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Posted by ブクログ
タイトルの”怒らない”という内容に直接触れているのは最終章だけで、そこまでは、サラリーマン向けの仏教入門だった。
熱心ではないものの間違いなく仏教徒である私には、平易な内容とは言え、興味を持って読むことができた。
妙に心に残ったフレーズ(ブッダが言ったという力強く、前向きな言葉)
・生けとし生けるものに対して、慈しみを持つことは楽しい。
・貪欲を捨て去り、欲望を超えることは楽しい。
・我という慢心を制することは最高に楽しい。
Posted by ブクログ
この本に書いてあるのは、タイトルの「怒らない働き方」そのものではなく、在家のビジネスマンがそこに至るための仏教修行の始め方である。
仏門をたたくきっかけの情報としては分かりやすいと思うが、すべてのビジネスマンに仏教修行が必要だとは感じられない。
著者の、仏教の利他の教えとビジネスの営利とのすりあわせでの妥協的姿勢やご利益が信仰のきっかけだとの考え方には違和感を感じる。
仏教という世界観、価値観をコンピュータのOSに例えているのは理解しやすい。修行が神仏との交信の手段だから必要なのだという指摘には、世界観・価値観としてのOSが宗教でなく、例えば哲学などであれば自己や世界への気づきの機会ということなのだろうと感じた。
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