【感想・ネタバレ】人工知能革命の真実 シンギュラリティの世界のレビュー

あらすじ

「近未来の衝撃──激変する社会」に
どう対応するかを考えるための必読の書。
これは“予測”ではない。すでに見ている現実だ!


AI、IT問題の専門家が縦横に語り合う──人類の進化速度がますます加速化されるシンギュラリティ(技術的特異点)がやってくる近未来(2025年~2045年)の日本、世界はこうなる!? 「これは予測ではない。すでに見ている現実だ!」

・寿命は120歳まで延びて、還暦は人生の折り返し点になる?
・AI兵器によって、人が死なずに戦争ができるようになる?
・AI作家が芥川賞を受賞し、編集者の仕事はなくなる?
・政治家、裁判官、検事、弁護士、外科医、会計士、税理士のほとんどは失職する?
・人間そっくりで会話もアレも可能なセックスロボット誕生で性産業は衰退し売春婦、アダルト女優は消滅! そして人は結婚しなくなる?……

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Posted by ブクログ

対談のおもしろさは、本音が 漏れてくることである。
人工知能について、あれこれ言われているが、
結局 人工知能とはなにか?が 人によって
まったく認識が違い、その認識が違うままに 論議されて
混乱していると言うのが 現状なのである。

シンギラリティとは、技術的特異点ということであり
人間の知能、知性を 人工知能が超えることになる。
計算機などは 人間を超えた計算ができ
チェス、将棋、囲碁は 人工知能が 勝っている。
ある意味では シンギラリティが いくつかの分野で
超え始めているが、本当に 人間の知能や知性を超えられるのか?

人工知能と言っているのであって、人工知性と言っていないことが
重要なのではないかと思う。
結局は 生命をもつものの 判断力としたいことをするということと、
身体性がないことで、結局は 人間を超えることはできない
と言うことなので、シンギラリティは 部分的にしかできない。

Vertial の日本語訳が 仮想ではなく、本質、事実である
という指摘が おもしろかった。訳の仕方で、ずいぶん違ってくる。
ハピネスから ウェルビーン というのもいいね。

時間軸の混乱によって、過去、現在、未来が入り交じる。
VRの発達によって、ポルノが変わる。
中味ではなく、外見によって 新しい世界をつくる。
「考える」という行為を どう考えるかで、
人工知能の役割が変わってくる。
実におもしろい 対談だった。

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2018年03月18日

Posted by ブクログ

東京大学特任教授中嶋秀之氏と早稲田大学准教授ドミニク・チェン氏が行ったAIと人類の未来についての対話。
歴史から現在、そして未来に向けて、AI以外のIT、脳科学、哲学、SF等縦横無尽に飛び交う話がとても刺激的です。
また、「人間の認知を超える複雑なプログラムを書こうと思ったら細部はもうAIおまかせにして、人間は全体の構造を考えるようにしないといけない」との一節が正にわが意を得たり、これがメタプログラミングへと向かうITの未来なのだ。

0
2018年03月03日

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