【感想・ネタバレ】風街のふたり : 1のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

風が吹き抜けていくような、きらめきを感じられるような、空気感を感じる。
おじいさんの気持ちになると、なんだか切ない。。昔を思い出しながら物語は進んでいくんだけど。長く生きるということは思い出もたくさんよね。
あと100年もすればここにいるほとんどがいないのだ、と思うと人生短いのか。雨の音のくだりもよかった。

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2024年05月25日

Posted by ブクログ

公園のベンチで一気読みしました。
この漫画は自然があるところで読むと、気持ちいいですね。風や、日の光、鳥の声……。それらを感じながら読んでいると、作中の風景がスッと自分の中に入ってきます。

p.98

雨音は

雨粒が地上で何かと
出会ったときにたてる音だ

展示を拝見した時に出会ったことば。
このことばがやっぱり、一番好きです。この感性が好きです。


(以下、読みながら綴った感想)


2023/03/04 p.5-166

p.6
あ。表紙にもなっている風景。
この街といえばこの風景、なのかもしれませんね。

p.13
このリンゴの絵。これを、1回目の展示の時、いただきました。

p.18

だからこの絵は
リンゴのほんとうが
描いてあるんだね

ほんとう……本当のことって、何でしょう。
このことばを受けて、おじいさんは何か思ったはずなのに、それをことばでは表さないのですね。

心の中が見えない漫画……。でもリアルは、そうです。誰が何を考えているのかわかりません。それがこわいこともありますけれど、頭の中だけは自分のものだとも言えます。何を考えたって、自由です。

p.23
絵のタッチを変えて、画材を変えて、過去を表現するの巧いですねえ……。

p.25

また何ひとつ
変わらないまま

次の季節が
来てしまう

そんなことを、友人と話したばかりです。たいして変わらずに数年後も過ごしているのだろうなぁ……って。

まぁ、地続きですからね。
自分は自分以外になれなくて、少しずつ変わっていったとしても、自分の延長。だから、凄く変わったって感じづらいのかもしれません。

p.25
今更ですけれど、過去の海は暗いですね。本当はもっと色鮮やかなのに。
明るい色は彼女だけ。彼にとって、彼女だけ輝いて見えていたのかもしれません。

p.33

でも
よく見えない

え……十分、星が見えているように感じますけれど……。都会はもっと、見えないですよ。

p.47

それでも
絵を描けるなら…

たとえそれが
意味を
なさないとしても

ここまで純粋に絵を愛している人の絵を見たいです。そして、描き続けてほしいです。
誰かのために描く絵もすてきですけれど、自分のために、自分がすきだから、描いている絵もすきです。

p.52

今は
物置きだが

置いてある物、ひとつひとつがおしゃれ……。こんなおしゃれな物置きなら、いくらでも居たいです。

p.71
ペンギンさん! つい、目がいってしまいました。

p.73、p.75
美しい瞳……と思ってページをめくったら、別のいのちの瞳が見えて、びっくりしました。この配置は天才ですね……。

p.79
赤い帽子に赤い手袋の、手前の女の子、かわいいです。すきです。

p.98

雨音は

雨粒が地上で何かと
出会ったときにたてる音だ

2回目の展示でいただいてきたことば……。
この、言語化する力、素晴らしいです。

p.108

雨音は雨粒が
この世界で何かと
出会ったとき
たてる音だ

これ、教わったことばだったのですね。誰かのことばが自分の中に、いい意味で在り続ける……それって凄くすごくすてきなことです。

p.109

雨音に耳を
澄ませると
ここにいる
手触りがするんだ

この方の感性、だいすきです……。

自分の存在を、自分の身体の外によって確かめてしまうの、共感します。自分だけでは心許ないのです。

p.119
あの子の絵、かわいいです。

p.123
きれいな海。濃い、青色……。

p.127

わたしは
あなたの
大切なものを
大切にしたい

嗚呼……。『魔女の下僕と魔王のツノ』にも、そんなことばがありました。

“俺にとって大事なものを大事にしてくれた”(p.139より。『魔女の下僕と魔王のツノ 16』、もちさん、スクウェア・エニックス)

大切にしたいです。その人が大切にしているものも、人も、その気持ちも。
もし自分はすきになれなくとも、尊重したいです。

p.137
あ。これ、本を交換できるやつですよね! 海外のお写真で見たことがあります。なんていう名前なのか知らないですけれど。

p.152
“それな”
それな! このことばづかいを、この本で見かけるとは……。

p.155
アイス! いいですねえ。美味しそうです。

p.157
わぁ……! このページ、凄いです。いろんな時代の建物や人や動物……。

p.162-163
嗚呼……此処、表紙のところ。この風景だったのですか。

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2023年03月11日

Posted by ブクログ

引越してきたばかりの少女との出会いを通して、若き日を思い出す老人。「気づけばこんなに遠くまできてしまった。」
淡いタッチにノスタルジーな思いを投影させた良い作品。人生振り返るのも悪くない。振り返ってばかりの気もするが…

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2022年07月16日

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