あらすじ
新卒で入った会社の人間関係に悩み、
ある日「たった一杯だけ」と出勤前に手を出したカルーアミルク。
その一杯から、地獄が始まった……。
「ダメだ」とわかっていながらも、お酒を飲んでの出勤が常習化し、
転がり落ちるように依存症の沼にハマっていく著者の体験と
そこから努力をして這い上がっていく様を描いた手に汗握るコミックエッセイ。
アルコール依存症と聞いて一般的にイメージされるのは、
大量飲酒、悪化していく肝臓の数値、黄色くむくんだ顔…。
けれど本作の著者・かどなしまるさんはむしろ酒には弱く、
酒量のリミットはストロングゼロ(350ml缶)たったの3本だけ。
アルコール依存症は酒量ではないという衝撃の事実と共に、
誰でも陥る可能性のある依存症の怖さと
そこから自力で這い上がっていく自己再生のストーリーを描く。
感情タグBEST3
読み応えのある良い漫画
内気な作者さんが、ご自身の思考と環境を客観的に見ておられ、よく分析されているので読み応えがあります。よくぞ入院しないで、何とかなっているなぁと思うが、それは周りの人に恵まれているから。でも、そういう方に恵まれているのは、作者さんのお人柄なのだろうかと、漫画で読んでいるうちに感じ取る事ができた。
Posted by ブクログ
作者の性格的なものが色濃く反映されている、そんな作品でしたかねぇ…とにかく、特に学生時代の話となるとただただ暗い…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
そこまで気にするほどの事かなぁ? というのが正直なところですねぇ…特に他人に対してのアレ…
他人の視線? みたいなものを意識して、それを克服するべくアルコールに頼り、結果、社内で「ヘンな人」扱いされていますし…この作者は変わり者ですねぇ…
ややネタバレになりますけれども、初めて出来た彼氏にも変人扱いされているし…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、そんなアレでアルコールも程ほどに! という漫画でしたかね…著者は依存症外来にも通っていたらしいんですけれども、中途で通うの止めてしまったらしく、今もアルコールとは嗜み程度の付き合いを続けているらしいですねぇ…
”嗜み”程度で済めばいいですけれども…。
さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー
Posted by ブクログ
お酒の怖さもだけど、人との付き合い方について考えさせられた。妹との遊園地のエピソードはグッときてしまった。
お酒をやめるにあたって読んでよかったと思う。
Posted by ブクログ
シラフで生きるのが辛いから、酒を飲んで本当の自分を隠す。もしかすると、あらゆる依存症はこうやって起こるのかもしれないな、と思いました。酒好きの友人が亡くなったので、追悼の気持ちで読んだ本でした。