【感想・ネタバレ】「ウルトラQ」の誕生のレビュー

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Posted by ブクログ

TV特撮創世記を描く。
読む順番が逆になったが、「ウルトラQ」あっての「ウルトラマン」であり特撮ブーム、もっと狭い範囲で言うところの怪獣ブームの立役者だ。
ウルトラマンはウルトラQの発展形だったけれどウルトラQは全くの新番組。隠密剣士の後番組だった事は覚えていないけれどテレビで怪獣が受けるかどうかは見当も付かず、全くの手探り状態であったことは想像に難くない。
TV特撮関係者の悪戦苦闘が延々と描写される。
関係者がどんどんお亡くなりになっている現在、ドキュメントとして描くのは今が最後の機会なのかもしれない。
読み応えあります。

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2018年03月13日

Posted by ブクログ

これから30分、あなたの目はあなたの身体を離れて、この、不思議な時間の中に入っていくのです…

テレビ草創期、伝説の特撮番組「ウルトラQ」が生まれるまで。TBSと円谷プロの試行錯誤の末にようやく完成し放送される。そこに至るまでの数多くの偶然の積み重ね。多くの証言から丹念に描かれている。

筆者自身が子供の頃に本作を見て、大ファンであることが本書の執筆に良い影響を与えているように思う。

着ぐるみの使い回しやシナリオの見直しなど予算削減のためのスタッフの苦労がエピソードとして楽しい。

筆者はウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブンで3部作にする構想を持っており現に刊行されている。怪奇大作戦と帰ってきたウルトラマンについての本もある。そちらも挑戦してみたい。

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2022年01月29日

Posted by ブクログ

私も夢中になって見た「ウルトラQ」を、だれがどのような思いで製作したのか、のドキュメントである。今思えば不思議な話が多かったが、金城哲夫や山田正弘、北沢杏子など個性的なメンバーが、ある意味好き勝手に作ったからこそ名作の数々が生まれたのだ。

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2018年03月28日

Posted by ブクログ

1966年1月2日、第1話「ゴメスを倒せ!」の放送から始まった「ウルトラQ」は、テレビ史を変える画期的なシリーズだった。関係者の証言と資料を徹底検証し「特撮」に留まらぬ視点から、その全体像を描き出す。。

怪獣が登場するテレビ映画の草分けだったウルトラQは、様々な才能を持った人々が円谷プロに集ったことで誕生した。64年の東京五輪でウルトラCという言葉が流行語になり、そこからウルトラQとネーミングされた…など、トリビア的知識満載の本だったけど、著作権の関係なのか写真が全くないのが残念だった。
(C)

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2016年09月18日

Posted by ブクログ

ペギラだ!

 ほぼ同い年の筆者による真面目なウルトラQ研究。事実に基づいているようで迫力満点。表紙のペギラが良いね。

 星新一らによる原稿では絵にならないってくだりが気に入った。そんなものなんだろうなぁ。トリフィドの日を題材としたのがマンモスフラワー?なかなかリアルだなぁ。

 すべてが名作ではないけど、私は次の作品が好きだ。

 宇宙からの贈りもの(ナメゴンね)、マンモスフラワー、バルンガ、ガラダマ、1/8計画、海底原人ラゴン、206便消滅す!、あけてくれ!

 28話だから、14時間。確かハードディスクに入ってるはずだから、コンプリートしようかな。

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2016年05月04日

Posted by ブクログ

ドキュメンタリー番組の手法により時間軸で事項をまとめたもの。写真の類は全然ない。ある程度,ウルトラQに詳しい読者なら面白いが既出の情報は多い。

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2016年05月01日

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