【感想・ネタバレ】月刊WiLL 2024年9月号のレビュー

あらすじ

本誌と連動した内容が楽しめるYouTubeチャンネル「デイリーWiLL」
動画URLはこちら→https://www.youtube.com/@Daily_WiLL

9月号は

さぁ、トランプだ! 藤井厳喜
アメリカは暗殺と陰謀の国 渡辺惣樹/J・モーガン

戦狼外交に一勝でもしたのか やられっぱなしの日本外交 山上信吾/飯山 陽
今に中国のブイに包囲されてしまうぞ! 高山正之/河野克俊

世界潮流は右旋回自国ファーストがなんで極右か 岩田 温/施 光恒

英仏 坊ちゃん宰相スナクは史上最悪 谷本真由美
独仏 なぜ国民より移民・難民なのか 川口マーン惠美
伊 左派ポピュリズムの終わり ヴィズマーラ恵子

G7の宇宙ゴミ対策 日本が世界を主導 高市早苗
保守派「希望の星」高市早苗 門田隆将
夫婦別姓 通称でなんら不都合ナシ 何を今さら経団連! 小林ゆみ/近藤倫子/橋本琴絵/新藤加菜

石丸構文ハハーン、目くらましの東大話法だナ 竹内久美子
石丸現象は日本の病理 山岡鉄秀

トヨタは正しい、悪いのは国交省とメディア 加藤康子/岡崎五朗

岸田さん、凡人なんだから人の意見を聞いて穏便にやればいいのに 阿比留瑠比/平井文夫

自民凋落の元凶はLGBT法 高鳥修一

埼玉クルド人問題 岸田政権のフラつき移民政策が原因 石井孝明

性的少数者の手術「特段の疑問!?」黒白なき灰色判決の罪 島田洋一

反日教育の朝鮮学校に何故(なにゆえ)の補助金か 松原 仁

だから隠したい 文革・天安門こそ中国の国恥 石 平/劉 燕子

新型コロナの仕掛人 疑惑のファウチ絶体絶命 掛谷英紀

コロナウイルスの真実を公言して、京大をクビになりました 宮沢孝幸

大谷翔平 愛読書は渋沢栄一『論語と算盤』 早坂 隆

性学 最前線 赤川 学/光杏先生

いまだ謝罪ナシ 私に汚名を着せた上野千鶴子・北原みのり… 草津町長 黒岩信忠

外交ツールとしての軍艦 佐々木孝博

シリーズ「俗論突破」(16) 能登地震で証明された原発の安全性 小倉健一

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Posted by ブクログ

 WiLLを読んでいていつも想うことがあります。
 それは、人々に希望や元気をくれることです。
 読書に限らず、人の行動の目的は往々にして単純なものだと私は日頃から考えています。
 その本を読む前と読んだ後で、何か一つ生活の工夫を覚えたとか、気分が明るくなったとか、誰かに伝えたいことが見つかったとか・・・そんな程度のことです。一言にすると、希望なんです。そして日本人の希望を失わせしめるあらゆる工作行為や悪意の活動の正体を明らかにし、それに対して具体的にどうすればいいのか・・・そうしたことが、丁寧に、分かりやすく記されているのが素晴らしいと思います。特に、こうした硬派な政治的議論をする書籍で、性知識について大真面目に議論する掲載があるのは珍しいことです。

 あるいは、時代が変わったのか、そういう議論も大切にしたいと考える人が増えてきたのか、良い兆候だと思います。性経験がないために、理屈不要で、生理的に自分に自信を持てない人は多いと思います。そんな人たちの、いつの間にか植え付けられてしまった先入観や偏見を一つずつ紐解いていき、日本全体を明るくするお手伝いをしてくれる、そんな本であるように思います。

 え、それいったら一冊丸ごと性知識の話みたいじゃないかと思われた読者様、大丈夫です、ぶっちゃけ全体の1割です。笑笑 でもその1割が、とても大切なことだと私は考えています。みんな、明るく生きましょう!セックスしてもいいし、しなくてもいいのです!笑 人間関係の優しさや穏やかさが一番大切なことなのですから。あなたが幸せになれることをこそ、私は願っています。






 ※
 以下、ネタバレを含みます。
 感想というよりは、個人的な雑記となります。
 時間の許す方のみ、お付き合いください。






ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー






 もうどのコラムも見応え抜群で、日本の識者や、世界の人々の意識の変化には驚かされ、感動を覚えます。

 中でも印象的だったものをご紹介させてもらいます。





 P.234-235 馬渕睦夫氏
 天皇陛下の訪英の出来事を記していただきました。
 英国は、守旧派をはじめとして、今でも世界の金融権力の中枢を担っており、この数百年の陰謀の中心でもありました。ですが、元々は、日本と同じく、自然信仰に厚い島国です。そうした気持ちを今でも持っている国民がほとんどであり、一部のグローバリズムを志向する勢力が、世論を狂わせてきただけなのだろうと・・・今ならばそう思えます。
 なんといっても、日英同盟破棄に関しても、国民の半数は反対だったそうです。戦時国際法を遵守する日本人の倫理観を信頼してくれる民間人がほとんどだったことを証明するものだと考えられます。
 ゆえに、その象徴である英国王と日本・天皇陛下が親しい間柄を今回隠すことなく示してくれたことは、これから始まる新しい時代を予感させてくれる吉兆であるように思えました。近頃、馬渕さんのチャンネルは、動画のサムネイルが物騒なメディアと似ていて、なんだか近寄り難いものを感じておりましたが、こうしてコラムを読む分には、祈りを捧げる人柄に変わりはないと思えました。やはり、あのチャンネルの運営をしているテレビ関係者さんがああした表現をしているのだろうなぁと・・・心中お察しします。彼らも悪意でやっているのではなく、視聴数を増やそうという善意であろうかと想うと、誰も悪くなんてないですものね。




 P282-284 小名木善行氏
 歌手のsayaさんが紹介してくれたことを例に挙げて、和歌も、現代ポップスのように、三分近い時間をかけて、丁寧に歌われていたのではないか___という旨を記していただきました。
 大変興味深い視点です。私が慕ってやまない会社・ブシロードさんの代表作品「Bang_Dream! ガールズバンドパーティ」においても、現代にある文化や生活習慣というのは、形を変えて、かつても存在していたことを紹介してくれていました。まさに和歌の表現形式の一つである短歌とは、現代でいうところのSNSやShortsのことなのだと・・・すごくわかりやすくて、笑った後に驚くほど素直に納得できました。そう考えると、当時の人たちの感性が、古代の雅な時代のうんちく・・・ではなく、とても身近なものに思えてきませんか?そう思えたら、とても楽しいなぁと考えられるようになったのです。
 そして、本書の内容にある、短い歌を、三分かけて、ポップソングのA,Bメロ、サビ、間奏、サビのように歌っていたのではないかという例えは、まさにこれまた現代の生活習慣そのものであり、とても身近なものに思えました。神様が歌ったとされる雄大な歌も「オレんちの子が元気に生まれますように!」「奥さんといつまでもイチャイチャするぞー!!」と訳したら、もう、可愛くて、微笑ましくて、一気に親しみを感じてしまいました。笑笑 ノベルゲームIZUMOのおかげで、元々スサノオに対して、微笑ましいイメージを持っていた私としては、すごくしっくりくる例えでした。笑




 P.305-319 赤川学氏 光杏先生 マス青山氏
 冒頭で散々褒めちぎりました、性知識の話、こちらのページでございます!

 
 
 オナニーは緩やかにするべし
 

 男性の早漏は満足させられたという安心感があり
 女性(風俗嬢)からすればむしろお得


 風俗嬢の下着は男性の紳士服と同じ
 仕事のための高級仕度なので
 傷つけられると大変に困るということ
 同じ理由で次の接客のための手直しが必要になるため
 唇以外 顔周りにはあまり触れないべきであること
 (ヘアセット、化粧直しなどが大変に手間である)
 

 素人童貞を自ら厳しく戒めるのは
 男性の勝手な思い込み
 風俗嬢からすれば
 気楽に通う娯楽程度の理解で構わないということ
 

 性癖は究極の個人情報
 信頼している人にこそ言えない恥ずかしいことを
 風俗嬢だからこそ聞き入れられることもある
 けれど明確に害があるリクエストは
 受け入れられないことをあらかじめ承知して欲しい
(糞尿を扱うこと、体を傷つけることなど)

 
 女性が性行為に求めるのは
 信頼関係からくる安心である
 肉体的な技術は二の次であるため
 男根の大きさなどで自分を卑下する必要は全くないこと
 むしろそういうハンデを自覚する人が
 一生懸命自分のために愛してくれる姿に
 女性は強く興奮を感じること


 単純に肌と肌の接触面積を増やせば
 女性のバルトリン線(膣口分泌腺)が刺激され
 濡れやすく イきやすくなること
 特にふくらはぎは第二の心臓と呼ばれ
 血流を高めてくれるのでおすすめであること


「過去にされて嫌だったことはある?」
 とたずねれば
 男性は自分の落ち度ではなく
 純粋に過去の女性の体験談を知ることができること
 女性もまた 男性に気を遣うことなく
 自分の本音を正直に話せるのでお得であること


 安心グッズを用意すること
 女性はそもそも生理的に濡れにくい日というものがあり
 愛撫されても痛いだけということがあること
 そのために 事前に
 これからすることは痛くないんだよ と
 安心させてくれる用意があれば
 大きな信頼を寄せてセックスを楽しめるということ
(具体的には、潤滑剤用のオイルやジェル、ゼリーなどを、行為をする部屋の中においておくこと。できれば女性が目につくところに置いてあれば、「あれ、今日使っていい?」と気軽に男性に提案できる上、男性も「これ、今日使う?」とあらかじめ提案することもできる)




 などなど、もう、金言の宝庫です。笑
 そうだったのかー!と安心できた方、多いのではないでしょうか。私も、安心グッズの用意に関しては盲点でしたので、大変に学ばせてもらいました。また、青山先生が話していた、1993年三つの黒船につても面白かったでので、皆さんに読んでもらいたいなぁと思いました。私が1992年生まれなので、時節的になかなか興味深い話題でした。
 

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2024年09月18日

Posted by ブクログ

集団的自衛権の解釈様々。的を得ているのは、公明党を切り口に解説する佐藤優。ちょっと違う角度から、しかし興味深い、デモ隊を論理的に批判する古谷経衡、集団的自衛権よりも 水陸機動団 所謂、海兵隊の新設の方が軍事バリュー高く、本来はアンチの的になるべきと。山口那津男代表自らの語りも載せられている。

民主主義において、アンチは歓迎。しかし、不勉強ゆえの間違いや、嘘はいけない。民衆を馬鹿にしないでもらいたい。

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2016年04月23日

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