【感想・ネタバレ】闇に堕ちる君をすくう僕の嘘のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

17歳の少女がひとりで抱えるには重すぎる過去。

自分の正義で動く、代償、罪の償い方も相手に提示する強さもあるが、本当は辛くて助けをずっと求めていた。
殻に閉じ籠り、優しく心配してくれる相手はいつかいなくなる、それならば自分から排除しようと動いてみたり。
彼女なりの優しさでもある。

あることを隠して巫香に近づく太輝。
人と繋がること、友達を作ると依存してしまいそうだという思いがあったが、人と繋がり巫香のそばにいることで、最初の目的を忘れてはいないけれど、味方になりたいと強く思うようになり、太輝も巫香の頼み以外行動していなかったが、自ら行動するように。

巫香、太輝を、優しく見守る大人たち。

あなたには嘘をつかないと言った巫香と、真実を隠し、嘘で彼女を守ろうとする太輝。

明日(未来)ではなく、今を大事にしたいという思いでついた嘘は彼女をすくったけれど…いつかその嘘に気がついてしまったら、彼女はまたひとりになる、また自分を責めることになる…考え方(洞察力)、行動力のある彼女に隠しとおせるか…続きはないけれど、彼の嘘もまた重い。


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2023年08月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ここ数カ月間に読んだ本のタイトルに「嘘」と付くものが目立ちます。『嘘つきは殺人鬼のはじまり』とか『誠実な嘘』とか。嘘の話はどれもたいてい嫌な感じに終わる。それらに比べると本作は救いがあったけれど、終盤まで先がまったく見えず、主人公の太輝と巫香の関係を見守ることになりました。

巫香の身に何が起きたのかを知ったときにはあまりに唐突な気がして、ここでこの嘘はどうなんだろうとちょい疑問。予想しなかった展開に、『3年B組金八先生』の中学生カップルを思い出したりなんかもして(全然違うけど)。売れそうなタイトルですよね。

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2023年03月13日

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