あらすじ
街のベテラン小児科医が、親になりたてのお父さんお母さんに豊富な具体例を基にして、気負わず、かまえず、取りつくろわずに、子どもが“標準”をはずれていても気にするな、男親も保育園や幼稚園にコミットしよう、子どもを医者にかけすぎるな、等マイプラン、マイペースの育児論を展開する。
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Posted by ブクログ
恥ずかしながら、著者のことを最近まで知らなかった。小児科医で、育児に関する著作がいくつもある。
本書にはかなり揺さぶられた。
最終章の「「あきらめ」から「おそれ」への旅」は子供の発達や育児の現状についての著者の見解が書かれているんだけど、タイトルにあるとおり、我々育児に関わるものに対する、非常に熱いメッセージだった。
あとがきには 以下のような記述がある。
「メッセージというものは、応答と、その相互関係から生じるなんらかの連帯を強く求める性質を持つ。ぼくのいささか大時代めいているかもしれない警告に、批判とともに、行動をもって応じてくれれば、とても嬉しいと思う」
メッセージは自分にはどっしり伝わった。著者のメッセージに対して行動をもって応じたいと強く思った。