【感想・ネタバレ】源氏物語 解剖図鑑のレビュー

あらすじ

姫君はネコで殿方はイヌで……
これ一冊で源氏物語のあらすじと
平安人の暮らしとキモチがマルわかり


『源氏物語』全54帖を徹底解剖!
物語の全体像を分かりやすく解説するのはもちろんのこと、
当時の皇族・貴族の暮らし、風習、文化、信仰などについても
詳しく紹介しています。
物語の中では熾烈な権力闘争が繰り広げられており、
当時の社会情勢と比較しつつ歴史も学べるようになっています。

誌面では各帖の代表的な絵巻などをイラスト化し、
その魅力も紹介しています。
これを読めばその後の日本美術に影響を与えた場面やアイテム、
表現方法などもばっちり分かります。

『源氏物語』を描いた源氏絵は、江戸時代には皇女・女三の宮が
遊女に見立てられるなど、
元絵からギャップがあるほど面白いとされてきました。
本書でも人気イラストレーターの伊藤ハムスターさんによって、
登場人物を擬猫化・擬犬化してユーモラスに描いていただきました。
令和時代の源氏絵として、こちらも必見です。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

大河ドラマ『光る君へ』を見ていて源氏物語と舞台となった時代に興味が湧いたので読みました。
見開きごとに、かわいいイラストとともに各章のあらすじと文化・時代背景が解説されていました。
現代語訳したものや漫画版であっても大長編の本編を読むのはきついな〜、なんとなくどんな感じかだけわかれば良いんだけどな〜、平安時代のこともよくわからないからそのへんの解説も欲しいな〜という怠惰で欲張りな希望に応えてくれる本でした。
大河ドラマは源氏物語と紫式部の人生を重ねていくような構成になっていたのだなと気付いて感心しました。

1
2024年11月14日

Posted by ブクログ

今までざっくりとしか理解出来ていなかった源氏物語を、相関図や文化を絡めて深く理解できた。

今までは空蝉が一番好きなヒロインだと思っていたけど、歌を口ずさむ朧月夜がチャーミングで好きになった。

夫が別の家で作ってきた娘を育て上げ、入内する際には実母を後見に推薦、母子を再会させる。器がデカすぎるよ紫の上。あんたに光源氏はもったいないね!

これを機にいろんな現代語訳を読んでみようかな?
ワクワクする本でした。

0
2025年05月28日

Posted by ブクログ

源氏物語の各章の概要を、関係する当時の貴族文化の説明と織り交ぜてかわいらしいイラストで図解した本。
現代語訳の源氏物語を読むのを挫折した身としては、この本のお陰で源氏物語の全体の流れを把握することができたので嬉しい限り。
ただでさえ多い登場人物を犬や猫のイラストでデフォルメしてくれているお陰で、多少区別がつけやすい。

0
2024年12月21日

Posted by ブクログ

分かり易いんだけれども、源氏物語を改めて読まなきゃ、と思った。明石の入道で一旦諦める。こちらもまた改めて。

0
2024年10月01日

Posted by ブクログ

色々な源氏物語関係の書籍はありますがコチラはシンプルにダイジェストして54帖をまとめていて、備忘用に便利です

イラストも個性的で慣れると美しい キャラも立っていて工夫がされています

0
2024年09月01日

Posted by ブクログ

現代語訳どころか、簡単な解説も読むことできず、挫折し続けてきた源氏物語。でも、一千年も読み継がれてるお話なので何とか諦めたくないとのことで、こちらを読みました。可愛いイラストで、あらすじとともに平安の時代背景も解説しており、とても読みやすく、無事に読破できました!かなりざっくりとですが、予備知識を蓄えることができたので、次は阿刀田高さんの「源氏物語をしっていますか」に挑戦しようと思います。

0
2024年02月09日

Posted by ブクログ

イラストが可愛らしく、図解も分かりやすい。源氏物語とともに平安貴族の生活や価値観なども学べる本。
源氏物語は登場人物が多く、家族関係が複雑で混乱しがちである。しかし本書は姫君は猫、殿方は犬に変換されており血縁関係で猫種、犬種が表現されている。
そのため、例えば弘徽殿大后(桐壺帝妃)と朧月夜が姉妹だと一目で分かる。さらに弘徽殿女御(冷泉帝妃、頭中将娘)がこの二人と血縁者であることが毛並みと目付きで判別することができる。

9葵で六条御息所の車は網代車。19薄雲の光源氏と42匂宮の匂宮と薫の車は檳榔毛車だと思うのだが、16関屋での光源氏と空蝉の車は何車だろう?
同じ車種に見えるけれど、空蝉が檳榔毛車に乗るとは思えないし ...?

0
2023年04月30日

Posted by ブクログ

何よりも、かわいい。
今回はサラッと目を通すレベルだったけど。
次はじっくり読もう。
そして、いざ『源氏物語』!!

0
2023年02月28日

Posted by ブクログ

すごく分かりやすい!
過去に何人かの訳本とマンガを読んできたけど、こんなに分かりやすく面白く読めるなんて!

これは、源氏物語を読むための辞書やね
これを傍に置いて源氏物語を読んだら、すごく頭に入りやすいと思う

長いからまだその気にはならんけど。。。

0
2023年02月12日

Posted by ブクログ

よかった!よかった!

源氏物語は光源氏のラブアフェア程度にしか思ってなかったトーシロでした。ごめんなさい。もっと精神性豊かな物語だったのですね〜。そりゃそうですよね。千年を超えて読み継がれているには理由があるわけですよね〜。

落下傘読み(取り敢えず全体像を掴む)には最高のツールと思います。

み初めは、動物が擬人化されているイラストはどうだろうか?と思っていたのだが、読み進めるうちに、かえって変なイメージが付かないので良いと評価を変える。

0
2023年01月09日

Posted by ブクログ

この本を側において本編を読み進めてます!
話の筋を追うだけでなく図や絵を使って
当時の生活や文化など作品に必要な背景も
説明されているのでぐっと臨場感が増します!

0
2022年02月11日

Posted by ブクログ

源氏物語と一緒に読み進めていくと、とても分かりやすく面白かったですよ。古典は難しそうと読むか迷っている方はこの本と読み進めていけば、きっと楽しめるはず!

0
2025年09月03日

Posted by ブクログ

ある程度、源氏物語の内容を知った上で読むと、とても分かりやすく、また一段と源氏物語が面白くなる。平安時代の暮らしも、貴族生活も、物語の詳細も図を交えて説明してくれているのでオススメの1冊。

0
2024年10月10日

Posted by ブクログ

大河ドラマを見ていて、源氏物語を理解したいと思い分かりやすい解説書を探していたところ、この本に出会いました。
見開きで一帖ごとにあらすじと解説、関連する事柄がイラストをふんだんに使って書かれていてとても分かりやすいです。
物語の背景となる平安時代にまつわる知識も得られるようになっていて、大河ドラマをますます楽しめるようになりそうです。

0
2024年09月29日

Posted by ブクログ

源氏物語を読むモチベーションになった一冊

ちょっと前に宇治の源氏物語ミュージアムに行ってから源氏物語をもっと知りたいと思うようになって購入した本。読めば読むほど源氏物語そのものを読んでみたくなった(流石に現代語訳で読むつもりだが…)。

次はこの本で当時の風習や人物相関図などを確認しながら源氏物語を読み進めていきたい。

0
2024年09月23日

Posted by ブクログ

初心者にとてもわかりやすい。
犬と猫でかわいい、イラスト図解でイメージもしやすい。
導入におすすめ。

0
2024年09月18日

Posted by ブクログ

すごい情報密度。
絵がかわいい。
編集がすごい。

若紫の絵で、すずめが逃げちゃったのに若紫が泣いてないのはいいのかな?

0
2024年02月26日

Posted by ブクログ

源氏物語とか全く今まで興味もなく知らなかったけど、わかりやすく可愛いイラストと共にエピソードがピックアップされてて読みやすかった。お勧めできる。

0
2023年04月03日

Posted by ブクログ

源氏物語関連の本は何冊か読んでいるが、この本は分かりやすく、コラムもあったりして本当に面白かった。
源氏物語を読んだ後に読むとより楽しめたのでおすすめ。
後絵が可愛い。文字の人物相関図より面白いし、下手に人物で絵を描かれるより分かりやすい。

0
2023年03月04日

Posted by ブクログ

情報量が多く、初心者向けというよりは源氏物語をかじったことがあり、再度勉強し直したい人向けと感じた。源氏物語には宿世観が根底にあることを思い出した。昔から日本人はシンデレラストーリーが好き。桐壺の更衣のような庶民の女が帝に寵愛されるなんて常識的にありえないのに、まわりの高貴な女が羨むくらい寵愛されちゃうところから始まるの、物語の導入として面白すぎ。
それにしても改めて読むと光源氏って大変。薫苦手。空蝉と夕霧が好き。

0
2022年07月23日

Posted by ブクログ

書店の店頭でふと目にして購入。源氏物語の一帖ずつ、見開きページで、あらすじ、時代背景など含めて解説。かわいいイラストなので、侮ってはいけない。中身はかなり濃いです。源氏物語の解説本としてお勧めできる。

0
2022年06月22日

Posted by ブクログ

 世界最古の小説とも言われる源氏物語の、登場人物やそれぞれのシーンや、平安時代当時の風習を分かりやすくイラスト付きで解説した本。
 いつかは源氏物語に挑戦したく思うが、今とは違いやはり登場人物が出世により呼び名が変わったり、主語が省かれたり、お互いの相関関係がややこしすぎたりとそれらを抑えて読まなければ理解は出来ない訳で、本書はそれらを補っているものと思う。
 源氏物語は今日まで読み続けられている大長編作品なだけに、そこには時代を経ても色褪せない人の真実の姿が見受けられるのであろう。

0
2024年06月29日

Posted by ブクログ

情報量はこれでもかというぐらい多くいろいろ詰め込んであり,絵図による補足もあってわかりやすく感じる人もいるのだろう.私にはごちゃごちゃしすぎて読みづらかった.

0
2024年03月01日

Posted by ブクログ

情報が整理されてて導入にいい。
情報を詰め込んだ分だけ、どこから読めばいいか迷うような紙面構成なのはいたしかたない。

0
2022年07月17日

Posted by ブクログ

第二部までは読んでいるものの、すっかり忘れて抜け落ちてしまっているところもあるので復習と予習をかねて。
伊藤ハムスターさんの愛嬌たっぷりのイラストが可愛い。
私はやっぱり六条御息所と玉鬘が好きだなぁ。あとは宇治十帖の浮舟も薄幸のヒロインという感じがして読むのが楽しみ。

0
2022年02月23日

「小説」ランキング