【感想・ネタバレ】出口のない部屋のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

とある部屋に迷い込んで出られなくなった3人が、こんな事態に陥った理由を探るためそれぞれが抱えた問題を思い起こしていくホラーテイストのミステリ作品。

大学講師、若手小説家、開業医の妻。
3人がどうして閉じ込められたのか、どうやって抜け出すのかというテーマではないのが新しい。

まったく接点のないと思われた3人が終盤、ある一点で繋がっていくのが鮮やかである。
殺人トリックの点はうまくいきすぎな感もあったものの、全体としての破綻なく綺麗に物事が流れていてうまいなと思う。
トリックとレトリックに誤魔化しがないしきちんと伏線を引いているのでちゃんと読めば引っかかったところが解消され、謎解きの押し付け感がなくてよい。
何より物語に出てくる人物の誰もがリアルで人間ドラマとして面白い。

派手さはないけどうまいな~という秀作です。

0
2012年05月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

プロローグとエピローグ以外は、ホラー作家仁科千里がかいた小説という作りになっているのだが、これにすっかり騙された。

ただ事件のあらまし自体は「そんなに上手くいくかぁ?」と感じた。
リアリティのない作品だった。

0
2013年08月12日

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