あらすじ
「あの人、なんかちょっとヘン」「話がうまく通じない」……
ひどく育てにくい、ほかの子ができることができない、問題行動が多く、つい怒ってしまう……近年注目されている「発達障害」。もしかしたらウチの子もそうなのかも?と不安に思う親御さんに、最初に手に取ってほしい、子どもの発達障害の入門書。障害についての基礎知識をやさしく説き、さまざまな症状や子育ての悩み、集団生活について、二次障害に関する不安、専門機関での支援についての疑問などをQA方式で解説。子どもの発達障害の専門医である著者が、実際の診察のような語り口で具体的にアドバイスします。
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Posted by ブクログ
育児本や育児系のアプリを見ていて
頻繁に出てくる、発達障害という言葉。
気になる···。どういうものなんでしょ。
理解を深めるためにこちらの本を読んでみることに。
発達障害は、日本人の人口のうち10%いるとのこと。
結構多いんだ。
日常生活に必要な能力のうち、
かなり重要な能力の発達がゆっくりしているので
周囲が配慮、支援してあげることが重要。
ポイントは、
・こうすればうまくいくと、本人を伸ばす
・苦手をうまく避ける
発達障害は、特別な個性。
発達の凸凹は体質のようなもの。
環境とのミスマッチが減れば上手に凸凹と付き合える。
また、発達障害の子どもはストレスを抱えやすいので、二次障害というのも起こりやすい。
具体的には不登校や不眠など。
子どものエネルギーの消耗しているので、癒やしてあげる。
子どもの症状別解決方法や、
親の対応の仕方、
専門機関との関わり方、
子どもの将来はどうなるのか、などなど。
私も子どもを持つ親として、読みながらウルッとしてしまう箇所もあり。
なかなか濃密な一冊でした。