【感想・ネタバレ】監督・選手が変わってもなぜ強い?~北海道日本ハムファイターズのチーム戦略~のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

チェック項目14箇所。”ビジョン”がスタッフの間で共有されると、スタッフの力が結集され、まるで一点突破するような力強さが、組織にもたらされます。あとで「何で手伝ってくれたの」と聞くと「私営業部にいましたから、営業がいかに大変かを知っているからです」との答えでした、このとき、私は配置転換すると、同僚の気持ちを理解でき、助け合う組織をつくり出すことができると思いました。ある球団は、選手の登用やトレード、コーチ陣の任命すべてを一人の監督が行っていたようです、その監督は「勝つことが最大のファンサービスだ」と公言していたようですが、では勝てないときはどうするのでしょうか、そのチーム運営方針には疑問を感じます。できる限り無料チケットを減らすというのは、スポーツビジネスを成り立たせる上で、重要な要素だと思うのです。スポーツビジネスで大切なのは、一字的なブームによる収入増ではなく、安定的、継続的な収入なのです。球場で試合を見るのは、ファンのすることです、スタッフは、ファンの方に満足してもらうために裏方に徹するべきです。ファイターズファンの55%は女性ですから、彼女たちに試合を楽しんでもらうことが大切です、また、女性が多く来ているだけで球場は華やぎますし、それを目当て(?)に男性も多く集まります。スポーツチームは、画一的なファン層ばかり取り込むことを考えるのではなく、ときには短気的な売上を無視してでも、新たなファン層拡大を図らねばならないのです。興味のない人に対して、いくら大量にチケットをまいても来ないものは来ないのです、それよりも、一番大切にすべきはコアなファンだと思います。現在のファイターズでは、無料券の比率を3%以下に抑えていますが、これをゼロにするつもりはありません、無料券の配布を一つのマーケティング戦略としてとらえ、どこに配ればどのくらいの反応があるのか、それらの基礎データを収集し、効率的にリピート客を獲得できる領域をつねに開拓していくことができるからです。テレビやラジオの放送により、より多くの人が協議の面白さ、迫力に圧倒され、「テレビだけでは不十分だ。実際に観戦に行きたい」という好循環につながっているからです。在籍する地区のスポーツチームのスポンサーになることで、地域社会に貢献することを目的の一つとしています、地元スポーツチームを応援する企業のことを、地域の人々が「この会社はすばらしい。自分たちの仲間だ」と認識してくれるという副次効果も期待できます。もともと大阪本社の日本ハムが東京でプロ野球球団をもった目的は、東京での商品の販売シェア奪回と知名度アップを目指してのことでした、球団買収から30年経った当時、その目的はある程度達成できていると判断されたのだと思います。究極の地域密着とは、地域になくてはならない存在になることです、勝つチームを目指すのではなく、愛されるチームづくりを目指してください、そうすれば、自然と地域密着できるチームが完成すると思います。

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2013年03月26日

Posted by ブクログ

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日ハムとセレッソ大阪でGMの経験がある著者が、日ハムの強さについて語っています。昔のプロ野球の有様からどのように今の日ハムが立ち直ったのかがよく分かります。野球の話(主に野球チームの運営や成り立ちなど)、Jリーグも出てくるし、経営や仕事のやり方・心構えまで学ぶべきことがたくさんありました。

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2013年08月10日

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