自分・成し遂げたい目標」のために今日は何が出来たかと考え反省し明日できることを考える。
!注意!
惰性で祈っても脳に良い影響は与えられない
運についてのとらえ方が変わった
生き方、心構えを説いた本。
運の良い人は基本的に考え方がプラス思考なのだとわかりました。
文章も読みやすかったです。
Posted by ブクログ
運をよくするには、脳から変わること。
そういえば「夢って具体化すると叶う」とあちこちでよく聞きますが、ここでも「具体的な目的を持つこと」「ゲームを降りないこと」「いつも頭のどこかで夢を意識しておくこと」とありました。
ということは、中山庸子さんの「夢ノート」も、中野さんのおっしゃることに照らせば、すごく理にかなっているということですね。夢ノート、続けよう♪
あと、脳の報酬系を利用するという話、なるほど!と思いました。一つのことを学習するには、脳が飽きないように、脳が喜ぶ新しい刺激を与えるために、角度を変えて学んだり、こまめに達成感を感じられるような工夫をするといいということですね。
ということは、漢字や英単語の小テストってこまめに必要なんですね。ただし、常に80点以上取れるのであれば、ですが・・・笑
Posted by ブクログ
日々過ごす中で、運はいいに越したことはないよね。
運は偶然ではなく、引き付けられるのか?
科学がつきとめた、とのことなので、取り入れられるところは取り入れようと読んでみた。
まず前提として、運が本当にいいか、悪いはか、分からない。
なぜなら違う選択肢を選んだ結果は分からないから。
例えば、交通事故にあってケガをした。運が悪い?もし少しタイミングが悪ければ命を落としていたかもしれない。なら運がいい。
早起きして散歩したら、素敵な出会いがあった。運がいい?もし普通に起きてたらもっと素敵なことがあったかもしれない。なら運が悪い。
だからまず、自分は運がいいと思い込んで過ごすとよい。
理由1
運が悪いと思い込んでいる人は、失敗から学ばない。運が悪かったで済ましてしまう。
運がいいと思っている人は、失敗した原因を考える。次に活かす。結果として、成長し、成果が上がりやすくなる。あの時の失敗があったから成功した、あの失敗を経験できたのは運がいい、とすら考える。
成功した人を人は運がいいと言う。
理由2
いいことは人から届くことが多い。
運がいいと思っているようなポジティブな人には人が集まる。自然とギブし合う。助け合う。
運が悪いと思い込んでいるネガティブな人には、人が集まらない。集まっても同じような人が集まる。グチや足の引っ張り合い。
出会いに恵まれた人を人は運がいいと言う。
目的、目標をしっかりと持つ。
何も意識せず、なんとなく過ごしていると、何もキャッチしない。
例えば、今周りを見渡してみて。いつもの風景と感じるだろう。次は赤色を意識して周りを見渡してみて。するといろんなところに赤色があることに気付くだろう。
つまり普段の生活もこれ。目的もなく過ごしていたら何もキャッチできない。目的を意識していれば、何か関係することがあったときキャッチできる。
出来事はみんな大差なくても、キャッチできる人とできない人がいる。
キャッチする人を人は運がいいと言う。
打席に立つ。
上記を全て実施しても大して挑戦もせず、交流もせず、行動もせずだったら、よいことはおこならない。
回数をこなすことでよいことがおこる。
ホリエモンがよく言う。
打率をある程度上げたら、あとは打席に立つ回数が重要だと。
まとめると、
運は考え方と行動パターンで決まる。運のいい脳にしよう。
とのこと。
読んで整理してみて、自分は運がいい、までは身についている。
やっぱり人間関係が重要だよね。
自分は人付き合いが苦手で、ギブできているのだろうか。意識しよう。
あと最近大きな目標を達成して目的意識が薄れていたから、次の目的をしっかり持とうと思った。
そもそも運がいいってなんだろう?プラスになること?望む結果になること?かなり主観だよね。フワッとしている。出来事を運で済ますのは良くない気がする。運がいいんじゃなくて、相手や環境に感謝した方がいい。望む結果になった理由を探って次に活かすとか。運がいいで済ませない。
運なんてない。確率があるだけ。
Posted by ブクログ
運は自分でコントロールできると普段から考えているが
それを脳科学の立場から解説してあり、理論の裏付けとして個人的には役に立った
脳がよい祈りだと判断すると βエンドルフィンやドーパミン・オキシトシンなどの脳内快感物質が分泌されるという考え方は 無理もありそうだが面白い