あらすじ
こんな姿の神仏もありなのか!
キノコ型エイリアンのような田の神、鳥居に腰かけたまるでオムツ姿の赤鬼、
ケータイ通話中にしか見えない仁王、地面からニョキニョキ生えてる仁王ダンシングチーム、
見上げるばかりの巨根をそそり立たせる道祖神、背中に哀愁漂うタレ目の狛犬など、
日本各地の路傍からド迫力のゆるカワ323体が大集合。
ウソ臭い「ほっこりニコニコ」なんかじゃない!
予定調和などどこ吹く風の天才的なユルさに、あなたもユルユルになっちゃってください!
ヘンな形の目利きにして脱力系エッセイの名手が、構想・取材に丸4年をつぎ込んだ、
笑える! なごめる! コロナ疲れを吹っ飛ばす!究極のおもしろ神仏PHOTO BOOK。
オールカラー。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
日本にはどこにでも神様がいるし整ってない造形やなんで祀ってあるのかよく分からないのもある。この図鑑で紹介される神さまたちはどこかとぼけた雰囲気でユーモラスな表情が多い。私たちの周りにもきっとあるはずだ。神さまを探して歩きたくなる素敵な図鑑。
Posted by ブクログ
素朴な石仏や田の神、鳥居の上から見下ろす小さな鬼など,旅先の楽しみが増える小さな神様?がいっぱい。
コロナ禍で観光地がお休みの時のカメラ散歩にも最適なネタ帳。
Posted by ブクログ
爆笑はしないまでもじわじわとくるモノがあってどのカテゴリでも、つい顔がにやにやしてしまう。
どの神さまもその土地に溶け込んでいて地元では素通り的存在のようだけど、別の土地から来た人の目にこんな神様達が飛び込んで来たら時が一瞬止まりそう。守ってるんだか守られてるんだか分からない立場の神様がとてつもなく愛おしい。
読み終わってもジワるほっこり感 _(:3 」∠)_
Posted by ブクログ
その地域に存在する、独特の素朴な神さまたちを紹介。
01 TANOKANNSAA 田の神さま・・・豊作祈願の素朴な姿と顔。
02 ONIKO 鬼コ・・・鳥居に明治生まれの鬼。山伏や力士も。
03 KUNISAKINIOUSAMA 国東仁王さま・・・フレンドリーな仁王さま。
04 KAGOSHIMANIOUDON 鹿児島仁王どん・・・マッチョな仁王さま。
05 NINNGYOUDOUSOJIN 人形道祖神・・・魔除けの巨大な人形たち。
06 HIZENKOMAINU 肥前狛犬・・・小さくデフォルメだけど歴史は古い。
画像はオールカラー。BOOK&WEB GUIDE有り。
え、これって神さま?
素朴だけど、脱力、ユルい。でも、ホッコリ、可愛い。
子どものお絵描き的な顔。図画工作の作品的な彫刻。
あぁヘタウマ。それでも、その地域では大事にされています。
だって何れも、豊作祈願や村の守り、魔除け等の願いを込めて
真剣に作られたのだから。廃仏毀釈の嵐に耐え抜いた像もある。
ここを守っているから安心しなよと、語るような存在感が良い。
人の心を和ませてくれるのは、邪気を祓ってくれるからでしょうか。
いつまでも眺めたくなるのは、神さまだからでしょうか。
実物に会う旅にも、行きたくなりました。
Posted by ブクログ
実に宮田さんらしい一冊。
取材先が東北と九州のみという地域的な偏りなど、いくらでも話を膨らませられそうなのに一切触れやしない。
エッセイ的な面白さは少ないけれど、題材のゆるさは確かに素晴らしい。実物を見たくなってしまうし、或いは身近な地域でも探したくなってくる。
掲載されている神さまで一番のお気に入りは、秋田県の「巨体カシマさま」。