【感想・ネタバレ】ブラジル 跳躍の軌跡のレビュー

あらすじ

軍事政権からの民主化、巨額の債務国から債権国への転換、女性大統領の誕生、そしてGDP世界6位に――。この四半世紀余りに劇的な変化を遂げたブラジル。発展の軌跡を、政治、経済、社会、対外関係からたどり、その実相に迫る。民主化はなぜ起きたのか、経済発展の原動力は何か、そして、どのような課題が残されているのか。

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Posted by ブクログ

失礼だが、意外とちゃんとしているのだね、ブラジル。まぁこれまでのインフラがなかっただけに、近年オリャーと作っているわけなのであろう。そして、軍政がつい最近までしかれていたことにも驚いた。そして、その軍政の期間に「ブラジルの奇跡」と呼ばれる経済成長が起きたことも驚かされた。
軍部の「三つの脚」政策なかなか良いね。
・政府系企業、外資系企業、民族系民間企業、この3つの脚を組み合わせることで必要なサービスを必要なタイミングと場所で適切な資金で提供できた、産業基盤を作ることができた、というのは大きいね。軍部なのに外資を入れるとは思い切ったことをやったもんだと。
あと、教育にすごく力入れているね。やはり国の礎は人なんじゃ。教育費の歳出がGDP比率でOECD加盟国最下位の日本の政治家は見習って欲しい。教員の給料上げて、優秀な人材を率先的に教師にしようってのも、羨ましい政策。なぜ日本でできない?腹立つー。日教組のせいか。

資源持ってるし、人口ボーナス、オリンピック、ワールドカップと前途洋々な未来が拓けているような気がしますが、落とし穴はなんだろう?宗教色強くないし、国境紛争もないし、アメリカ、EU、中国とも距離をおいた地理的な独立性もあるし、いいねぇ。日本も民間レベルで仲良くしないと。隣の迷惑な住民より、遠くの親戚だよ。

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2013年12月03日

Posted by ブクログ

近年のブラジルの展開が、政治を中心によくわかる本。発展途上の国が、先進国並みに発展した国となるためには、政治的に安定することが最も重要だと思う。

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2013年03月02日

Posted by ブクログ

リーマン以来、街からブラジル人が姿を消した。日本の経済に愛想をついて出て行かれたのかと思っていた・・・・。
でも、この新書を読んで、そうではなく、もはや日系を頼りにすることもなく、自らの国で、自らの誇りを持って、働き、国の発展を担っておられるのだなぁと思った。

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2012年09月13日

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