【感想・ネタバレ】悲鳴だけ聞こえないのレビュー

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Posted by ブクログ

お気に入りの作家さん。

新米弁護士が主人公の、連作短編集。

法律の知識も、もちろん大切だか、
それ以上に、依頼人との信頼関係がいかに大切か、
弁護士の仕事の大変さがしみじみ出ている。

「悲鳴だけが聞こえない」と、
「上代礼司は鈴の音を胸に抱く」は、
なんとなく結末が予想できた。

今まで弁護士さんに依頼したり、相談したりの経験はないが、
木村弁護士のような、人情的な人だったら、
何かあったら、ぜひ相談したい。

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2023年12月14日

Posted by ブクログ

高塚&木村弁護士シリーズの3作目です。読み始めてから前作があるんだと知りましたが、この本から読んでも、問題なく楽しめました。
元弁護士さんが書かれているので、とてもわかりやすく人情味があって弁護士の仕事ぶりもわかるので面白かったです。

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2023年03月31日

Posted by ブクログ

短編集で、私は最後のお話がとても好みでした。法律、難しい。でも、わかりやすく読めました。それぞれの依頼人が紆余曲折ありながらも最後は納得できる形で解決できたので、スッキリと読めた。そして何より高塚先生が素敵だった。

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2023年11月23日

Posted by ブクログ

遺産がらみの2つの話がよかったです。
特に、最終話は思わず落涙しました。

弁護士が派手に活躍するお話ではありませんが、読んでいて、登場人物の人柄や、ストーリー展開に心打たれましたので、著者の他の作品も読んでみようと思いました。

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2023年06月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

高塚弁護士と木村弁護士。
経験の違いもあるだろうけど、やっぱり弁護士も人だから
2人の人柄が面白く混じり合う話だった。

法律から外れることは絶対にできないけど
そこをうまくギリギリの所を攻める高塚がかっこいい。
法律に関する知識は勿論のこと、人の心理状態を操って解決に導く姿は
絶対に敵にはなりたくないなと感じる怖さがあった。

木村の誠実さや、時におせっかいになるくらいの性格もいい。



ドラマとかになりそうな作品でしたー。

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2023年05月09日

Posted by ブクログ

「花束は毒」が面白かったので、読んでみた。
読みやすい連作短編集。
思っていたようなぞわぞわ系ではなく、ちょっとほっこりする弁護士の話。
文章が好みみたいで、さくさく読めた。

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2023年01月12日

Posted by ブクログ

連作
★悲鳴だけ聞こえない
人物が出揃う前に展開がわかったけれど、着眼点が面白いなと思いました。
★河部秀幸は存在しない
表題は別ので良かった気がするけど、内容は興味深く読めました。士業の人がHPに写真を載せているのが多いのはこういうこともあるからなのかな。
★無意味な遺言状
高塚さんみたいに手本となる上司がいて羨ましい。
文章をまとめるのに慣れてらっしゃるからか、とても読みやすいと改めて思いました。他の作品も読んでみたいなと思う短編でした。と思ったら「花束は毒」の作者さんなのだとようやく気付きました。
★依頼人の利益
知らないことだったので興味深い反面、思うところもありました。
★上代礼司は鈴の音を胸に抱く
これもかなり序盤で展開が読めたんですけど、高塚さんと木村くんのキャラが好印象で楽しく読めました。
また高塚さんと木村くんの話が読めたらいいな、とシリーズが続くことを願って。

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2022年12月04日

Posted by ブクログ

弁護士事務所に来る相談の短編集で、一番のお気に入りは「依頼人の利益」

自己破産の仕組みについて知らない事ばかりだったので、勉強になりました。
セレブ暮らしをしていた人が、生活基準を下げられないってのも判る気がしました。

遺言状、自己破産、パワハラなど色々な視点で楽しめました。

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2022年11月24日

Posted by ブクログ

新人の木村と敏腕の高塚、二人の弁護士が活躍するリーガルミステリ短編集。パワハラの告発捜査、相続問題、自己破産の申し立て等、どちらかといえば日常の謎に近い読み心地です。相続や債務整理にまつわる知識も得ることができて、お得かも?
お気に入りは「上代礼司は鈴の音を胸に抱く」。遺産分割協議のために必要なもう一人の相続人。しかし彼は長年音信不通で、家族はその存在を拒否し、死んだものとされている。そして被相続人の遺産の多くが減っているという謎。あまり知りたくはなかった家族の暗部に踏み込んでしまうことになるのでは、とどきどきしましたが。これはとても素敵な読み心地の作品でした。そういうことだったのか。わかってみればこのタイトルも素敵です。
「無意味な遺言状」も同じく相続テーマですが、それぞれに切り口があって面白かったです。どれも厄介な問題を内包した依頼ではあるけれど、しかし誰にも悪意があるわけではないのですね。それをいかに汲み取って、いかに丸く収めるか。その手腕が実に見事でした。

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2022年11月12日

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タイトルからもっと物騒な話かと思ったがそんなことなかった。読み応えはあまり無かったがサクサク読めたし話も纏まっていてよかった。

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2024年04月04日

Posted by ブクログ

清々しく問題を解決していく話。
法律に触れる場面が多々あり、勉強にもなる。
おどろおどろしい話が好きな私には物足りなかった。

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2024年02月14日

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相続問題って大変だなと思う。というか、弁護士の仕事が本当に多岐にわたって、心労が絶えなさそう…。
最後の話が一番好き。

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2023年10月11日

Posted by ブクログ

印象的な題名で興味を覚え読むが、内容と題名がちょっと結び付かず。。
内容は若き弁護士木村君が依頼を熟す短編集で夫々最近の世相を反映した内容で興味深く読む事が出来た。

・悲鳴だけ聞こえない
依頼人:会社社長
依頼内容:社内のパワハラ調査
夜中の仕事中に応接室で糾弾する声を聴いた内容のコンプライアンス投書でその会社社長からパワハラ調査を依頼される弁護士木村とその上司高塚。社員アンケート、面談を通し被加害者を調べるも特定に至らず。諦めかけたとこで派遣清掃員の投書である事が判り終えるもえ〜。。結局被加害者は???で消化不良での終えてイマイチの内容。

•河部秀幸は存在しない
依頼者:パチンコ打ち子バイト人
詐欺事件:バイト保証金の詐欺事件
バイト先会社へ依頼者から保証金返済交渉を依頼されるもその会社は弁護士を伴い仕事を斡旋する詐欺会社。
調査を進めるにつれ弁護士の名刺を使い信用させる詐欺の手口と判明する。詐欺に使用された名刺は弁護士相談で入手する本物で木村の勤め先の弁護士事務所でも詐欺名刺が出回るも相談時の傘の忘れ物から犯人を暴く。

•無意味な遺言状
依頼人:相続遺言書作成希望者
依頼内容:相続案件
木村君初の相続案件で相続人は、亡くなった長女の娘(奏)と長男の実巳の2人。だが、実巳は音信不通の不貞息子で奏に相続の希望遺言書作成依頼案件だ。時を同じくして似た様な相続案件が舞い込む、親子2人で一緒に住んで会社を継いでいる長男の意向で会社&住居を相続したいが家を出て海外で仕事する弟との折半相続を問題視する。その反面親は弟にも遺産を残したい希望を持つ。先の案件は親が亡くなり相続執行人としての打合せで不貞息子には相続無しの遺言状を読み上げた時、憤慨して遺言状を破く。この行為を逆手に相続権剥奪で奏に1人相続が出来る。後の案件は長男の意向で父の生前時長男向けの遺言状を作成し長男を安心させ親が亡くなった後、相続会議で遺言状を兄弟折半に書き換えた事実を明るみする。然し弟の不動産辞退で結局、兄弟納得での相続が出来る。

•依頼人の利益
依頼者:自己破産申請書
内容:破産代理申立て案件
事業に失敗して自己破産を裁判所に申立てを行い債権放棄を行う内容。借金をチャラにする自己破産の実情を知れた。

•上代礼司は鈴の音を胸に抱く
依頼人:遺産相続の兄妹3人
依頼内容:相続案件
この話が1番良かった。。
父の遺産相続を兄妹3人で行う相談を受けるも3人以外に疎遠となっている異母兄弟が居る事実を知り法律上希望に沿えず4人での相続を提案するも長男が頑と受け入れない。結局、相続する時点で資産が目減りしている事に気がつき、それは父が生前人知れず異母兄弟にお店の開店資金を用立てしていた事実を知る。最後は、異母兄弟の秘密が明らかになり、且つ生前贈与で別途遺産相続の放棄で皆んな納得し終える。

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2023年07月26日

Posted by ブクログ

「悲鳴だけ聞こえない」「河部秀幸は存在しない」「無意味な遺言状」「依頼人の利益」「上代礼司は鈴の音を胸に抱く」
シリーズ第三弾で、5話収録の連作短編集。

前二作は未読だが問題なく楽しめた。

この弁護士事務所には様々な依頼が舞い込んで来る。

企業内パワハラ、弁護士名を騙った詐欺、遺産相続、自己破産、遺言書など、どれも切実な悩みだ。

新米弁護士の木村と、広い視野を持つ先輩弁護士・高塚が協力し、丁寧な調査で問題を解決していくさまは読んでいて気持ちが良い。
誠実を絵に描いた様な弁護士コンビ、実在していれば間違いなく依頼する。

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2023年02月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【収録作品】悲鳴だけ聞こえない/河部秀幸は存在しない/無意味な遺言状/依頼人の利益/上代礼司は鈴の音を胸に抱く

木村弁護士シリーズ。連作リーガルミステリー。木村の誠実な人柄が読み心地の良さをもたらしている。優先すべきは依頼人の利益というスタンスは、プロとしての矜持に繋がる。

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2023年01月04日

Posted by ブクログ


悲鳴だけ聞こえない
河部秀幸は存在しない
無意味な遺言状
依頼人の利益
上代礼司は鈴の音を胸に抱く


スマートで頼りになる先輩の高塚弁護士や
相談しやすい小宮弁護、先輩からアドバイスと
刺激を受けながら、主人公の新人弁護士が
依頼人の希望や期待に真摯に向き合い一歩ずつ
成長してゆく物語。

護士はスーパーマンではなく、
できることとできないことがある。
そして最初からなんでもできる人はいない。
緊張しながら初めての依頼に対面する様子に
親近感を覚えます。

ちょっと気弱で頼りない、でも真っ直ぐで
誠実な主人公が魅力的なお話。

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2022年12月25日

Posted by ブクログ

連作短編集。
弁護士案件の短編が、5つ。
先輩が高塚智明、主人公が木村龍一(まだ20代)。
木村&高塚弁護士シリーズの第3段らしい。
(過去作も読みたい!)
ホラーではない。
どれも、弁護士案件でへー!なるほど!って思うものばかり。
為になる。
パワハラの件、遺言、自己破産、遺産相続の件など。
高塚先輩が頼もしい。サラッと助け舟を出してくれて、素敵。
ラストの「上代礼司は、」がとても感動した。
みんないい人で、良かった。
美しいお姉さんに再会できて、良かった。
織守きょうやさんとても良い。
読みやすい。
「花束は毒」も「ただし、無音」「学園の魔王様」も好き。
次作も期待。

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2022年11月11日

Posted by ブクログ

『花束は毒』みたいなサスペンスを期待してたけど、普通のリーガルものだった。特に事件は起きない。悪くはないけど、強烈にザワザワしたのが読みたかった。

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2022年10月25日

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