【感想・ネタバレ】ミトコンドリア・ミステリー 驚くべき細胞小器官の働きのレビュー

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Posted by ブクログ

2002年の発刊で、今となってはやや古いが、ミトコンドリアを巡る研究者が研究を進めていく歴史がわかって楽しく読める。

内容は、ミトコンドリアが独自のDNAをもつエネルギーを出すが、元々は違う生物であったと考えられること、ミトコンドリア癌説を実験によって否定することや、母性遺伝であること、老化とミトコンドリアの関係や、連携説などが述べられている。

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2012年10月05日

Posted by ブクログ

[ 内容 ]
高校の生物の教科書にも登場するミトコンドリア。
細胞内で酸素呼吸をして生体エネルギーを供給する、このちっぽけな細胞小器官は、動物の細胞の中では核以外で唯一自分だけのDNAを持ち、父親の遺伝情報はいっさい受け取らない。
近年、このミトコンドリアが、癌や生活習慣病、老化に関係していると疑われている。
はたして、ミトコンドリアにかけられた重大疑惑は真実なのか。

[ 目次 ]
第1章 ミトコンドリアとは何か
第2章 ミトコンドリアはどこからきたのか
第3章 ミトコンドリア―危険なエネルギー工場
第4章 癌ミトコンドリア原因説の真偽
第5章 癌ミトコンドリア原因説との対決
第6章 ミトコンドリアと母性遺伝
第7章 ミトコンドリア病で下された有罪判決
第8章 ミトコンドリアの謎を解くモデルマウス
第9章 老化とミトコンドリア
第10章 功妙に隠されていた驚異の連携防衛網

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2010年05月23日

Posted by ブクログ

『201112 生物強化月刊』

ミトコンドリアや葉緑体はかつて独立した生物だった。興味深い『細胞内共生』

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2012年01月10日

Posted by ブクログ

林氏の研究の足跡をたどる本

情緒を捨てて、個人ではなく人類という種を維持するための
戦略から老化や癌の存在を見直すと、それなりに納得のいく
解釈ができる。
癌は老化した世代をさらに早く終了させ、次の世代を
楽にするために、そして種族維持をさらに確実にするために
遺伝子にセットされた健全なプログラムではないだろうか。

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2009年10月07日

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