【感想・ネタバレ】バキ外伝 疵面 -スカーフェイス-(7)のレビュー

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Posted by ブクログ 2016年03月08日

現実世界では、色々と肩身が狭いであろう暴力団員
最近じゃ、漫画の中でも不自由を強いられている模様
けれど、規制が厳しくなろうが、常識の意味を履き違えているお偉いさんの声が喧しくなろうが、自分らしくいよう、などそんな女々しい事など微塵も考えぬまま、唯一無二の我を拳一つで貫き通しているヤクザ、それが花山...続きを読む薫と言う名の男だろう
最強の喧嘩師、この二つ名に恥じぬ戦闘、いや、喧嘩力を誇る彼が主役を張る、この漫画は同ジャンルの作品の中でも、特に男向きだろう
私の中で男を磨くのに必要な漫画と言えば、鈴木央先生の『金剛番長』、本宮ひろ志先生の『サラリーマン金太郎』、さいとうたかを先生の『ゴルゴ13』、隆慶一郎/原哲夫先生の『花の慶次―雲のかなたに―』、そして、藤田和日郎先生の作品全てなのだが、今回、この『疵面 スカーフェイス』にも加わってもらおうと思う
花山薫、その顔は美形かっつーと微妙だ。しかし、男の価値は顔だけじゃ決まらない、そんな自信を与えてくれるだけの生き様に魅せられる、この作品を読むと
この7巻では、ついに、G・Mとの死闘が完全決着となる
ネタバレになってしまうんだろうが、正直なトコ、この巻の大半を占める、G・Mとの戦闘パートの魅せ場はレックスこと登倉竜士が持って行ってしまっている
だが、花山のカッコ良さが霞んでいるかっつーと、全く、そうじゃない。むしろ、彼の漢気にますます惚れ直した読み手が増えただろう
彼がメインとなっている第52撃「誠意」、第53撃「成人の儀」、これらのインパクトも確かに大きいが、花山の侠っぷりが特に出ているのは、先述のレックス対G・Mのくだりの中だ
G・Mはマヂに強い。本家(?)の『刃牙』シリーズに登場したのなら、刃牙らにとって、相当に手強い相手として位置づけられていただろう
あのレックスですら劣勢に追い込まれたほどだ
けれど、花山はレックスがピンチになろうが、G・Mが挑発してこようが、臨戦態勢を取らず
何故なら、友がまだ戦っているから。自分の仇を討つ、それが理由で喧嘩を始めたのだ、レックスの負けで決着とならない限りは、いくら、自分にG・Mへの因縁があっても手は出さない。喧嘩師としての矜持を、とことん突き通すのだ、彼は、如何なる時でも。いわば、今はレックスの順番、花山は自分の番が回ってくるのを待っている。そこには、レックスが絶対に勝つ、そんな信頼などは特に無い気がする。ただ、友の喧嘩は友だけの喧嘩として、見守るのだろう
彼への尊敬と感謝に応えよう、そんな気になったのかは知らないが、レックスは底力を発揮する
人知を越えた雄と雄がぶつかる喧嘩に、偶然が入り込む隙間は掌一枚分もない
反撃となるきっかけこそ、「マジか」と驚くものだったが、終わってみれば、レックスが勝ったのは必然と言うべきだろう
正義も悪も、この喧嘩にはなかったので、正義が勝つって法則は当てはまらない。とことん、強かった者が勝つ、その当たり前の減少が起こっただけだ
あと、こう感じてるのは私だけかも知れないのだが、脇役・・・いや、立派な準主役である田中KENは、結構、大物なんじゃないだろうか。周りが慌てふためいているのに、花山とは違った意味合いで、悠々自適さをまるで損さず、楽観的な姿勢を崩さない。ある意味、彼のこんなポジティブさが、花山のカッコ良さを際立たせ、この作品に必要な隙を生んでいるんじゃないだろうか
花山の一撃に息の根を止められたならまだしも、散々、バカにしていたレックスに、ちょっとの油断で逆転を許した上、自分からギブアップまでしちまったG・M、もう、出番はないな
この台詞を引用に選んだのは、先にも書いたが、友の喧嘩に手を出さない、そこに花山のカッコ良さが滲んでいるからだ。私も、多くの漫画を読んで、経験値を重ねて、花山ほどの男に重大な役目を任され、見守られるような大きい男に自分を磨きたい、と思わせてくれた

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Posted by ブクログ 2016年02月11日

原作者が匙をなげたとしか思えない漫画ですが、やっと一段落がついた、という感じです。
変に捻ったことをせず、初期のように色々な生き物との戦いを力ずくで解決していく展開が見たかったです。
解決法がいつも同じになってマンネリ化は避けられないという危惧があったのかもしれないけど、自分はバキには気持ちの良いマ...続きを読むンネリを求めているところがあります。

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購入済み

何これ

2016年12月09日

つまらん

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