【感想・ネタバレ】コンプレックス・トライアングルのレビュー

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ヒリヒリするような三角関係

人間の抱える暴力性を成人男性3人の関係できっちり描いていて、秀作BLでした。
兼業小説家・新発田さんの父親は家族にDVを行うので父に金属バットで反撃した過去もあり、父親からはお前も一緒だ、と言われているのが辛いです。
母子家庭だった御幸さんは母が再婚して身の置き場所を喪失した感も強く、行きずりの男に身を任せる中で編集者の笹口さん(隠れサディスト)と付き合うようになったのも、支配・被支配の関係でも自分がこの人には必要とされているから、と感じたからなのでしょう。
新発田さんは御幸さんに暴力を振るう笹口さんは絶対に許せない、というのも当然なのでしょうが……この関係、破綻しそうで、何とか辛うじてまともなところには着地できたのでしょうか。
人間の業みたいなものを感じずにはいられない作品でした。

#深い

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2024年02月02日

匿名

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幸せにならないと・泣けました

さとまるまみ先生の作品の中で、今現在で1番キツかったかも。
いやぁ〜、読んでいて胸が締め付けられた。
けど、読む価値あり!
ただ、愛されたかった3人の男の話・・・
人を愛する事、愛される事って、こんなに難し事だったっけ?
昨今いろんなニュース観るけど、簡単に傷つけ合う事が・・・何より普通になっていく事に嫌だな。って、考えられる作品でした。
表紙の、3人の酷く傷付いた不器用な男達。
求めたのは受け入れてくれる温もり、それだけだった。これ、やばい・・・
それぞれの境遇。
小説家の新発田は、父親からの家庭内DVで育ったけど、痛みの分かる優しい人物。

編集者である笹口は、とても良い家庭で育った穏やかな人物ではあるが、根っからのサディストだった。それを、隠して必死で真面目に生きて来たが、自分が原因で子供が出来ないと分かった事から、自暴自棄になり、涼と出会った事で開花してしまう。

涼は、愛を知らずに育った、ネグレクト。
愛とは相手に殴られようが、何されようが必要とされる事と、歪んだ心理の持ち主。

新発田は、小説家を描くことにいきずまっていた事をキッカケに、担当編集者である笹口に、涼を紹介される。
この時点で、涼は笹口の不倫相手。

ここから、こんがらがった3人の糸を〜少しづつ解しながら、それぞれの居場所に行き着きます。
ただ、ありのままの自分を抱き締めて欲しかった。3人の男の話でした。

心残りは、新発田と涼のその後のラブが読みたかった。

#胸キュン #感動する #ドキドキハラハラ

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2022年08月01日

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最後はみんな幸せに!

子供ができないストレスから暴力ふるわずにはいられないドS編集者とMっ気強目のセフレ、売れない小説家。編集者に薦められるままにセフレと会ってその場でヤっちゃう二人は、セフレに殴ってって言われて殴れない小説家。しかも涙ポロポロ…うーん、メンタル弱すぎ。まぁ、それぞれに辛い過去を抱えた三人だけど、編集者には子供ができてセフレとはお別れ~(´Д`)ノ。んで結局、小説家とセフレがくっついて、最後はめでたしめでたし!

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2020年09月08日

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