【感想・ネタバレ】老後レス社会 死ぬまで働かないと生活できない時代のレビュー

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Posted by ブクログ

「朝の妖精さん」コロナでいっそう活躍。しかも、それが社会貢献にも。老後レス社会、キャッチではあるが視点ずれてないか?「働き方改革ではなく生き方改革」?ここまで来ると余計なお世話!自由に生きたい!朝日的ではあるが…65歳までにやりたいこと、動けるうち(75)にやりたいこと。何だろう?

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2021年06月11日

Posted by ブクログ

老後レスという造語をネガティブに取るかポジティブに解釈するかは個々人の生き方に左右されるということだな。

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2021年06月03日

Posted by ブクログ

「老後レス社会」というキャッチーなタイトルに惹かれて手にした本書。
70歳を超えても、なお働き続ける多くの人達の実態がインタビューを交えて赤裸々に紹介されており、中でも健康な高齢者が介護施設で働く姿は、この国の近未来を表しているようです。
超高齢化が進む中、定年という概念自体なくなるでしょう。人生100年時代、老後レスの時代をポジティブに捉え、生きがいを持って働くことが、生きがいと健康を与えてくれる一番の薬だと思います。
変化の激しい時代を生き抜くため、これからも学び続けて、自分の市場価値を高め、未来の選択肢を広げることが大切です。
本書を読みながら、そんなことを考えた次第です。

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2021年05月30日

Posted by ブクログ

人生から「老後」という時間が消えていく。何歳になっても働き続けるのが当たり前という時代が来ようとしている。その意味するところは、生活資金確保のため死ぬまで働くことを余儀なくされることと、いくつになっても体力、気力に満ちた人生を楽しむため働くことの二通りがある。
この本は、そんな「老後レス時代」をテーマに2019年5月からリサーチ取材を開始し、デジタル配信や新聞連載されたシリーズをベースに加筆を施し、出版された。
過酷な高齢警備員の実態、日本の雇用システムが生んだ働かない「妖精さん」の存在、ロスジェネ世代の老後不安、定年前転職を決断したり、定年後も精力的に働く人々の前向きな姿勢など、様々な高齢者の生き方を紹介する。
内容的にはインタビューが多く取り入れられ、わかりやすいドキュメンタリーとなっているが、反面、新鮮味や深みはそれほど感じなかった。そんな中でも勉強になった点を下記に列挙しておく。
・団塊ジュニアに引き続く第3次ベビーブームは生じなかった。このため、単身で高齢化したロスジェネたちを支える現役世代はやせ細り、介護や医療を支える人手が絶対的に不足する。
・日本企業の多くが雇用を守ろうと「妖精さん」を生み出し、その代償に正社員から弾き出されたのがロスジェネたち。
・東京で働く人々のための衛星都市の一つだった柏市では定年退職を迎え地元デビューする男性の多さに東大の研究機構が目をつけ、都市再生機構(UR都市機構)とともに、高齢者の「生きがい就労」の推進について社会実験を進め、2016年、柏市生涯現役促進協議会を設置、働きたい高齢者向けにセミナーを開いたり、窓口を設けている。また、職員が企業を回り55歳以上でも働ける企業を探している。
・上記協議会による高齢者への就労情報提供業務は、コロナにより、人を物理的に集めにくくなったり、オンライン化が高齢者にはなじみにくかったりと壁が生じている。
・高齢者に求められている介護や清掃、調理などの業務は人々の生活に必須な労働、エッセンシャルワークはコロナ禍でも求人が多い。
・高齢者にはオンラインやテレワークといった在宅勤務はハードルが高いが、徳島県上勝町の「葉っぱビジネス」は80歳の人までパソコンを操作し、市場経済に参加している。日本社会が目指す社会像がここにある。

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2021年03月30日

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