【感想・ネタバレ】あの世に聞いた、この世の仕組みのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

著者は、日々の生活や仕事のストレスで精神的にまいっているときに子どもを授かり、今まで拒んでいた心療内科に通うと「うつ病」と診断される。
そこで処方された薬の副反応からか、脳のチューニングが変わり、守護霊のような存在と頭の中で会話できるようになる。

その会話で教えてもらったこの世の仕組みをいろんな例えかたで伝えた一冊。

この世はあの世の一部っていう考え方や、全ての人は他人じゃなく、自分であるっていう考え方は新鮮だった。

また、精神的な話では、あなたはそのままで完全・完璧な存在だから、あなたはあなたのままでいいのです。だから、ありのままの自分を受け入れましょう。という幸福への道を示すけど、仏教やキリスト教では、人間は不完全な生き物だから、ほうっておくと不幸になってしまう。だから一人ひとりが精神修行が必要です。という解脱への道を解く。

このふたつの考え方は相反するように見えて、実は根本は同じ事を言っている。

それは、あなたという存在の本質は完全・完璧なものだから、あなたはあなたのままでいい。ただ、他の何者かになろうとするエゴを肥大させると、不満や苦しみが生まれてしまい、本来の完全性を発揮できない。だからありのままの状態であるために精神修行が必要なわけです。そして、精神修行とは、何か物質や新しい知識を得ることではなく、完全になるのを妨げているものを手放していくということ。
を言っているそうです。

雲黒斎さんという、いかにも胡散臭い名前の著者で、しかも同じ内容のことを違った例えで繰り返し説明するので、苦手な人は苦手な内容かもしれないけど、妙に納得できることばかりで、偏見を持たずに読んでみて、それから自分の考えをまとめていけば、何か違った考え方を得ることになる一冊だと思います。

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2014年11月28日

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