あらすじ
文筆家・甲斐みのりさんが綴る純喫茶での時間
昨今の昭和レトロブームも後押しして、老若男女問わずに人気のある〈純喫茶〉。禁煙のお店が増えたことやSNSでの発信により、これまでの客層とは違った若い方たちが訪れることが増えたといわれています。そんなブームのずっと前から、文筆家の甲斐みのりさんは、日常的に喫茶店を訪れては、心地いい時間を過ごしたそう。
この本では、旅先で、散歩の途中で、日常で、折に触れて甲斐さんが訪れたお店を厳選して紹介しています。お店の歴史に思いをはせたり、好きなメニューを楽しんだり、インテリアや食器を写真に収めたり……純喫茶は時間が許せば何時間でも飽きない場所。ページを開くたびにコーヒーの香りが立つような、素敵な写真とともにさまざまな喫茶店のお話を心ゆくまでどうぞ。
《コンテンツの紹介》
序章:愛しの純喫茶
【浅草】ロッジ赤石
第1章:珈琲を味わう
【千葉】珈琲専科 ヨーロピアン
【横浜】コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ
【八王子】自家焙煎珈琲専門店 憩
【新宿】新宿らんぶる
第2章:空間に浸る
【高崎】カフェテリア コンパル
【松本】珈琲茶房かめのや
【秋田】レトロカフェ異人館
【上野】高級喫茶 古城
第3章:あまいものの楽しみ
【銀座】トリコロール 本店
【盛岡】ティーハウス リーベ
【上野】珈琲 王城
【大森】珈琲亭 ルアン
【新橋】パーラー キムラヤ
第4章:食事がおいしい
【大宮】伯爵邸
【仙台】喫茶エルベ
【新潟】Soup & Cafe 香里鐘
【水戸】トロピカル
終章:愛してやまない純喫茶
【阿佐ヶ谷】喫茶 gion
※定価、ページ表記は紙版のものです。一部記事 写真付録は電子版に掲載しない場合があります。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
あいぶさや、あいなだけさきへきさごのこきくらげやなぎにゆきおれなし、とゆう、とようけ、なもなきうきよのらいむのきつらねつかえなし、しりあがりはきをしさなくないはんごりよくてきさいてきしよはつねかだいなんかより、ねつをみはやかねるねるまじき、さやをみしようしするたんのうをみるめもあのまことの、のりつけよのつみきくずし、いいいみでの、せんしゆうだいなぜおちかかなあとしんしゆうだいのこれよのぽちぶりいちへくさごんぶりざあとはんごかだい、りんちすましおん、へぶたいまのひとのみなんとひすひといいたまいじめはんざいはを
Posted by ブクログ
みのりさんが様々な場所で訪れた素敵な喫茶店たちをまとめた本。旅先でも1日2-3軒も喫茶店巡りするのがあたりまえというだけあって、全国津々浦々あちこちの喫茶店が掲載されている。
珈琲を味わう、空間にひたる、あまいものの楽しみ、食事が美味しいなどコンセプトにわけてまとめてくれているので自分が気になる章から読むのもよし、自分の住まいの近くの喫茶店が載っている章から読むのもよし、色々な楽しみ方がある。
私は冒頭から最後まで順番に読んでいったけれど喫茶店ごとのエピソードや歴史がとても興味深くすごく楽しく読んだ。全国津々浦々なので、自分がいけそうな喫茶店も必ず載っていると思う。私もここは行けそうだから行こうと思った喫茶店が何軒もあった。中には本当に手の届くところにある素敵な喫茶店が載っていて、こんなに近くにあるなんてと驚いた。すごく楽しいし、先々の楽しみが出来てワクワクするのでいろんな人にお勧めしたい。
Posted by ブクログ
著者の甲斐さんの訪れたことのある純喫茶。東日本のものが多いようだ。
流行のカフェやスペシャリティコーヒーも好きだが、純喫茶も好きなので、楽しく読めた。いつか制覇したいな。
クリームソーダはマイブーム(もう2年くらい?)
Posted by ブクログ
火曜まで、東武池袋にて「昭和レトロな世界展」を開催していた。
そこでは、期間限定で有名な「純喫茶」が出店。
日曜日に行った時に、神保町「さぼうる」のクリームソーダと、大阪・梅田「サンシャイン」のアイスコーヒーとカレーライスを味わった。
どちらも美味しくて満足。
純喫茶の魅力をコンパクトにまとめたのが今回の本。
主に東日本の純喫茶を著者が実際に訪れている。
最初に登場するのは、浅草「ロッジ赤石」だ。
山好きの友人が、山や山小屋で過ごす時間が恋しくなる「山養分」不足になると行く、山小屋風の喫茶店を紹介してもらった。
それがロッジ赤石。
浅草寺の北側の奥浅草と呼ばれる地域にある。
創業は1973年。
信州・赤石岳が見える長野県伊那で生まれ育った先代が、故郷をしのんで赤石岳を店の名前にして、山小屋風の内装にしたそうだ。
ドリンク以外の食事だけでも80種類以上ある。
その理由は、毎日通う常連客が飽きないようにと配慮した結果だ。
「昭和レトロな世界展」に出店していた松本「珈琲茶房 かめのや」は、閉店していた「扇堂茶房」を引き継いだ関西出身の店主が店の切り盛りをしている。
ここのナポリタンは珍しい。
鉄板にタマゴを敷いてその上にナポリタンをのせている。
具材は、玉ねぎ、ウィンナー、ピーマン。
これは名古屋スタイルで、トーストに沿えるジャムは信州さんの果物を使っている。
松本のご当地パン「牛乳パン」も味わえる。
甘さ控えめの固めのプリンの写真が載っている。
メニュー、建物、運営している人の三位一体で、純喫茶の魅力が成り立っているのが分かる。
この本を片手に実際に純喫茶巡りをしたくなった。
Posted by ブクログ
クリームソーダがとにかく好きなので。
表紙に惹かれて購入しました!
著者である甲斐みのりさんが実際に足を運んだ
おすすめの純喫茶がいくつか紹介されてます。
私もよく友達と喫茶巡りするんで
行ったことあるところや気になってたところも
紹介されてて嬉しかった。
喫茶店で好きなメニューは、
クリームソーダがダントツですが
ナポリタンもたまごサンドもプリンも
そして勿論コーヒーもカフェオレも大好き!!!
あの一気に懐かしさでいっぱいになる味、なんですかね……。
喫茶店のナポリタン本当に美味しすぎる。
私は上野にある『Coffee Shop ギャラン』の
ナポリタンが最上級に好きです…美味しすぎる。
「毎日どこかの喫茶店で過ごしたい」、
甲斐さんの昔ながらの夢とのことでしたがとても分かる。
毎日どこかの喫茶店で読書したい〜が理想すぎる〜〜
あと最近職場の人と飲んだあとの
二次会コーヒーにハマってます!!!!
二次会はとにかく喋り倒したいから
喫茶店でコーヒーとデザート食べながら
喋りまくるがいいんだよね…飲むと高いしな…
Posted by ブクログ
名建築で…の本でお馴染みの甲斐みのりさんの本。
表紙から惹かれるのだが、好んでこういう情報に触れるくせにほとんど喫茶店に入ったことは無く、矛盾している。
ちょうど家族が作中紹介されている地域に寄る用事があり、
教えたら「凄く落ち着いて、美味しい珈琲が飲めて良い時間だった!」とLINEが来た。
いーなー、自分が行きたかった。
かつての生活圏内にある店もあったが、なぜその時行かなかったんだろう。
灯台下暗しを嘆いても、もう遅い。
わざわざ行くには腰が重い…
Posted by ブクログ
どこか懐かしさを感じる喫茶店。
それは、看板から始まり店内の照明や床だったり、テーブルやソファ。
だが居心地の良さを感じるのは店全体の雰囲気だろうか…。
店主のお勧めだろうか…。
今やチェーン店が目立って、どこの地方にも存在する。
だがやはり昔ながらの純喫茶は落ち着く、それは実家感があるからかもしれない。
整然としているわけでもなく、個性がいきているといった方がいいのかも…。
主に関東圏ではあるが、序章 愛しの純喫茶から始まり、第1章 珈琲を味わう 第2章 空間に浸る
第3章 あまいものの楽しみ 第4章 食事がおいしい 終章 愛してやまない純喫茶
どれも魅力的。
阿佐ヶ谷の喫茶gion(ギオン)のぽってりのした丸みのあるグラスに入っているイチゴジュースの美味しそうなこと…
自分だけの行きつけを見つけたら最高だろうな。
まちに根付く喫茶店はわたしの推し。という甲斐みのりさん。
この“推し活”良いな。