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Posted by ブクログ
対談のおもしろさは、本音が 漏れてくることである。
人工知能について、あれこれ言われているが、
結局 人工知能とはなにか?が 人によって
まったく認識が違い、その認識が違うままに 論議されて
混乱していると言うのが 現状なのである。
シンギラリティとは、技術的特異点ということであり
人間の知能、知性を 人工知能が超えることになる。
計算機などは 人間を超えた計算ができ
チェス、将棋、囲碁は 人工知能が 勝っている。
ある意味では シンギラリティが いくつかの分野で
超え始めているが、本当に 人間の知能や知性を超えられるのか?
人工知能と言っているのであって、人工知性と言っていないことが
重要なのではないかと思う。
結局は 生命をもつものの 判断力としたいことをするということと、
身体性がないことで、結局は 人間を超えることはできない
と言うことなので、シンギラリティは 部分的にしかできない。
Vertial の日本語訳が 仮想ではなく、本質、事実である
という指摘が おもしろかった。訳の仕方で、ずいぶん違ってくる。
ハピネスから ウェルビーン というのもいいね。
時間軸の混乱によって、過去、現在、未来が入り交じる。
VRの発達によって、ポルノが変わる。
中味ではなく、外見によって 新しい世界をつくる。
「考える」という行為を どう考えるかで、
人工知能の役割が変わってくる。
実におもしろい 対談だった。