あらすじ
有名になっていくあなたはもうあたしなんて憶(おぼ)えてないと思ってた。迎えになんて来てくれないと思ってた。だから、あなたに少しだけ似てるところがある人と、初めてをしてしまった…。1年前――歌舞伎役者になるために私の前からいなくなってしまった君。あの日の約束は今でも覚えてるけど、有名になった君は「日本一美しい男子高校生」と呼ばれて私とは違う世界の人になってしまった。だから、もう二度と会えないって思ってたのに…?
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Posted by ブクログ
「ぴんとこな」がおもしろかったので、同じ作者の別作品も読んでみました。
短編集です。
<君は「好き」の代名詞>
「日本一キレイな男になったら彼女になって」っていう約束から10年。
片やその約束を守って、有名歌舞伎役者になった巧と、適当な生活を送っていたさゆり。
正直、歌舞伎役者っていう設定が必要なのかって思いましたけど、巧の一途なところはなかなかよかったです。
さゆりは、寂しいからってあんな男とつきあっちゃだめっしょ。Hしてるところの写真を撮ろうとする男って気持ち悪いです。
<下手くそな片思い>
3つの短編集の中では一番好きな話でした。
ゆりは胸に肉まん入れたり、妄想があんまり馬鹿過ぎて、ちょっと好みじゃなかったけど、君塚がかっこよかった。
友人の矢野のことが好きで、矢野の好みを聞いてくるゆりへの接し方、嫌いじゃないです。絵は下手でしたけど・・・。
<永遠に眠れ>
これはあんまり好みじゃなかった。
海賊っていうのは分かるけど、仲間との関係とかちょっと共感できない部分がありました。最後はバッドエンドでしたね。