【感想・ネタバレ】人類最初の殺人のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

人類史における「犯罪」の始まりを追う物語。
殺人や誘拐、盗聴等が人類史上始めて行われる場面をみていく。
重要なのは史実に基づかない話になっていることで、完全なフィクションであるからこそ面白みのある作品だと思う。
時代背景は最低限則っており、「こんな事はあり得ない!」とも言い切れなさそうなのがまた面白いところ。
案内人の語り口も独特な世界観ではあるが、登場人物達の人間臭い部分は妙にリアルに感じた。

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2024年06月11日

Posted by ブクログ

人類最初の・・・というお題で語られる、ラジオ番組「ディスカバリー・クライム」。
様々な時代や場所がテーマになっていて面白かった。
ラジオドラマを聴いているような雰囲気が味わえます。

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2024年05月26日

Posted by ブクログ

タイトルに惹かれて購入しましたが、肝心の人類最初の殺人のお話は序盤でクローズ。短編集なので仕方無い気もしましたが、少々物足りない印象でした。個人的には「人類最初の誘拐」の話が読後感が良く好きでしたが、好みは分かれそうですね。。
あくまでフィクション、小説として楽しむ作品であると感じました。

本作の一つのキーになるのは「感情」ではないかと思います。
殺人、詐欺、盗聴、誘拐、作中に登場する犯罪の数々にはそれを決意させるだけの「感情」が見て取れます。
怒り、欲望、恐怖、妬み、はたまた希望を感じ行うものもあります。
感情に沿って動く我々人間の誰しも、この感情次第で過ちを犯す可能性を秘めている。
そう再認識させられました。

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2024年01月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

元ネタとも言える遺物もあるだけに(流石にまんまではないにしろ)現実世界とフィクション世界の境界が曖昧になる感覚があった。
そして、ここでも悪人サイドとして書かれるのか中大兄皇子と中臣鎌足。

ラジオ放送のスタイルで語られる人類最初の犯罪の数々。
殺人、詐欺、盗聴、誘拐、そして密室殺人。
日本の話が多いのは、まあさておき。
勿論フィクションなのだが、前述通り本当にあったかもしれないなとも思える不思議な感覚を味わった。

特に密室殺人のトリックは古いミステリにありそうな大がかりなもので、弥生時代にそんなトリック使ったら(不謹慎ながら)面白そうだなとは思った。
弥生時代の話なので、何処の話かはお察し。
作中で所在地を誤魔化すやり方がホラーチックなのも印象的だった。
ラジオ放送だからこそ使えるネタだった。

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2023年12月21日

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